歯科技工士の教育訓練給付金はいくら?2年128万円・夜間3年192万円と対象講座

歯科技工士の教育訓練給付金を昼間2年128万円・夜間3年192万円で比較する図 教育訓練給付金

歯科技工士を目指す指定講座は、専門実践教育訓練給付金の対象です。代表的な指定は昼間24か月と夜間36か月で、要件をすべて満たしたときの総上限は、昼間2年が128万円、夜間3年が192万円です。

ただし、入学すれば学費の80%がすぐ戻る制度ではありません。受講中は50%、資格取得と雇用で70%、さらに賃金が5%以上上がった場合に80%へ段階的に増えます。学校・学科・入学時期ごとの講座指定と、本人の雇用保険要件も別々に確認します。

この記事では、歯科技工士に絞り、昼間と夜間の支給上限、18講座の意味、対象経費、働きながら通う場合の注意、国家試験と免許申請までを順番に整理します。

先に結論|昼間2年は最大128万円・夜間3年は最大192万円

昼間24か月の上限

昼間24か月課程では、受講中の50%給付が最大80万円、資格取得・雇用まで満たした70%給付が最大112万円、賃金5%上昇まで満たした80%給付が最大128万円です。

夜間36か月の上限

夜間36か月課程では、50%が最大120万円、70%が最大168万円、80%が最大192万円です。夜間は修業期間が1年長いため、年間上限の対象期間も1年分増えます。

上限額と実際の支給額は同じとは限らない

給付額は「対象となる教育訓練経費×支給率」と「期間別上限」の低い方です。学費が上限に届かない場合や、資格取得・就職・賃金上昇の条件を満たさない場合は、128万円・192万円より少なくなります。

課程 受講中50% 資格取得・雇用で70% 賃金5%上昇で80%
昼間24か月 最大80万円 最大112万円 最大128万円
夜間36か月 最大120万円 最大168万円 最大192万円
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歯科技工士の専門実践は18講座

18講座は学校数ではない

厚生労働省の指定状況では、歯科技工士を目標とする専門実践教育訓練は18講座です。これは18校という意味ではありません。同じ学校でも昼間部と夜間部、入学時期、学科が違えば別講座として数えられる場合があります。

2026年10月1日付けでも18講座

2026年8月に公表された10月1日付けの指定表では、既指定18講座、新規指定0講座、指定期間満了・廃止等0講座で、10月1日時点も18講座です。8月31日時点で確認できる直近公表資料として使えます。

指定は学校全体ではなく講座単位

学校案内に「教育訓練給付金対象」とあっても、自分が入る学科・昼夜・入学年月が一致しなければ利用できません。正確な講座名、指定番号、指定期間、受講開始日を照合してください。

18講座から自分の地域と時間帯で絞る

公式の対象講座検索で、資格名を歯科技工士にし、都道府県と通学方法を加えて絞ります。遠方の学校を候補にするときは、授業時間だけでなく実習、補講、国家試験対策、通学費、転居費まで比較します。

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昼間2年と夜間3年の違い

法令上の修業年限は2年以上

歯科技工士学校養成所の指定基準では、修業年限は2年以上です。高校卒業相当から指定校・養成所で学び、卒業すると国家試験の受験資格につながります。独学や短期の試験対策講座だけでは、この受験資格を得られません。

昼間は24か月が指定区分

専門実践の分野・資格コードでは、歯科技工士の昼間課程は24か月です。2年間で授業・技工実習・試験対策を進めるため、平日昼間の拘束と自宅練習を含めた生活設計が必要です。

夜間は36か月が指定区分

夜間課程は36か月です。働きながら通いやすい一方、卒業まで3年かかります。「夜間なら昼の予定が一切ない」とは限らないため、実習、学校行事、補講、国家試験対策の曜日と時間を入学前に確認します。

大学・短大・3年制昼間課程は個別確認

歯科技工士の教育機関には、2年制・3年制の専門学校、短大、4年制大学などがあります。ただし、専門実践の資格コードにある代表的な昼間24か月・夜間36か月と、実際のすべての養成課程は同じではありません。4年制大学などは、学校の正確な指定講座と支給対象期間を個別に確認します。

