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この記事は、SESエンジニアとして月100時間の残業で限界が来て、退職代行ガーディアンを使って会社と二度と話さずに辞めた筆者が、実体験と公的データをもとに解説しています。4月入社後すぐに限界を感じている人が、GW前に安全に動くための情報だけをまとめました。
4月に入社したばかりなのに、GW前の時点で「もう無理」と気づいてしまった。
朝起きるのがつらい。
連休明けの出社を想像するだけで胸が重い。
実家に帰ったら、もう会社の近くに戻りたくない。
この状態なら、まず伝えたいのは「まだ1ヶ月なのに甘えている」と決めつけなくていいということです。
入社直後の違和感は、研修・人間関係・社風・労働条件が一気に見える時期だからこそ起きます。特にGW前は、いったん職場から離れることで「自分は本当は限界だった」と気づきやすいタイミングです。
この記事では、4月入社でGW前に「もう無理」と感じた人に向けて、退職代行を使って連休を実家で過ごす流れ、法的な根拠、退職後のお金と転職準備まで整理します。
先に結論
上司に自分で言える状態なら、自分で退職を伝えたほうが費用はかかりません。
ただし、連絡を考えるだけで動悸がする、涙が出る、連休明けの出社を想像できない状態なら、退職代行で会社との接点を切り離してから実家で休むのは現実的な選択肢です。
4月入社でGW前に「もう無理」となるのは珍しくない
4月入社でGW前に辞めたくなると、「自分だけ根性がないのでは」と感じやすいです。
でも、早期離職そのものは珍しい話ではありません。厚生労働省の公表資料では、令和4年3月卒の新規大卒就職者の3年以内離職率は33.8%、新規高卒就職者は37.9%です。
| 区分 | 3年以内離職率 | 見方 |
|---|---|---|
| 新規大卒 | 33.8% | 約3人に1人が3年以内に離職 |
| 新規高卒 | 37.9% | 3人に1人以上が3年以内に離職 |
もちろん、「みんな辞めているから辞めよう」という話ではありません。
大事なのは、辞めたい理由が一時的な疲れなのか、心身が壊れる前のサインなのかを切り分けることです。
GW前に限界が来る3つの理由
1. 入社前に聞いていた話と違う
仕事内容、残業時間、人間関係、教育体制。入社前の説明では見えなかった現実が、4月の数週間で一気に見えてきます。
「思っていた仕事と違う」だけなら慣れで解決することもあります。けれど、怒鳴られる、放置される、質問できない、毎朝体調が悪くなるなら話は別です。
2. 連休明けの出社を想像して絶望する
GWは本来、体を休める期間です。
でも、限界が近い人ほど「連休が終わったらまたあの職場に戻るのか」と考えて、休みなのに全く休めません。
当サイト独自調査でも、仕事のつらさについて次のような声がありました。
毎日同じことの繰り返しで、人生の時間を仕事のためだけに使われているように感じる。
休みの前後は何とか頑張れても、3連勤以上になると途中で気持ちが切れてしまう。
当サイト独自調査より
この感覚が強い人は、「GWで回復する」よりも「GW中ずっと会社のことを考えて消耗する」可能性があります。
3. 実家に帰ると、自分の異常さに気づく
一人暮らしで仕事だけの生活をしていると、自分がどれだけ追い込まれているか分かりにくいです。
でも実家に帰って、普通にご飯を食べる。家族と話す。布団で眠る。その瞬間に「今の働き方、やっぱりおかしい」と気づくことがあります。
その気づきは甘えではありません。体と心が安全な場所に戻ったから、限界に気づけただけです。
退職代行で「連休を実家で過ごす」とはどういうことか
退職代行を使う目的は、会社に仕返しすることではありません。
自分ではもう退職を言い出せない状態の人が、会社との直接連絡を切り離して、退職手続きを進めるための手段です。
特にGW前なら、次のような流れを作りやすくなります。
| タイミング | やること | 本人の負担 |
|---|---|---|
| GW前日〜連休初日 | 退職代行に相談・申し込み | LINEで状況を伝える |
| 会社連絡日 | 代行業者が会社へ退職意思を連絡 | 本人は会社に電話しない |
| GW中 | 実家で休む・貸与物を整理する | 郵送準備だけ |
| 退職完了後 | 離職票・源泉徴収票などを郵送で受け取る | 役所・ハローワーク手続き |
