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この記事は、SESエンジニアとして月100時間の残業で限界が来て、退職代行ガーディアンを使って会社と二度と話さずに辞めた筆者が、実体験と公的データ・独自調査で集めた利用者の声をもとに整理しています。
「自分の口から辞めますが言えない」状態の人が、最短で抜けるための情報だけをまとめました。
会社を辞めたい。
でも、自分の口から「辞めます」が言えない。
電話するだけで動悸がする。
上司の顔を思い出すと吐き気がする。
「明日また会社に行く」と考えるだけで眠れない。
そういうとき、人は「自分が甘いだけだ」「もう少し頑張れば言えるはず」と自分を責める方向に動きがちだ。
でも、本当に切り分けるべきは「自分で言えるかどうか」ではなく、「会社への最初の連絡を誰が入れるか」のほうだ。
退職の意思は本人のものだが、それを会社へ伝える行為は、本人がやらなくてもいい。
法律上も、本人に代わって退職の意思を会社に通知する行為は問題ないとされている。
退職代行は、まさに「代わりに言ってくれる」サービスだ。
ただし、すべての代行が同じではない。
民間業者・労働組合運営・弁護士法人の3タイプで、できることが大きく違う。
これを知らずに選ぶと、有給を1日も使えずに終わるケースもある。
この記事では、自分で言えない状態で「代わりに言ってくれる」サービスを使うとき、最短で・損をせずに抜けるための判断材料を、実体験と公的データの両面から整理する。
- 「代わりに言ってくれる」は法的に問題ない?│民法627条と労基法5条で確認する
- データで見る「辞めたい」のリアル│あなたは少数派ではない
- 自分で言えない人が「明日から行かない」を実現するまでの流れ│申し込みから完了まで
- バックレ・自分で言う・代わりに言ってもらう│3つの違いを表で整理
- 「代わりに言う」サービスはどれを選べばいい?│民間・労働組合・弁護士の3タイプ
- 「代わりに言ってもらった人」が一番不安だったこと【独自調査】
- 退職代行を使う前に確認したい7項目│申し込み当日のスムーズさが変わる
- 退職代行で起こりうる3つのリスクと対策│知らずに使うと損するポイント
- 2万円払って何が買えるのか│費用と「元が取れる」基準
- 「代わりに言ってもらった」あとの心理変化│筆者の場合
- 退職後のお金と手続き│辞めても収入はすぐにゼロにはならない
- 抜けたあと「次の職場選び」で同じ失敗を繰り返さないために
- よくある質問
- まとめ│あなたが最短で抜ける道
- あわせて読みたい
「代わりに言ってくれる」は法的に問題ない?│民法627条と労基法5条で確認する
最初に押さえておきたいのは、退職代行は「グレーな抜け道」ではないという点だ。
日本の民法と労働基準法は、労働者の退職の自由をかなり明確に守っている。
民法627条1項:退職の申し入れはいつでもできる
民法627条1項にはこう書かれている。
当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。
この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。民法 第627条1項
無期雇用なら、申し入れから2週間で雇用契約は終了する。
会社の承認は法的に必要ない。
退職代行が「即日対応」と言えるのは、この2週間を有給消化や欠勤扱いで埋めることで、本人が会社に出社する日をゼロにしているからだ。
労働基準法5条:強制労働の禁止
労働基準法5条は、暴行・脅迫・監禁などによる労働の強制を禁じている。
「辞めさせない」「損害賠償を請求する」と脅して引き留める行為は、この条文に抵触する可能性が高いとされている。
「本人ではなく代理人が伝える」のは合法
退職の意思表示は本人がする必要があるが、それを会社に伝える手段は本人以外でも問題ないとされている。
本人がLINEや書面で「辞めます」と意思を示し、それを代行業者・労働組合・弁護士が会社へ通知するという構造になる。
ここまでで読者の不安が変わる
つまり、迷うべきポイントは「使っていいかどうか」ではなく「どのタイプの業者に任せるか」だ。
法律上は問題なく、あとは選び方の問題だけが残る。