比較項目 昼間2年 夜間3年
専門実践の指定期間 24か月 36か月
80%時の総上限 128万円 192万円
生活との両立 昼の就労が難しい 日中就労と組み合わせやすい
注意点 2年間の学習密度 3年間の継続と昼の予定

専門実践の50%・70%・80%は段階が違う

受講中は50%

受講中は、学校へ支払った対象経費の50%が基本です。年間上限は40万円で、原則6か月ごとの支給単位期間について申請します。最初から80%分が学費から値引きされるわけではありません。

資格取得等と雇用で70%

修了後1年以内に目標資格を取得し、雇用保険の被保険者として就職した、または引き続き雇用されている場合は、対象経費の70%・年間上限56万円で再計算し、50%分との差額が支給されます。

賃金5%上昇で80%

2024年10月1日以降に受講を開始し、70%の条件を満たしたうえで、修了後の賃金が受講開始前より5%以上上がった場合は、80%・年間上限64万円で再計算されます。賃金比較の対象期間と事業主証明があるため、単純な月給比較では判断しません。

国家試験に合格しただけでは80%にならない

国家試験合格は重要ですが、70%には雇用要件、80%にはさらに賃金上昇要件があります。卒業時点で無職のまま、雇用保険に入らない働き方を選ぶ、賃金が5%上がらないといった場合は段階が止まります。

給付段階 主な条件 年間上限
50% 受講・支給単位期間ごとの要件 40万円
70% 修了後1年以内の資格取得等+雇用 56万円
80% 70%条件+修了後賃金5%以上上昇 64万円
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学費別に支給額を計算

昼間2年・対象経費180万円

対象経費が180万円なら、50%は90万円ですが2年上限80万円に達するため80万円です。70%は126万円ですが上限112万円、80%は144万円ですが上限128万円です。

昼間2年・対象経費140万円

140万円なら、50%は70万円、70%は98万円、80%は112万円です。いずれも期間別上限を下回るため、割合どおりに計算できます。最大128万円という表記だけを見て、必ず128万円受け取れると考えないでください。

夜間3年・対象経費240万円

240万円なら、50%は120万円、70%は168万円、80%は192万円で、それぞれ3年上限と一致します。80%まで満たした場合の自己負担は、対象経費だけで見れば48万円です。

夜間3年・対象経費180万円

180万円なら、50%は90万円、70%は126万円、80%は144万円です。夜間3年の上限192万円より低くても、学費が低ければ給付額も低くなります。別途必要な道具代などを加えて総負担を出します。

昼間2年を選ぶ前に確認すること

2年間の授業密度

短い期間で終えられる代わりに、歯の解剖、歯科理工、義歯、歯冠修復、矯正、小児歯科技工、関係法規、実地技能を2年間で学びます。授業時間外の復習や技工作業も含めて判断します。

平日昼間の就労制限

授業と実習が平日昼間に集中するため、フルタイム勤務との両立は難しくなります。収入を減らす場合は、給付金が6か月ごとの後払いであることも踏まえ、入学金・前期学費・生活費を先に用意します。

2年で卒業できなかった場合

留年や休学で予定修了日が変わると、給付の対象期間、学校の証明、支給申請に影響します。追試・補講・再履修の費用、留年時の追加学費、指定期間の扱いを学校とハローワークへ確認してください。

早く卒業する価値

夜間より1年早く国家試験と就職へ進めることは、学費だけでなく1年分の収入開始時期にも影響します。給付上限の差64万円だけでなく、在学中の収入と卒業後の収入を含めて比較します。

夜間3年を選ぶ前に確認すること

日中の仕事を続けられるか

夜間課程は日中の収入を維持しやすい選択肢です。ただし、勤務終了から授業開始までの移動時間、残業、土曜授業、試験前の練習を含めて、週単位の予定を作る必要があります。

3年間続けられる勤務条件か

入学時に両立できても、異動・繁忙期・交替勤務で通学が難しくなる場合があります。勤務先へ通学期間と授業時間を伝え、残業免除や勤務変更が可能か確認します。会社の許可が給付の共通要件ではなくても、修了可能性には直結します。