会社に戻って上司と話すのが無理なら、連休前に会社との接点を切っておくことで、GWを「恐怖のカウントダウン」ではなく「回復期間」に変えられます。
退職代行を使うべき人・使わなくていい人
退職代行を使うべき人
- 上司に退職を伝えることを考えるだけで動悸がする
- LINEや電話の通知音だけで体が固まる
- GW明けに出社する想像ができない
- 実家に帰ったら会社の近くに戻りたくない
- 引き止められたら断れる自信がない
- 会社が高圧的で、自分で言うと責められる可能性が高い
- 眠れない、食べられない、涙が出るなど体調に出ている
上のうち3つ以上当てはまるなら、退職代行を「逃げ」ではなく安全に退職するための外部手段として考えていい状態です。
退職代行を使わなくていい人
- 上司に自分で退職を伝えられる
- 職場との関係がそこまで悪くない
- 引き継ぎをして円満退職したい
- 有給も少なく、交渉したいことが特にない
- 退職理由を自分の言葉で説明できる余力がある
退職代行は、誰でも使うべきサービスではありません。
自分で言えるなら、自分で言ったほうが費用はかかりません。逆に「言える気がしない」「言ったら壊れそう」という人のためにあるのが退職代行です。
退職代行を使う法的根拠|会社の許可がないと辞められないは間違い
「入社したばかりだから辞められない」「会社が認めないと退職できない」と思っている人は多いです。
しかし、期間の定めがない雇用契約であれば、民法627条により、退職の申し入れから2週間で雇用契約は終了します。会社の承認がないと退職できないわけではありません。
当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
民法 第627条1項
また、労働基準法5条では、暴行・脅迫・監禁などによって労働者の意思に反して働かせることを禁じています。
つまり、「辞めるなら損害賠償だ」「絶対に認めない」と脅して働かせ続けるような対応は、会社側にも大きな問題があります。
出典:e-Gov 法令検索「民法」 / e-Gov 法令検索「労働基準法」
注意
契約社員・派遣社員など、雇用期間に定めがある場合は扱いが変わることがあります。契約期間中の退職、有給消化、未払い賃金、ハラスメント慰謝料などの交渉が必要な場合は、労働組合運営または弁護士対応の退職代行を選ぶのが安全です。
GW前に退職代行を使った場合の流れ
1. LINEで相談する
多くの退職代行はLINEで相談できます。
この時点で完璧に説明する必要はありません。最低限、次の内容を伝えれば話は進みます。
- 4月入社であること
- GW前に限界が来ていること
- 会社と直接話したくないこと
- 有給の有無が分かる範囲
- 貸与物があるかどうか
2. 代行業者が会社へ連絡する
申し込み後、代行業者が会社へ退職の意思を伝えます。
本人が上司に電話する必要はありません。会社から本人に連絡しないよう、代行業者から伝えてもらえます。
ここが一番大きいです。退職代行を使う価値は、単に退職できることではなく、限界の状態で上司と直接やり取りしなくて済むことにあります。
3. GW中は実家で休む
退職の連絡が済んだら、GW中はまず休んでください。
「転職活動しなきゃ」「親に説明しなきゃ」「次を決めなきゃ」と焦る気持ちは出ます。でも、限界まで追い込まれていた人に最初に必要なのは、行動力ではなく回復です。
▼ 筆者の体験
私自身、SESエンジニア時代に月100時間残業が続き、日曜の夜に「明日また客先に行くのか」と考えただけで動悸が出る状態でした。自分で退職を伝える気力は残っていませんでした。
最終的に退職代行ガーディアンに日曜の夜に申し込み、月曜の朝には会社と二度と話さずに済みました。あのとき自分で連絡していたら、たぶん引き止められて潰れていたと思います。
4. 貸与物を郵送する
会社から借りているものは、原則として郵送で返します。
- 社員証
- 健康保険証
- PC・スマホ
- 制服
- 鍵・カードキー
- 社章・名札
- 業務資料
返送時は、追跡できる方法を使い、控えを残しておきましょう。トラブル防止になります。
5. 退職書類を受け取る
退職後は、会社から次の書類が郵送されます。
- 離職票
- 源泉徴収票
- 雇用保険被保険者証
- 健康保険資格喪失証明書
- 年金手帳または基礎年金番号通知書
届かない場合は、退職代行経由で催促してもらうか、ハローワークに相談します。