データで見る「辞めたい」のリアル│あなたは少数派ではない
「自分の口から辞めますと言えない自分は弱いんじゃないか」とこの記事にたどり着いた人へ、まず数字を見てほしい。
「辞めたい」と感じているのは、あなただけではない。
年代別の離職率(厚労省 令和5年 雇用動向調査)
| 年齢層 | 男性 | 女性 |
|---|---|---|
| 20〜24歳 | 24.8% | 26.5% |
| 25〜29歳 | 18.4% | 18.3% |
| 30〜34歳 | 11.0% | 12.8% |
20代前半は4人に1人が毎年辞めている。
さらに同省の「新規学卒就職者の離職状況」では、大卒3年以内離職率は32.3%、3人に1人が3年以内に辞めている。
これだけ多くの人が辞めている事実があるのに、自分の「辞めたい」だけを甘えと判断する必要はない。
本当に問題なのは、辞めるかどうかを冷静に判断できる状態に自分があるかどうかだ。
心身が限界に近い状態で「もう少し頑張る」を選ぶと、回復に数ヶ月から数年かかるケースもある。
自分で言えない人が「明日から行かない」を実現するまでの流れ│申し込みから完了まで
「申し込んだあと何が起きるのか分からない」のが一番不安なポイントだ。
実際の流れは思っているよりシンプルで、本人の作業はLINE1通から始まる。
1日目:LINEで相談・ヒアリング(所要15〜30分)
LINEを友だち追加して、会社情報・自分の状況・希望退職日を伝える。
料金の支払いは銀行振込かクレジットカード。
深夜でも返信が来る業者が多い。
2日目:代行業者から会社へ連絡
朝イチで業者から会社に電話が入る。
本人は一切連絡しなくていい。
会社からあなたへの直接連絡は、業者が「以後の連絡は当方経由で」と伝えて止めてくれる。
3〜14日目:退職手続き・有給消化
有給があれば全消化、なければ即日退職扱い。
離職票・源泉徴収票・年金手帳は郵送で受け取る。
会社に出向く必要はない。
私物が残っている場合も郵送で返してもらう。
本人がやることは「LINE1通+郵送物の受け取り」だけ
整理すると、本人がやるのは次の3点だけだ。
- 申し込みLINEを1通送る(所要15〜30分)
- 支払いを済ませる
- 退職後に届く郵送物を受け取る
「会社に電話して退職を切り出す」「上司の引き留めを断る」「最終出社日に挨拶する」── これらは全部発生しない。明日から会社に行かない状態を、自分で電話を1本もかけずに作れるのが、退職代行という選択肢の中身だ。
▼ 筆者の体験
私自身、SESエンジニアで月100時間の残業が3ヶ月続いて限界が来た側だ。
日曜の夜23時、布団の中で「明日また客先に行くのか」と考えただけで動悸がした。
自分で辞めると言い出す気力はもう残っていなかった。
最終的に退職代行ガーディアンに日曜の夜に申し込み、月曜の朝には会社と二度と話さずに済んだ。
あのとき自分で連絡を入れていたら、たぶん引き留められて潰れていたと思う。
「明日の朝、自分の口で電話できる気がしない」── そう思った時点で、退職代行は選択肢に入れていい。
| サービス名 | 料金 | 運営 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 退職代行ガーディアン | 19,800円 | 労働組合 | 有給交渉や引き止め対策を会社と交渉してほしい人 |
| 弁護士法人ガイア | 25,300円〜 | 弁護士法人 | 未払い賃金やパワハラなど法的トラブルも合わせて対応したい人 |
| 退職代行モームリ | 22,000円 | 民間企業 | 費用を抑えたい・シンプルに退職だけしたい人 |
バックレ・自分で言う・代わりに言ってもらう│3つの違いを表で整理
「2万円払う前に、まずバックレでよくないか?」と一度は考えるはずだ。
料金差を冷静に見るために、3つの方法を「その場の楽さ」と「後からの不安」で並べる。
| 方法 | その場の楽さ | 後からの不安 |
|---|---|---|
| バックレ(無断欠勤) | 高い | 会社からの連絡・貸与物・離職票・最後の給与・転職先への影響が全部不透明 |
| 自分で退職連絡 | 低い | 引き留め・説教・出社要求・「辞めさせない」と言われるリスク |