夜間でも昼の予定が入るか

見学、外部実習、健康診断、学校行事、補講、国家試験関連の手続きが昼に入る可能性があります。「夜だけで完結しますか」ではなく、3年間で昼間に必要な日数と時期を学校へ聞いてください。

長い分だけ上限が増えるとは限らない

夜間3年は80%時の上限が192万円ですが、対象経費が160万円なら80%は128万円です。1年長く通えば自動的に昼間より64万円多く受け取れるわけではありません。

対象になる費用・ならない費用

基本は入学料と受講料

教育訓練経費の中心は、指定講座の入学料と受講料です。学校が発行する領収書と教育訓練経費の証明が基準になります。学費総額ではなく、給付計算に使われる金額を学校へ確認します。

材料・器具・白衣は別になりやすい

歯科技工の実習では、器具、材料、模型、白衣、保護具などが必要です。学校へ一括して支払う費用でも、すべてが教育訓練経費に含まれるとは限りません。費目ごとの対象・対象外を明示書で確認します。

通学費・住居費・PC・国家試験費用

通学定期、転居費、家賃、食費、PC、通信費、国家試験の受験料、免許登録費は、通常の受講料とは別です。給付後の負担を出すときは、これらを忘れずに足します。

割引や会社補助は申告する

学校の割引、奨学金、勤務先の補助、返金がある場合、教育訓練経費の計算に影響することがあります。実際に本人が負担した額と支払い時期を正確に申告し、未納額や返金を隠さないでください。

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本人が受給できる条件

講座指定と本人要件は別判定

歯科技工士の講座が専門実践に指定されていても、本人が支給要件期間を満たさなければ給付されません。学校が対象かどうかと、自分が対象かどうかを別々に確認します。

初回は原則2年以上

初めて専門実践教育訓練給付金を利用する人は、受講開始日までに雇用保険の支給要件期間が原則2年以上必要です。過去に利用した人は原則3年以上など、前回受給との間隔も関係します。

離職者は原則1年以内

離職者は、雇用保険の被保険者でなくなった日の翌日から受講開始日まで原則1年以内であることが基本です。妊娠・出産・育児・疾病などで延長できる場合がありますが、入学後にさかのぼって整えるのではなく事前に手続きします。

在職者も利用できる

教育訓練給付金は失業者専用ではありません。在職中でも雇用保険の被保険者期間などを満たせば対象になり得ます。夜間課程を選ぶ人は、勤務を続けながら50%給付を受け、修了後の資格取得・雇用・賃金上昇で追加給付を判定します。

公式検索で確認する8項目

資格名と給付区分

検索結果で、取得目標が歯科技工士、給付区分が専門実践教育訓練であることを確認します。似た名称の歯科分野講座や、歯科衛生士課程と取り違えないでください。

講座名・実施方法・期間

学校名だけでなく、講座名、昼間・夜間、通学、訓練期間24か月または36か月を見ます。パンフレットで使うコース名と公式検索の講座名が違う場合は、学校へ対応関係を確認します。

指定番号・指定期間

指定番号と指定期間は、入学予定日に指定が有効か判断するために必要です。去年の入学生が使えたとしても、自分の受講開始日まで自動的に有効とは限りません。

教育訓練経費

検索結果の教育訓練経費と学校の最新請求額を照合します。入学料、授業料、実習費などの内訳と、給付対象外の費用を分けて、昼間と夜間の最終負担を比べます。

入学前の手続きはこの順番

1.昼間と夜間の候補を決める

通える地域、授業時間、入試、学費、働き方から候補を2~3講座に絞ります。この段階では給付を前提に契約せず、資料請求と相談にとどめます。

2.公式検索で指定を照合する

正確な講座名、指定番号、期間、訓練方法、教育訓練経費を保存します。学校の説明だけでなく、厚生労働省の公式検索結果を基準にします。

3.ハローワークで本人要件を確認する

住所を管轄するハローワークへ、雇用保険の被保険者番号、離職日、過去の教育訓練給付利用歴を伝えます。支給要件照会だけで終わらず、専門実践の受給資格確認に必要な手続きも確認します。

