職業訓練に通って3年後|不安だった同期20人のその後

体験談・コラム

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※本記事は筆者の体験と同期への聞き取りをもとにした一例です。就職・収入・転職結果を保証するものではありません。制度や求人状況は地域・時期で変わるため、最新情報はハローワークや各サービスの公式情報を確認してください。

「職業訓練に通ったら、その後の人生は本当に変わるのか」。受講を迷っている人が知りたいのは、修了直後の就職先だけでなく、数年後にどうなったかだと思います。

結論から言うと、職業訓練は人生を変えるきっかけにはなります。ただし、通っただけで自動的に変わるわけではありません。

私が通っていたWebプログラミング系の職業訓練では、同期20人の3年後はかなり分かれました。IT業界で働き続けている人、フリーランスになった人、別業界に進んだ人、短期離職した人、就職活動を断念した人がいました。

この記事は体験談として読めますが、「そもそも職業訓練後はどんな就職先が多いのか」を先に整理したい方は、職業訓練の就職先と修了後に本当に就職できるのかを確認しておくと、ここで出てくる3年後の違いも理解しやすくなります。

また、授業の雰囲気や年齢層、人間関係まで含めた全体像を知りたい方は、職業訓練のリアルな受講生活もあわせて見ておくと、受講前の不安を整理しやすくなります。

職業訓練に通った同期20人の3年後

私の同期20人のその後は、大きく5つに分かれました。連絡が取れなくなった人もいるため一部は共通の知人経由の情報ですが、傾向ははっきりしていました。

3年後の状態 人数 特徴
IT企業で勤務継続 8人 修了後すぐに現場へ入り、実務で伸びた
フリーランスへ移行 3人 一度就職して実務経験を積んでから独立
IT以外へ転職 4人 訓練で得たPC知識を事務や業務改善に活用
IT企業を短期離職 3人 就職先を急いで選び、仕事内容とのズレで退職
就職活動を断念 2人 年齢・地域・応募準備の不足が重なった

半数以上は、何らかの形で訓練を仕事に活かしていました。ただし、全員が希望どおりのキャリアに進んだわけではありません。差が出たのは、才能よりも訓練中からどれだけ就職後を見て動いていたかでした。

うまくいった人に共通していたこと

IT企業で働き続けている人や、後にフリーランスへ移った人には共通点がありました。

訓練をゴールではなくスタートと考えていた

うまくいった人は、「職業訓練を修了したから就職できる」とは考えていませんでした。授業で基礎を学びつつ、自分でも作り、求人を見て、足りないスキルを補っていました。

特に差が出たのは、授業外で手を動かしていたかどうかです。課題を提出して終わりではなく、少しデザインを変える、機能を足す、エラーの原因を自分で調べる。そうした積み重ねが、面接で話せる材料になっていました。

ポートフォリオや説明できる成果物を作っていた

未経験者の就職活動では、「学びました」だけでは弱いです。採用側が知りたいのは、何を作れるのか、どこでつまずき、どう解決したのかです。

うまくいった人は、授業課題をそのまま出すだけでなく、自分なりに手を加えていました。完成度が高いかどうかより、考えた跡が見えることが大切でした。

面接では、次のように話せると強くなります。

「訓練では予約フォーム付きのWebサイトを作りました。最初は入力チェックでつまずきましたが、エラーを分解して調べ、最終的に必須項目の確認と確認画面の表示まで実装しました」

最初の就職先を慎重に選んでいた

うまくいった人は、内定が出た会社にすぐ飛びついていませんでした。仕事内容、教育体制、担当する業務、勤務地、働き方を確認していました。

未経験からのIT転職では、最初の会社でどんな実務を経験できるかが大きいです。テストや問い合わせ対応から始まること自体は悪くありません。ただし、開発や制作に近づく道筋がまったく見えない場合は注意が必要です。

求人票を見ても「訓練で学んだことと近い仕事なのか」が判断しにくい場合は、職業訓練で学んだことを活かせる求人の見分け方を先に確認しておくと、内定が出た会社を選ぶべきか判断しやすくなります。

苦戦した人に共通していたこと

短期離職した人や、就職活動を断念した人にも共通点がありました。

授業を受けるだけで満足していた

毎日通って授業を受けるだけでも大変です。しかし、それだけでは就職活動で使える材料が不足します。職業訓練の授業は入口であり、実務レベルに近づくには復習と制作が必要です。

「授業についていく」で止まるのではなく、「応募時に何を見せるか」まで考える必要があります。

完璧になってから応募しようとしていた

「もっとスキルがついてから応募する」と考えて、動き出しが遅れた人もいました。未経験者に完璧なスキルは求められていません。求められるのは、基礎、学ぶ姿勢、分からないことを調べる力です。

応募準備は、修了後ではなく受講中から始めた方が安全です。履歴書、職務経歴書、ポートフォリオ、面接で話す内容は、早めに作って何度も直すものです。

修了後に動き出して苦戦しそうだと感じる方は、職業訓練中に転職活動を進める方法を見て、求人確認・応募書類・面接準備の順番を先に決めておくと焦りにくくなります。

入れる会社だけで選んでしまった

焦って最初に内定が出た会社を選び、仕事内容とのズレで短期離職した人もいました。就職を急ぐ気持ちは分かりますが、入社後に何を担当するのかは必ず確認した方がいいです。

面接では、次のように聞いておくとミスマッチを減らせます。

  • 未経験入社の人は、最初にどんな業務を担当しますか?
  • 半年後、1年後にはどのような業務を任される想定ですか?
  • 研修後に質問できる体制はありますか?
  • 開発・制作に関わる機会はどのくらいありますか?