| 退職代行(代わりに言ってもらう) | 高い | 業者選びを間違えなければ、ほぼ解消できる |
バックレは「会社に行かない」だけで、退職届も出ていない・給与も離職票も宙に浮く状態になる。
自分で連絡するルートは精神的負荷が大きく、「辞めると伝えたのに辞めさせないと言われた」という声も実際に多い。
退職代行は「会社に退職意思を正式に伝えて、辞めるルートを作る」方法だ。
バックレが「やらない」、自分で言うのが「自力で正面突破」だとすれば、代行は「正式ルートを外注する」というポジションになる。
「代わりに言ってもらった人」の声で見るリアル
当サイト独自調査で集めた退職代行関連の声を整理したところ、「自分で連絡することそのものが無理だった」という声が目立った。
会社に電話する事もパニック起こして無理だった。
結果、身近な人に間に入ってもらう形で辞めた。
良い歳して恥ずかしい事かもしれないけれど、それしか逃げる道がなかった。——30代女性・元事務職(当サイト独自調査より)
「電話することそのものが無理」という声は、表層の「辞めたい」とは違う深い不安だ。
料金や即日対応の話ではなく、会社への最初の連絡を自分で入れることが物理的にもう不可能という状態の人が、確実に一定数いる。
「代わりに言う」サービスはどれを選べばいい?│民間・労働組合・弁護士の3タイプ
退職代行は大きく分けて「民間業者」「労働組合運営」「弁護士法人」の3タイプがある。
料金だけで選ぶと、いざ会社と揉めたときに動けないケースがあるので注意が必要だ。
| タイプ | 料金目安 | 交渉 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 民間業者 | 2〜3万円 | 不可 | とにかく退職意思を伝えてほしいだけの人。 有給交渉や金銭交渉は不要な人 |
| 労働組合運営 | 2〜3万円 | 可 | 有給消化や退職日の調整も任せたい人。 引き留めが激しい職場で辞める人 |
| 弁護士法人 | 5〜10万円〜 | 可(訴訟も可) | 未払い残業代・損害賠償の脅し・パワハラ問題など、法的トラブルも合わせて対応したい人 |
民間業者は「交渉」ができない、というのが最大の落とし穴
民間業者は退職の意思を伝えるだけで、有給消化日数や退職日の交渉は弁護士法72条の関係でできない。
「全部やってくれる」と思って民間業者に頼むと、有給を1日も使えずに終わるケースがある。
労働組合運営の代行であれば、団体交渉権の枠で会社との調整が法的に可能とされている。
費用は民間と大きく変わらず、できることが広い。
「弁護士監修」と「弁護士が対応する」は別物
サイトに「弁護士監修」と書かれていても、実際の窓口対応や交渉を弁護士が行うとは限らない。
法的な交渉や訴訟まで視野に入れるなら、弁護士法人が直接運営している代行を選ぶのが安全だ。
「監修」表記だけで安心しないことが、業者選びでの一番の落とし穴になる。
状況別のおすすめタイプ
- 有給を全部使い切ってから辞めたい → 労働組合運営
- 会社が明らかに揉めそう・損害賠償と言いそう → 弁護士法人
- もう辞意さえ伝わればいい・とにかく安く済ませたい → 民間業者
筆者がガーディアンを選んだ理由
退職代行ガーディアンは労働組合が運営しているため、有給消化や退職日の交渉が法律上できる枠組みになっている。
料金は19,800円で追加料金なし、LINEで24時間受付、相談から退職完了まで一貫対応。
私自身もここを使ったが、申し込んだ翌朝には会社からの連絡が止まっていた。
未払い残業代やパワハラ被害で本気で会社と戦いたい場合は、弁護士法人ガイアのような弁護士法人運営に切り替えると、訴訟視野まで含めて任せられる。
使わなくていい人
- 自分で上司に「辞めます」と言える精神的な余力がまだある人
- 会社と良好な関係を保ったまま辞めたい人(推薦状などが必要なケース)
- 有給を全て使い切って引き継ぎを完璧にしてから辞めたい人
必要のない人にまで売り込むつもりはない。
「言える気がする」状態なら、自分で言ったほうが後の心残りは少ない。
ただ、「言える気がしない」「考えただけで動悸がする」状態は、もう外部の力を借りていい段階だ。