4.訓練前キャリアコンサルティングを受ける

専門実践では、訓練対応キャリアコンサルタントによる訓練前キャリアコンサルティングを受け、ジョブ・カードを整えます。学校の入学相談とは別の手続きです。

5.原則2週間前までに受給資格確認

受講開始日の原則2週間前までに、受給資格確認票などを提出します。入試合格や学費支払いが済んでも、この手続きが自動で完了することはありません。

教育訓練給付金受給資格確認票の書き方|記入例・必要書類・2週間前の期限
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学校選びで比較する7項目

入学資格と講座指定

歯科技工士国家試験の受験資格につながる指定校・養成所であることと、教育訓練給付の指定講座であることは別です。両方を確認します。

給付後の総負担

対象経費から想定給付額を引き、材料・器具・白衣・健康診断・通学・住居・国家試験・免許登録の費用を足します。128万円と192万円の上限だけでは比較できません。

実習設備とCAD/CAM

歯科技工は手作業だけでなく、デジタル設計やCAD/CAMに触れる機会も重要です。設備の新しさだけでなく、1人が使える時間、基礎技能とのバランス、授業で制作する技工物を確認します。

国家試験対策と卒業率

国家試験合格率は母数や既卒者の扱いで見え方が変わります。入学者数、卒業者数、受験者数、合格者数を同じ年度で確認し、留年・退学・再受験の支援も聞きます。

就職先と勤務条件

歯科技工所、歯科診療所、企業など就職先の種類を確認します。追加給付を考える場合は、就職率だけでなく、雇用保険に加入する雇用か、賃金上昇が見込めるかも重要です。

学費の納付時期

給付は原則後払いです。入学前、前期、後期の納付額と期限、分納、延納、奨学金、教育ローンを確認し、最初の給付まで資金が途切れないようにします。

留年・休学・退学時の扱い

追加学費、返金規定、在籍証明、修了認定、給付申請への影響を確認します。学校の返金とハローワークへの申告は別なので、変更があれば両方へ連絡します。

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働きながら夜間課程へ通う判断

週間予定を実時間で作る

勤務、通勤、授業、学校までの移動、自宅練習、睡眠を1週間の表にします。授業の開始時刻に間に合うだけでなく、3年間続けられる余白があるか見ます。

残業とシフト変更を確認する

繁忙期に残業を断れるか、交替勤務にならないか、土曜出勤と補講が重ならないかを確認します。給与を維持できても欠席が増えて修了できなければ、給付と資格の両方に影響します。

手指作業の練習時間を確保する

歯科技工士は精密で正確な作業が求められます。知識の暗記だけではなく、器具の扱いと制作の反復が必要です。帰宅後や休日にどの程度の練習が必要か、在校生の例を学校へ聞きます。

昼間課程との機会費用を比べる

夜間は収入を維持しやすい一方、卒業が1年遅くなります。昼間2年で早く資格職へ移る場合と、夜間3年で現在の収入を維持する場合を、3~4年分の手取りで比較します。

教育訓練支援給付金も使える?

学費給付とは別の生活費支援

教育訓練支援給付金は、専門実践教育訓練給付金とは別に、一定の離職者の生活を支える制度です。学費の50%・70%・80%とは計算方法と申請が違います。

昼間通学の離職者が中心

受講開始時に45歳未満、離職中、初回受給など複数の条件があります。昼間の専門実践課程を選ぶ人は対象可能性を確認してください。

夜間・通信課程は対象外

夜間課程は、専門実践教育訓練給付金の学費支援対象でも、教育訓練支援給付金の対象外です。夜間3年で192万円という学費上限と、修業中の生活費支援を混同しないでください。

基本手当との重複期間は調整される

失業等給付の基本手当を受ける期間と重なる場合は調整があります。出席率や認定も必要なため、昼間課程へ進む離職者は、受講前にハローワークで支給開始時期と認定方法を確認します。

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国家試験と免許までがゴール

指定校・養成所の卒業で受験資格

文部科学大臣が指定した歯科技工士学校、または都道府県知事が指定した歯科技工士養成所を卒業した人は、国家試験の受験資格を得ます。学校卒業だけで歯科技工士として登録されるわけではありません。

