教育訓練給付金が使えるプログラミングスクール5校比較|受講料・給付額・学べる分野

教育訓練給付金が使えるプログラミングスクール5校の受講料と給付額の比較 教育訓練給付金

教育訓練給付金が使えるプログラミングスクールを、現在の対象コースと受講料まで公式ページで確認すると、比較しやすいのはRUNTEQ、CodeCamp、tech boost、インターネット・アカデミー、アビバの5校です。この記事では、各校から専門実践教育訓練の代表コースを1つずつ選びます。

給付後の負担が最も小さいのはCodeCampのプログラミングアドバンスコースで、最大80%まで受けられた場合は107,800円です。ただし、最大80%は受講時に8割引になる制度ではありません。まず受講料を支払い、修了で50%、就職・雇用継続などで合計70%、賃金が5%以上上がった場合に合計80%へ進みます。

申込み前に決める4項目

  • Web開発、Java、AI、Web制作のどの仕事を目指すか
  • 最大80%ではなく、まず50%を受けた時点でも支払えるか
  • 申請した学習期間内に課題・出席・修了テストを終えられるか
  • 受講開始日の2週間前までにハローワーク手続きを完了できるか

教育訓練給付金が使えるプログラミングスクール5校の比較

5校とも、ここで比較する代表コースは専門実践教育訓練です。最大給付額と最終負担は、本人が表の受講料を全額負担し、修了、就職・雇用継続等、賃金上昇の全条件を満たして80%支給された場合の目安です。

スクール・代表対象コース 主に学ぶ分野 受講料 最大給付額 最大給付後の負担
RUNTEQ
Web開発スタンダードコース・転職向け
Webアプリ開発 657,000円 525,600円 131,400円
CodeCamp
プログラミングアドバンスコース
PHP・LaravelによるWebサービス開発 539,000円 431,200円 107,800円
tech boost
ブーストコース(Ruby・PHP)
RubyまたはPHPのWeb開発 625,020円 500,016円 125,004円
インターネット・アカデミー
ITエンジニア転職コース
Java・Web開発・データベース 996,545円 640,000円 356,545円
アビバ
Web制作プロフェッショナルマスターパック
Web制作 583,000円 466,400円 116,600円

同じ「プログラミングスクール」でも、約1,000時間を想定するWeb開発、4か月のオンライン学習、Java中心の転職コース、Web制作では学習内容が違います。給付後負担だけで順位を決めず、応募したい求人で使われる技術から逆算してください。

制度と対象講座:厚生労働省「教育訓練給付制度」厚生労働大臣指定教育訓練講座検索システムで、給付区分、指定番号、指定期間を確認できます。

IT以外も含めた講座検索の手順は、対象講座・資格サブ親で確認できます。

教育訓練給付金の対象講座・資格一覧|指定講座の検索方法
教育訓練給付金の対象講座・資格を3区分別に整理。公式検索システムの使い方、指定番号・指定期間の確認、オンライン講座や取得率・費用の比較方法を解説します。

「最大80%」は3段階に分けて考える

修了までの基本給付は50%

専門実践教育訓練は、受講中の6か月ごとの支給単位期間または修了時に、支給要件を満たした対象経費の50%が支給されます。年間上限は40万円です。4か月コースなら受講中に50%が先払いされるのではなく、修了後の申請が基本になるため、受講開始時の資金を準備します。

修了後の就職・雇用継続等で合計70%

講座を修了し、目標資格の取得等を行ったうえで、修了後1年以内に雇用保険の被保険者として就職した場合、または受講中から雇用保険の被保険者である場合は、20%の追加給付を受けられます。目標資格が設定されていない指定講座では、講座修了が「資格の取得等」と同等に扱われる場合があります。

賃金が5%以上上がると合計80%

2024年10月1日以降に受講を開始し、修了後の賃金が受講前と比べて5%以上上昇した場合、さらに10%が追加されます。転職しただけ、正社員になっただけで自動的に80%になるわけではありません。受講前後の連続する6か月間の賃金を確認できる書類が必要です。

支給段階 主な条件 年間上限 5校で見ると
50% 受講認定・修了認定を満たして申請 40万円 最初に現実的に見込む額
合計70% 修了+資格取得等+就職・雇用継続等 56万円 就業状態と申請期限を確認
合計80% 上記に加えて賃金5%以上上昇 64万円 達成できた場合の最大額

支給条件:厚生労働省「Q&A~専門実践教育訓練給付金~」で、受給資格、支給額、受講前手続き、資格がない講座の追加給付を確認できます。

専門実践教育訓練の条件と申請全体を先に整理したい場合は、専門実践サブ親へ進んでください。

専門実践教育訓練給付金とは?最大80%の条件・対象資格・申請方法
専門実践教育訓練給付金の対象者、初回2年・再受給3年の条件、50%・70%・80%の計算、対象資格、受講前手続き、6か月ごとの申請期限を2026年の制度で解説します。

5校の対象コースと向いている人

RUNTEQ|約1,000時間・9か月でWeb開発を進めたい人

RUNTEQのWeb開発スタンダードコースは、転職向けが657,000円です。公式ページの最大給付額は525,600円、最大給付後の負担は131,400円です。学習量の目安は約1,000時間・9か月で、短期間の資格対策ではなく、Webアプリを作りながらエンジニア転職を目指す設計です。