| サービス名 | 料金 | 運営 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 退職代行ガーディアン | 19,800円 | 労働組合 | 有給交渉や引き止め対策を会社と交渉してほしい人 |
| 弁護士法人ガイア | 25,300円〜 | 弁護士法人 | 未払い賃金やパワハラなど法的トラブルも合わせて対応したい人 |
| 退職代行モームリ | 22,000円 | 民間企業 | 費用を抑えたい・シンプルに退職だけしたい人 |
「代わりに言ってもらった人」が一番不安だったこと【独自調査】
料金や即日対応の話より深い、利用直前の本音を整理する。
当サイト独自調査で集めた退職代行関連の声から、葛藤や矛盾が残っているものを中心に拾った。
代行使ってまでちゃんと辞めるって律儀だよね。
だからこそ追い詰められたんじゃないかなって思う。——30代女性・元事務職(当サイト独自調査より)
「代行は甘え」という反論は、本当に追い詰められた人にこそ届きにくい。代行を使ってでも正式に辞めようとしている人は、むしろ律儀という声は、罪悪感を抱える読者の支えになる。
めちゃくちゃな仕事と量を振られて連日残業…辞めると伝えたのに辞めさせないと言われ、限界が来て依頼した。
お金を振り込んだら次の日は出勤しないでよく、事後手続きも間に入ってもらえた。
次に行く会社にバレることもなかった。——30代男性・元会社員(当サイト独自調査より)
「辞めると伝えたのに辞めさせないと言われた」のは退職代行を使う典型的な理由だ。
自分でいくら言っても通じない場面では、本人ではなく第三者が法的根拠を背景に通知する形に切り替えないと、状況が動かない。
本当はちゃんと辞めたい。
でも自分の口からはもう連絡できなかった。
だから外に頼んだ。——30代女性・元サービス業(当サイト独自調査より)
過剰肯定の声ではなく、葛藤を残した中立的な声をあえて拾っている。
「使って最高だった」より、「ちゃんと辞めたいのに自分では無理だった」という矛盾の中にいる声のほうが、同じ状態にいる読者にはるかに刺さる。
反対意見も認める
一方で「代行使うなら自分で言えるようになるべき」という意見もある。
実際、自分で連絡できる状態なら、自分で伝えたほうが費用もかからず気持ちの整理もしやすい。代行は誰にでも必要なものではなく、「自分の口ではもう物理的に無理」な人のための避難手段と理解しておくと、過剰な売り込みにも過剰な批判にも振り回されない。
退職代行を使う前に確認したい7項目│申し込み当日のスムーズさが変わる
勢いで申し込む前に、以下を確認しておくと当日のヒアリングがスムーズになる。
スマホのメモにコピーして埋めるだけでいい。
逆に何も準備せずに申し込んでも代行業者がヒアリングしてくれるので、もう限界なら準備せずに連絡してしまっていい。
- ✓ 会社の正式名称・所在地・代表者名
- ✓ 直属の上司の氏名と部署
- ✓ 雇用形態(正社員・契約・派遣)と入社年月
- ✓ 有給の残日数(給与明細か社内システムで確認)
- ✓ 会社から借りているもの(PC・制服・社員証・健康保険証)
- ✓ 私物が会社にあるか(ある場合は郵送依頼の準備)
- ✓ 退職金・未払い残業代の有無
退職代行で起こりうる3つのリスクと対策│知らずに使うと損するポイント
退職代行は便利な反面、知らずに使うと損するポイントもある。
事前に押さえておけば回避できる範囲のリスクだ。
リスク1:民間業者は「交渉」ができない
前述の通り、民間業者では有給日数や退職日の交渉ができない。
「全部やってくれる」と思って民間業者に頼むと有給を1日も使えずに終わるケースがある。
労働組合運営か弁護士法人なら交渉が法的に可能だ。
リスク2:会社から損害賠償請求の脅しが来る
「途中で辞めたら損害賠償だ」と脅す会社は実在する。
しかし、労働者の退職を理由に損害賠償が認められた判例はほぼない。
引き継ぎ不足を理由にした請求も、実損が立証されない限り認められないのが通常だ。
脅しが来たら無視するか、弁護士法人運営の代行に切り替えれば対応できる。
リスク3:離職票が届かない・遅れる
稀に会社が嫌がらせで離職票の発行を遅らせるケースがある。
離職票は失業給付の申請に必要だが、会社が出さない場合はハローワークに直接相談すれば代替手段で申請できる。
代行業者にも「離職票は確実に郵送依頼」と伝えておけば安心だ。