学説試験と実地試験がある

国家試験には学説試験と歯科技工実技の実地試験があります。知識だけでなく技能も判定されるため、授業・実習・国家試験対策が一体になった学校か確認します。

第11回は合格率91.2%

2026年2月実施の第11回歯科技工士国家試験は、受験者792人、合格者722人、合格率91.2%でした。学説は80点中48点以上、実地は90点中54点以上で、学説には科目群別の基準もあります。

合格率だけで簡単とは判断しない

受験者の多くは指定課程で2年以上学んだ人です。高い合格率は、短期学習で容易に合格できる意味ではありません。入学から卒業までの到達度管理と実技練習を重視します。

合格後は名簿登録と免許申請

国家試験合格後、指定登録機関へ申請し、歯科技工士名簿に登録されて免許が交付されます。新規登録は登録手数料4,750円と登録免許税9,000円が必要です。登録前に有資格者として歯科技工業務を行わないでください。

状況別の選び方

高校卒業後に社会人経験がある

指定校へ入学できる学歴を確認し、雇用保険の加入が初回原則2年以上あるか照会します。離職して昼間2年へ進むなら生活費、在職のまま夜間3年へ進むなら継続可能な勤務時間を優先します。

在職のまま収入を維持したい

夜間36か月を軸に、授業開始時刻、土曜授業、昼間の予定、残業調整を確認します。専門実践は在職中でも対象になり得ますが、教育訓練支援給付金は夜間課程では使えません。

できるだけ早く資格を取りたい

昼間24か月が候補です。夜間より給付上限は64万円低いものの、1年早く国家試験と就職へ進めます。在学中に失う収入と、卒業後に得る収入を比較してください。

雇用保険に入っていない

現在未加入でも、過去の加入期間と離職日から対象になる場合があります。一方、加入歴が足りなければ、講座が指定されていても支給されません。学校申込み前にハローワークへ照会します。

大学4年制も比較したい

大学の学位、学習期間、学費、設備、就職先に価値を感じるかを見ます。4年通うから自動的に256万円になるとは考えず、講座指定と支給対象期間を個別に確認してください。

よくある失敗8つ

失敗1|学校名だけで対象と判断する

同じ学校でも対象外の学科や入学期があります。講座名、指定番号、指定期間まで照合します。

失敗2|最初から80%もらえると思う

受講中は50%が基本です。70%と80%は修了後の条件を満たして差額を申請します。

失敗3|128万円・192万円を定額給付と思う

支給率を掛けた額が上限より低ければ、その低い額です。学費の対象部分も確認します。

失敗4|夜間なら昼の予定がないと思う

補講、学校行事、外部予定が昼に入る可能性があります。3年間の予定を学校へ確認します。

失敗5|道具代もすべて80%対象にする

材料、器具、白衣、PC、通学、試験、免許登録は対象外になり得ます。費目を分けます。

失敗6|入学後にハローワークへ行く

専門実践は受講前手続きがあります。原則2週間前という期限から逆算します。

失敗7|国家試験合格だけで追加給付を見込む

70%には雇用、80%には賃金5%上昇の条件もあります。卒業後の働き方まで計画します。

失敗8|給付額だけで昼夜を決める

夜間の上限は高くても、卒業まで1年長くなります。収入、学費、通学時間、修了可能性を合わせて比較します。

学校とハローワークへの質問リスト

学校へ聞くこと

  • 自分が入る学科・入学期の指定番号と指定期間
  • 昼間24か月・夜間36か月の授業、実習、補講時間
  • 教育訓練経費と対象外費用の内訳
  • 材料・器具・白衣・健康診断・試験対策の費用
  • 入学者、卒業者、国家試験受験者・合格者の人数
  • 留年・休学・退学時の学費と証明
  • 就職先の雇用形態と雇用保険加入状況

ハローワークへ伝えること

  • 正確な講座名、指定番号、開始予定日
  • 雇用保険の被保険者番号と加入歴
  • 離職日と現在の就業状況
  • 過去の教育訓練給付の利用歴
  • 昼間・夜間の別
  • 支援給付金も確認したいか

自分で用意する資金表

入学前支払い、6か月ごとの学費、給付見込、給付時期、生活費、対象外費用を月別に並べます。50%だけでも卒業できる資金計画を基本にし、70%・80%は条件達成後の差額として扱うと安全です。

よくある質問

歯科技工士の教育訓練給付金はいくらですか?