受講開始日の2週間前までにハローワークで受給資格確認を行い、申請した学習期間内に修了する必要があります。受講中は6か月時点の受講認定、最後は修了認定を満たして申請します。

RUNTEQ:料金ページ専門実践教育訓練給付金制度の案内で、対象コース、価格、給付額、手続き、対象外コースを確認できます。

CodeCamp|4か月でPHPのWebサービス開発を学びたい人

CodeCampのプログラミングアドバンスコースは4か月・539,000円です。HTML、CSS、JavaScript、PHP、Laravel、Git、Dockerを使い、掲示板やフリマサイトなどのWebサービスを開発します。最大80%なら431,200円、最終負担は107,800円の計算です。

週20~25時間が学習目安で、40回のマンツーマンレッスンが含まれます。章末の実習課題は合格まで提出できますが、教育訓練給付金の修了認定基準と提出期限は、申込み前に教育訓練明示書で別に確認してください。

CodeCamp:プログラミングアドバンスコース専門実践教育訓練の認定案内で、料金、期間、学習内容、対象コースを確認できます。

tech boost|Ruby・PHP・Javaから言語を選びたい人

tech boostのブーストコースは、言語と学習期間で受講料が変わります。代表としてRuby・PHP、最大6か月、メンタリング月4回の625,020円を比較表に入れました。最大給付は500,016円、負担は125,004円です。

Javaは1,083,720円、JavaScript+PHPは916,630円で、どちらも最大給付は上限の640,000円です。安いRuby・PHPの金額を見てJavaを申込むと予算が大きくずれます。指定番号も言語別なので、申請書には契約した講座の番号を使います。

tech boost:料金・給付制度ページで、Ruby・PHP、Java、JavaScript+PHPの受講料、期間、指定番号、最大給付額を確認できます。

インターネット・アカデミー|Java中心で通学とオンラインを組み合わせたい人

ITエンジニア転職コースは996,545円で、最大給付64万円、最大給付後の負担は356,545円です。HTML、CSS、JavaScriptからJava、データベース、Git、セキュリティ、生成AI活用まで扱い、Web・業務システム開発への転職を目指します。

受講料の80%は797,236円ですが、年間上限64万円があるため、全条件を満たしても797,236円は支給されません。オンラインのみ、通学のみ、両方の組み合わせが可能ですが、給付対象として契約するコース名と教育訓練経費を明示書で固定します。

インターネット・アカデミー:Reスキル講座一覧ITエンジニア転職コースで、受講料、最大給付額、学習内容、受講方法を確認できます。

アビバ|Web制作を通学も使って学びたい人

Web制作プロフェッショナルマスターパックは583,000円で、最大給付466,400円、最大給付後の負担は116,600円です。2025年10月1日以降に初回講義を受ける人が制度対象で、指定番号は2312015-2520021-0です。

修了条件は出席率80%以上と、修了テスト80%以上の両方です。受講開始日の2週間前までに訓練前キャリアコンサルティングと受給資格確認を終える必要があります。自習中心のオンライン講座とは異なり、出席管理を続けられるかが重要です。

アビバ:Web制作プロフェッショナルマスターパックで、受講料、最大給付額、指定番号、受講前手続き、修了条件を確認できます。

同じスクールでも対象外コースがある

RUNTEQのPython×AIコースは対象外

RUNTEQ公式は、Web開発スタンダードコースを対象とし、Python×AIコースは専門実践教育訓練給付制度の対象外と明記しています。「RUNTEQが対象校だから、どのコースでも使える」という理解は誤りです。

CodeCampは対象と表示された商品を選ぶ

CodeCampには通常のプログラミングコース、Javaマスター、Rubyマスター、Webサイト制作など複数の商品があります。今回確認した専門実践の対象はプログラミングアドバンスコースなど、公式に対象と表示されたコースです。似た教材を含んでいても、通常商品へ自動適用されません。

tech boostは言語・期間・メンタリング回数を固定する

tech boostは同じブーストコースでも、Ruby、PHP、Java、JavaScript+PHPで指定番号と金額が違います。月額制のため自由に延長できる通常契約と、ハローワークへ申請した修了期間は同じではありません。給付を使うなら、申請した期間内の修了を優先します。

目指す仕事からコースを選ぶ

Webアプリ開発へ転職したい

Webサービスを一から作り、ポートフォリオと転職活動まで長期で進めたい場合はRUNTEQが候補です。4か月でPHP・Laravelの開発を集中して進めたい場合はCodeCampが比較対象になります。週に確保できる時間と修了期限を先に計算してください。

Javaの業務システム開発を目指したい

Javaを中心にフロントエンド、データベース、Gitまで学ぶならインターネット・アカデミー、Javaのブーストコースを選ぶならtech boostが候補です。受講料が高く80%計算では上限64万円を超えるため、最終負担額で比べます。