2万円払って何が買えるのか│費用と「元が取れる」基準
2万円前後の出費は、限界の状況にいる人にとって決して軽くない。
だが、何と引き換えになるのかを冷静に並べると、ほとんどのケースで割に合うラインに収まる。
2万円で減らせるもの
- 上司に退職を切り出す恐怖
- 引き留めで消耗する数日〜数週間
- 会社からの電話や呼び出しに怯える時間
- バックレた場合の貸与物・書類・最後の給与の不透明さ
- 「辞めさせない」と言われ続けて寝られない夜
ここに有給消化分の給与(数万〜十数万円)が乗ると、実質負担はさらに小さくなる。
「元が取れない」と感じるケース
逆に、自分で言える状態で、有給もほぼ残っていなくて、職場の人間関係も悪くないなら、わざわざ2万円払う必要はない。
退職代行は「自分で言えない人のための保険」であって、誰でも使うべきものではない。
「代わりに言ってもらった」あとの心理変化│筆者の場合
退職代行ガーディアンに日曜の夜に申し込んで、月曜の朝からもう出社しなくてよくなった。
そのあと何が起きたか、正直に書く。
最初の1週間:「本当に辞めたのか」が実感できない
月曜の朝、目覚まし無しで起きた。
天井を見て「あ、今日から行かなくていいのか」と気づいて、しばらく動けなかった。
嬉しいとか安心とかじゃなく、ただ空っぽだった。
3日目くらいから急に食欲が戻って、自分がどれだけ追い込まれていたか初めて分かった。
1ヶ月後:罪悪感はゼロではない
「挨拶なしで辞めた」ことへの後ろめたさは少し残った。
でも、あの状態で自分から連絡を入れていたら、まず引き留められて潰れていた可能性が高い。
代行を使った判断は間違っていなかったと思っている。
ただ、元同僚に対して申し訳なさがゼロかと聞かれたら、ゼロではなかった。
この罪悪感は、たぶん持っていていい種類の感情だ。
半年後:あのとき動いてよかった
転職先が決まって、残業時間は月20時間以下になった。
前職にいた頃の自分を思い出すと「あれは明らかに限界だった」と客観視できるようになった。
在職中は比較対象がないから異常に気づけない。
辞めてから初めて、自分がいた環境の異常さが見えた。
退職後のお金と手続き│辞めても収入はすぐにゼロにはならない
「辞めたら明日から無収入だ」と思い込んでいる人が多いが、実際は失業給付・健康保険・住民税の制度を知っておけば、数ヶ月の生活費はカバーできるケースが多い。
退職前に整理しておけば、辞めたあとの不安をかなり減らせる。
失業給付(雇用保険)の目安
自己都合退職の場合、ハローワークで申請後、給付制限期間を経て90〜150日間の給付を受けられる場合がある。
給付額は退職前6ヶ月の平均給与の約50〜80%。
月給25万円なら、月額およそ15万円前後が目安だ。
2025年4月の雇用保険法改正により、自己都合退職の給付制限が原則1か月に短縮されたほか、教育訓練を受講中の場合は給付制限の解除も可能になった。
スキルアップを考えている人は、この制度を使えば空白期間をかなり短縮できる可能性がある。
健康保険の選択肢
退職すると会社の健康保険から抜ける。
選択肢は3つ。
- 国民健康保険に切り替え(市区町村の窓口で手続き)
- 任意継続(退職前の健康保険に最大2年間継続加入。
退職後20日以内に申請) - 家族の扶養に入る(年収130万円未満の見込みの場合)
どれが安いかは収入と家族構成による。
一般的には前年の収入が高い人は任意継続のほうが安く、低い人は国保が安い傾向がある。
退職前にシミュレーションしておくと迷わない。
住民税の落とし穴
退職後に忘れがちなのが住民税だ。
住民税は前年の所得に対して課税されるため、退職して収入がゼロでも請求が来る。
給与天引きから普通徴収に切り替わり、自分で納付書で払う必要がある。
退職前の年収が300万円なら年間約12万円ほどが目安になる。
制度は対象条件によって細かく変わるので、最終的にはハローワーク・市区町村窓口・健康保険組合で自分のケースを確認するのが安全だ。
抜けたあと「次の職場選び」で同じ失敗を繰り返さないために
退職代行で抜けることはゴールではない。
本当のゴールは、同じパターンの職場に二度と当たらないことだ。
雑に次を決めると、また同じように「辞めたいけど言えない」状態に追い込まれる可能性がある。
退職代行を使った人ほど「次選び」で慎重になるべき理由