職業訓練を3年後に活かすために受講中からやること

職業訓練を活かせるかどうかは、修了後ではなく受講中の動きでかなり決まります。

  1. 授業課題を1つは見せられる形に整える
  2. 求人を週1回見て、求められるスキルを確認する
  3. 分からないことを講師や同期に質問する習慣を作る
  4. 応募書類の添削を早めに受ける
  5. 修了後の希望職種を1つに決めつけず、近い職種も見る

特に大事なのは、求人を先に見ることです。求人を見ると、授業で何を重点的に学ぶべきかが分かります。たとえばWeb制作を目指すなら、HTML/CSSだけでなく、WordPress、レスポンシブ対応、簡単なJavaScriptを求められることがあります。

求人を見ないまま勉強すると、努力の方向がずれることがあります。ハローワーク以外の求人も含めて見たい場合は、職業訓練中に使う求人の探し方を決めておくと、地域求人と民間求人の両方を比較しやすくなります。

年齢別に見た職業訓練後の動き方

同期を見て感じたのは、年齢によって戦い方を変えた方がいいということです。

20代・30代は早めに実務へ入る

20代・30代は、未経験歓迎の求人に応募しやすい年代です。完璧になるまで待つより、基礎とポートフォリオを用意して、早めに実務へ入った人の方が伸びていました。

40代以降は過去の経験と組み合わせる

40代以降は、完全未経験の開発職だけに絞ると苦戦しやすいです。これまでの職歴と訓練内容を組み合わせて、社内SE補助、ITサポート、業務改善、Web更新担当、事務+ITスキルのような選択肢も見た方が現実的です。

「プログラマーになるか、諦めるか」の二択にしないことが大切です。訓練で得た知識を別職種で活かす道もあります。

職業訓練に向いている人・注意が必要な人

職業訓練は、合う人には大きなきっかけになります。一方で、目的が合っていないと時間を使ったわりに成果が出にくくなります。

向いている人 注意が必要な人
未経験から学び直したい すぐに高収入を得たい
独学だと続かない 通うだけで就職できると思っている
生活リズムを整えたい 求人確認や応募準備を後回しにしたい
就職支援も使いたい 学びたい分野に興味が持てない

迷う場合は、「訓練に通うことで、自分の応募材料が何か増えるか」を考えてください。増えるものが明確なら、通う価値はあります。

修了後に就職できなかったときの見直し方

修了後にすぐ決まらない場合も、職業訓練が無駄だったとは限りません。問題は、どこで止まっているかを分けて見ることです。

  • 応募できる求人を十分に見ているか
  • 学んだ内容を仕事でどう使うか説明できているか
  • 希望職種を狭くしすぎていないか
  • 正社員だけに絞りすぎていないか
  • 書類や面接で前職経験と訓練内容をつなげて話せているか

「なぜ決まらないのか」を早めに整理したい場合は、職業訓練後に就職できない人の特徴を読んで、応募数・求人条件・書類・面接のどこを見直すべきか確認してください。

よくある質問

Q. 職業訓練に通えば人生は変わりますか?

A. 変わるきっかけにはなります。ただし、通うだけでは変わりません。授業外の復習、制作物づくり、求人確認、応募準備まで行うことで結果につながりやすくなります。

Q. 訓練後にすぐフリーランスになれますか?

A. いきなりフリーランスになるのはおすすめしません。同期でフリーランスになった人も、一度就職して実務経験を積んでから独立していました。

Q. IT以外に進んだら訓練は無駄ですか?

A. 無駄とは限りません。PCスキル、Web知識、業務改善の考え方は事務職やサポート職でも役立つことがあります。大事なのは、学んだことをどの仕事で使うかを言語化することです。

Q. 途中で向いていないと感じたらどうすればいいですか?

A. すぐ辞める前に、講師やハローワークに相談してください。分野が合わないのか、授業についていけないだけなのか、就職先のイメージがずれているのかで対処が変わります。

Q. 修了後に就職できなかったらどうなりますか?

A. すぐに終わりではありません。応募職種を広げる、訓練で得たスキルを別業界で活かす、ポートフォリオを作り直すなど、見直せる部分があります。早めに支援機関へ相談することが大切です。

まとめ:職業訓練の3年後を分けるのは、受講中の動き方

同期20人の3年後を見ると、職業訓練はたしかに人生を変えるきっかけになり得ます。IT企業で働き続けている人も、フリーランスになった人も、別業界でスキルを活かしている人もいました。

一方で、授業を受けるだけで満足した人、応募準備が遅れた人、就職先を焦って選んだ人は苦戦しやすかったです。

職業訓練を活かしたいなら、受講中から次の3つを意識してください。

  1. 見せられる制作物を作る
  2. 求人を見て出口を確認する
  3. 就職支援を早めに使う

職業訓練はゴールではなく、スタートラインです。通うだけで人生が変わるのではなく、通っている間に次の行動を始めた人から、3年後の景色が変わっていきます。

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