| サービス名 | 料金 | 運営 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 退職代行ガーディアン | 19,800円 | 労働組合 | 有給交渉や引き止め対策を会社と交渉してほしい人 |
| 弁護士法人ガイア | 25,300円〜 | 弁護士法人 | 未払い賃金やパワハラなど法的トラブルも合わせて対応したい人 |
| 退職代行モームリ | 22,000円 | 民間企業 | 費用を抑えたい・シンプルに退職だけしたい人 |
退職代行を使う前のチェックリスト
申し込み前に、分かる範囲で以下をメモしておくとスムーズです。全部そろっていなくても相談はできます。
- 会社の正式名称
- 会社の所在地
- 直属の上司の名前・部署
- 入社日
- 雇用形態(正社員・契約社員・派遣など)
- 有給休暇の残日数
- 会社から借りているもの
- 会社に置いてある私物
- 希望退職日
- 会社から本人に連絡してほしくないこと
限界の人は、全部を完璧に埋めようとしなくて大丈夫です。
退職代行側がヒアリングしてくれるので、まずは「4月入社ですが、GW前にもう無理です。会社と直接話したくありません」と送るだけでも話は進みます。
退職代行のリスクと対策
リスク1. 民間業者は交渉できない
退職代行には、民間業者・労働組合・弁護士の3タイプがあります。
民間業者は退職意思の伝達はできますが、有給消化や未払い賃金などの交渉はできません。交渉が必要になりそうなら、労働組合運営または弁護士対応のサービスを選ぶのが安全です。
リスク2. 会社から本人に連絡が来ることがある
代行業者が「本人への直接連絡は控えてください」と伝えても、会社が本人に電話してくる可能性はゼロではありません。
その場合、無理に出なくて大丈夫です。着信履歴やメッセージをスクショして、代行業者に共有しましょう。
リスク3. 親に説明しづらい
4月入社でGW前に辞めると、実家で親に説明するのがつらい人も多いです。
ただ、無理に細かく説明する必要はありません。最初は次の言い方で十分です。
親への説明テンプレ
入社してから体調がかなり悪くなっていて、このまま続けると危ないと思った。退職の手続きは進めている。今は少し休んで、落ち着いたら次の仕事を探す。
大事なのは、親を説得することではなく、まず自分の体を守ることです。
退職後に実家でやること|最初の7日間
退職直後は、いきなり転職活動を全力で始めなくて大丈夫です。
特に4月入社でGW前に限界が来た人は、かなり気を張っていたはずです。まずは実家で生活リズムを戻しましょう。
| 日数 | やること | 目的 |
|---|---|---|
| 1〜2日目 | 寝る・食べる・スマホ通知を切る | 心身を戻す |
| 3〜4日目 | 貸与物を整理して郵送 | 会社との接点を終わらせる |
| 5日目 | 健康保険・年金・住民税を確認 | お金の不安を減らす |
| 6〜7日目 | 転職エージェントに登録 | 次の選択肢を作る |
退職後すぐに「次を決めなきゃ」と焦ると、また合わない職場を選びやすくなります。
まずは、なぜ前職が合わなかったのかを整理してから、次の求人を見たほうが安全です。
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退職後のお金と手続き
失業給付
自己都合退職の場合、ハローワークで手続きしたあと、7日間の待期期間と給付制限があります。
2025年4月1日以降の退職では、自己都合退職の給付制限は原則1か月です。ただし、教育訓練を受ける場合などは給付制限が解除される制度があります。
出典:厚生労働省「令和7年4月以降に教育訓練等を受ける場合、給付制限が解除され、基本手当を受給できます」
健康保険
退職後の健康保険は、主に次の3つです。
- 国民健康保険に入る
- 任意継続を使う
- 家族の扶養に入る
どれが安いかは、前年収入や家族構成によって変わります。実家に戻る場合は、扶養に入れるか家族に確認しておきましょう。
年金
会社を辞めると、厚生年金から国民年金へ切り替える必要があります。
収入がない期間は、免除・猶予制度を使える場合があります。市区町村の窓口で相談してください。
住民税
住民税は前年の所得に対してかかるため、退職後も請求が来ます。
「辞めたのに税金が来た」と焦らないように、退職後の支払い分を少し残しておくと安心です。
GW前に辞めると転職で不利になる?