自力で辞めることすら難しいほど追い込まれた職場にいた人は、業界・職種・会社規模・上司との相性のどれかでミスマッチを起こしている可能性が高い。
次の職場を「とりあえず採用してくれるところ」で決めると、同じ条件のブラック寄り企業に再度入る確率が上がる。
求人票だけでは見抜けないものを見るために、第三者の視点を入れる
求人票に書かれている情報は表向きの条件だ。
実際の社風・離職率・上司の人柄・現場の残業傾向は、求人票には載っていない。「求人票では分からない部分」を補完するために、転職エージェントを比較検討する価値がある。
- 非公開求人にアクセスできる(社外に出ていない=辞めた人の枠が表に出ていない)
- 過去にその企業へ転職させた実績から、現場の本当の雰囲気を聞ける
- 面接で聞きづらい「残業の実態」「離職率」「上司の人柄」を代わりに確認してくれる
- 条件交渉(年収・入社日)を代わりにやってくれる
「次は本当にホワイトな職場に行きたい」「同じ失敗を繰り返したくない」── そう思うなら、自分一人で求人サイトを見比べるより、エージェントに整理してもらうほうが、再度失敗する確率を下げられる。
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よくある質問
Q. 退職代行を使うのは違法ではないですか?
A. 違法ではありません。
民法627条で退職の自由が保障されており、本人の代わりに退職の意思を会社に伝える行為自体は、労働組合・弁護士であれば交渉まで法的に可能です。
民間業者は「交渉」ができない点だけ注意が必要です。
Q. 会社から本人に直接連絡が来ませんか?
A. 業者が「今後の連絡は当方経由で」と伝えるため、ほとんどのケースで本人への直接連絡は止まります。
万が一来ても出る必要はありません。
Q. 退職代行を使うと転職に不利になりますか?
A. 転職先に「退職代行を使った」と伝わる手段はほぼありません。
離職票にも記載されず、前職への問い合わせも個人情報保護の観点から拒否されるのが通常です。
Q. 有給は全部使えますか?
A. 労働組合運営か弁護士法人の代行であれば交渉可能なケースが多いです。
民間業者は交渉ができないため、有給消化を確実にしたいなら労働組合系か弁護士法人を選ぶのが安全です。
Q. 料金以外にお金はかかりますか?
A. 業者により異なります。
たとえば退職代行ガーディアンは19,800円の追加料金なしです。
弁護士法人系は退職金や残業代の請求を依頼すると成功報酬が別途発生する場合があります。
Q. 即日退職は本当に可能ですか?
A. 有給が2週間以上残っていれば、実質的に即日です。
有給がなくても、業者から会社へ連絡を入れた当日から出社しない選択は可能です(民法627条で2週間後に雇用終了)。
Q. 親や家族にバレますか?
A. 業者から家族に連絡が行くことはありません。
会社が緊急連絡先として家族に連絡を入れる可能性はゼロではありませんが、業者に「家族には連絡しないよう会社へ伝えてほしい」と依頼することができます。
まとめ│あなたが最短で抜ける道
「代わりに言う」は法的に問題のない選択肢で、料金は2万円前後から用意されている。
「辞めたい」と思った時点で、もう判断はついている。
あとは、自分で言うか、誰かに代わってもらうかを切り分けるだけだ。
自分で言える状態ならそれが一番いい。
「言える気がしない」「考えただけで動悸がする」状態なら、それは外部の力を借りていいサインだ。
退職代行はゴールではなく、合わない職場から離れて次の働き方を選び直すきっかけでしかない。
今夜の選択肢として「相談先だけ確保しておく」ところから始めれば、明日の自分がだいぶ楽になる。
| サービス名 | 料金 | 運営 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 退職代行ガーディアン | 19,800円 | 労働組合 | 有給交渉や引き止め対策を会社と交渉してほしい人 |
| 弁護士法人ガイア | 25,300円〜 | 弁護士法人 | 未払い賃金やパワハラなど法的トラブルも合わせて対応したい人 |
| 退職代行モームリ | 22,000円 | 民間企業 | 費用を抑えたい・シンプルに退職だけしたい人 |