専門実践の指定講座なら、昼間2年は50%で最大80万円、70%で112万円、80%で128万円です。夜間3年は最大120万円、168万円、192万円です。

対象講座は何件ありますか?

8月31日時点で確認できる厚生労働省の公表資料では18講座です。学校数ではなく講座数であり、入学時期まで指定が有効か確認してください。

昼間2年なら必ず128万円ですか?

いいえ。128万円は80%時の上限です。対象経費が低い場合や、資格取得・雇用・賃金上昇の条件を満たさない場合は少なくなります。

夜間3年なら必ず192万円ですか?

いいえ。192万円は80%時の総上限です。受講中は50%が基本で、夜間課程は教育訓練支援給付金の対象外です。

働きながら使えますか?

使える可能性があります。教育訓練給付金は在職者も対象です。本人の雇用保険要件と講座指定を確認し、夜間課程を3年間修了できる勤務条件かも判断します。

昼間課程でも仕事はできますか?

短時間勤務が可能な場合はありますが、授業・実習・自宅練習を優先できるか確認が必要です。時間割と出席要件を見ずに勤務時間を決めないでください。

4年制大学なら最大256万円ですか?

4年通うことだけで256万円とは決まりません。歯科技工士の講座指定、法令上の最短養成期間、支給対象期間を公式検索とハローワークで個別に確認します。

材料費や道具代も対象ですか?

一律ではありません。入学料・受講料に含まれる対象経費と、別売りの材料・器具・白衣などを学校の明示書で分けて確認します。

国家試験に落ちても50%分は返しますか?

適正に受講し受給した基本給付を、試験不合格だけを理由に直ちに返す仕組みではありません。ただし、資格取得を条件とする70%・80%の追加給付は受けられない可能性があります。

国家試験の受験料も給付対象ですか?

通常、国家試験の受験料は学校の受講料とは別です。年度ごとの試験案内で金額を確認し、自己負担費用に入れてください。

免許申請にも費用がかかりますか?

はい。新規登録は登録手数料4,750円と登録免許税9,000円が必要です。戸籍関係書類や郵送などの費用も見込みます。

おすすめの学校を一つ選べますか?

地域、昼夜、学費、勤務、実習設備、国家試験支援で最適校が変わるため一律には選べません。給付指定と受験資格を満たす候補を2~3校に絞り、総負担と修了可能性で比較してください。

公式情報

  1. 厚生労働省「教育訓練給付金」
  2. ハローワークインターネットサービス「教育訓練給付」
  3. job tag「教育訓練給付対象講座の検索」
  4. 厚生労働省「専門実践教育訓練の指定講座を公表しました(令和8年4月1日付け)」
  5. 厚生労働省「目標資格等別 専門実践教育訓練指定状況(令和8年10月1日時点)」
  6. 厚生労働省「専門実践教育訓練給付指定講座 分野・資格コード表」
  7. 鹿児島労働局「専門実践教育訓練給付金の支給額」
  8. 厚生労働省「Q&A~専門実践教育訓練給付金~」
  9. 厚生労働省「歯科技工士法」
  10. 厚生労働省「歯科技工士学校養成所指定規則」
  11. job tag「歯科技工士」
  12. 厚生労働省「第11回歯科技工士国家試験の合格発表」
  13. 一般財団法人歯科医療振興財団「歯科技工士登録」

まとめ|昼夜の上限より修了できる課程を選ぶ

昼間2年は最大128万円

昼間24か月は、受講中50%で最大80万円、資格取得・雇用で最大112万円、賃金5%上昇まで満たすと最大128万円です。2年で卒業し、早く国家試験と就職へ進みたい人に向きます。

夜間3年は最大192万円

夜間36か月は、50%で最大120万円、70%で最大168万円、80%で最大192万円です。日中勤務を続けやすい一方、3年間の通学と昼間予定への対応が必要です。

指定番号と本人要件を支払い前に確認する

歯科技工士の専門実践は18講座ですが、対象は学校ではなく講座単位です。正確な講座名、指定番号、指定期間、教育訓練経費を公式検索で確認し、ハローワークで本人要件と受講前手続きを済ませてから支払ってください。

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