4月入社でGW前に辞めると、転職で不利になるのではと不安になりますよね。
確かに、面接で退職理由を聞かれる可能性はあります。
ただし、そこで大事なのは「退職代行を使ったか」ではなく、なぜ辞めたのか、次に何を大切にしたいのかを説明できることです。
面接での説明例
入社後、仕事内容や働き方が事前に聞いていた内容と大きく異なり、長期的に続けることが難しいと判断しました。次は、業務内容や教育体制を事前に確認し、自分の強みを活かして長く働ける環境を選びたいと考えています。
退職代行を使ったことまで、自分から話す必要はありません。
面接では「短期離職した事実」よりも、「同じ失敗を繰り返さないために何を確認しているか」を伝えましょう。
限界サインが強い人は、退職より先に安全確保を
もし今、「消えたい」「何もしたくない」「自分を傷つけそう」と感じているなら、退職手続きより先に安全確保を優先してください。
- 実家や信頼できる人の近くに移動する
- 一人で抱え込まず、家族や友人に連絡する
- 自傷の恐れがある場合は、迷わず119番や救急相談につなぐ
- 心療内科・精神科・地域の相談窓口に相談する
退職は大事ですが、命と体のほうが先です。
退職代行は、限界状態の人が会社との接点を減らすための手段です。自分を追い込むために使うものではありません。
まとめ|GW前に「もう無理」と気づいたなら、連休を回復に使っていい
4月入社でGW前に「もう無理」と感じると、罪悪感が出ます。
でも、体が拒否している状態で無理に戻ると、回復に時間がかかることがあります。
自分で退職を伝えられるなら、自分で伝えれば大丈夫です。
ただし、会社に連絡することを考えるだけで動けない。上司の顔を思い出すだけで苦しい。連休明けに出社する想像ができない。
その状態なら、退職代行で会社との直接連絡を切り離し、GWを実家で休むための時間に変えていいです。
辞めることは、人生を終わらせることではありません。
合わない職場から離れて、もう一度立て直すための手続きです。
よくある質問
Q. 4月入社でGW前に退職代行を使うのは早すぎますか?
A. 早いかどうかより、心身に限界サインが出ているかが重要です。自分で退職を伝えられるなら代行は不要ですが、連絡を考えるだけで動けない状態なら、外部の力を借りる選択肢になります。
Q. 退職代行を使うと会社に怒られませんか?
A. 会社が不快に思う可能性はあります。ただし、本人が直接対応する必要を減らすために退職代行を使います。会社から連絡が来た場合は出ずに、代行業者へ共有しましょう。
Q. GW中でも退職代行は相談できますか?
A. サービスによってはGW中もLINE相談を受け付けています。実際に会社へ連絡するタイミングは、会社の営業日や希望退職日によって調整されます。
Q. 親に退職代行を使ったことを言うべきですか?
A. 必ず言う必要はありません。まずは「体調が悪く、このまま続けるのは危ないと判断した。退職手続きは進めている」と伝えれば十分です。
Q. 退職代行を使うと転職先にバレますか?
A. 通常、退職代行を使った事実が離職票などに書かれることはありません。面接では、退職代行の話ではなく、短期離職の理由と次に大切にしたい条件を説明しましょう。
Q. 有給は使えますか?
A. 有給が残っていれば取得できる可能性があります。ただし、交渉が必要になる場合は、民間業者ではなく労働組合運営または弁護士対応の退職代行を選ぶほうが安全です。