Web制作を仕事にしたい

Webサイト制作を中心に学び、出席と修了テストを管理しながら通学も使いたい場合はアビバが候補です。システム開発職を目指す講座とWeb制作講座は、同じHTML・CSSを含んでも就職先が異なります。

AI・データ分析を学びたい

AIを目指す場合は、今回の5コースを価格だけで選ばず、AI・データ分析の指定講座を別に探します。インターネット・アカデミーにはAIデータ活用実践コースなどがありますが、RUNTEQのPython×AIコースは給付対象外です。学校名ではなく商品名で判定してください。

最大給付までの一時負担を比較する

最大80%の広告だけを見ると、10万円台で受講できるように見えます。しかし給付金は後払いです。まず受講料を支払い、50%の申請、70%の追加申請、80%の賃金上昇分の申請と進みます。

代表コース 支払う受講料 50%支給後の負担 70%支給後の負担 80%支給後の負担
RUNTEQ 657,000円 328,500円 197,100円 131,400円
CodeCamp 539,000円 269,500円 161,700円 107,800円
tech boost 625,020円 312,510円 187,506円 125,004円
インターネット・アカデミー 996,545円 596,545円 436,545円 356,545円
アビバ 583,000円 291,500円 174,900円 116,600円

インターネット・アカデミーは50%、70%、80%の各段階で年間上限を使って計算しています。ほかの4コースは表の受講料へ各給付率を掛けた目安です。割引、キャンペーン、会社補助、返還金がある場合は本人負担が変わり、給付額も再計算されます。

申込みから給付までの手順

時期 行動 確認するもの
候補決定前 受給資格と加入期間を照会 ハローワークの回答
受講開始日の2週間前まで 訓練前キャリアコンサルティング、ジョブ・カード、受給資格確認 指定番号・受講開始日
申込時 給付制度を使う対象コースとして契約 商品名・期間・本人名義の領収書
受講中 課題、出席、テスト、受講認定を満たす 教育訓練明示書
6か月ごと・修了時 50%分を支給申請 受講証明・修了証明・領収書
就職・雇用継続等 20%の追加給付を申請 雇用保険加入と資格取得等
賃金上昇条件を満たした後 10%の追加給付を申請 受講前後6か月の賃金書類

スクールの申込みを先に完了し、翌日にハローワークへ行く順番は危険です。専門実践教育訓練は受講前手続きが必要です。開始日が迫っている場合は、申込前にハローワークの予約状況を確認してください。

退職後に利用する人は、離職から受講開始までの期限も先に確認します。

教育訓練給付金は退職後いつまで使える?1年の期限と最大20年の延長
教育訓練給付金を退職後いつまで使えるか、資格喪失日から1年の数え方、受講開始日の基準、最大20年の延長理由と申請方法、1年を過ぎた場合の確認手順を解説します。

給付を受けられなくなる主な失敗

スクール名だけで対象だと判断する

教育訓練給付金の指定はスクール単位ではなく講座単位です。コース名、言語、受講形態、受講期間、指定番号、指定期間のうち一つでも違えば、対象外になることがあります。見積書と厚労省検索結果を並べて確認します。

分割手数料まで給付されると思う

信販会社の分割手数料やローン金利は教育訓練経費ではありません。分割払いが利用できても、給付計算へ含まれるとは限りません。受講料、入学金、対象教材と、金利・追加サービスを分けた明細を受け取ってください。

学習期限と修了条件を確認しない

受講期間を延長できる通常サービスでも、給付制度で申請した修了期間を自由に延ばせるとは限りません。課題、出席率、修了テスト、受講認定の基準を契約前に書面で確認し、週ごとの学習時間へ落とします。

よくある質問

失業中でもプログラミングスクールに使えますか?

離職日の翌日から受講開始日までが原則1年以内で、必要な雇用保険加入期間などを満たせば対象になる可能性があります。初めて専門実践教育訓練給付金を使う場合の支給要件期間は原則2年以上です。

未経験からでも最大80%になりますか?

未経験かどうかでは決まりません。受給資格、講座修了、資格取得等、就職・雇用継続、受講前後の賃金上昇という条件で決まります。未経験者でも条件を満たせば対象ですが、修了しただけで80%になるわけではありません。

リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業と同じですか?

別制度です。教育訓練給付金は雇用保険の制度で、申請先はハローワークです。経済産業省の補助事業やスクール独自割引は、対象者、支給時期、転職条件、併用可否が異なります。「最大70%」「最大80%」という数字だけで同じ制度と判断しないでください。

プログラミングの職業訓練とどちらが安いですか?

公的職業訓練は受講料が原則無料のコースがありますが、募集地域、開始時期、選考、通所条件があり、希望時期に必ず受けられるとは限りません。教育訓練給付金は指定された民間講座の費用を先に本人が支払い、条件を満たした後に一部が支給されます。

まとめ|給付後の安さより、対象コースと仕事の出口で選ぶ

2026年8月31日時点で比較した5校は、RUNTEQ、CodeCamp、tech boost、インターネット・アカデミー、アビバです。代表コースはいずれも専門実践教育訓練ですが、Webアプリ、PHP、Ruby、Java、Web制作と学ぶ内容が違います。

最大80%まで受けた場合の負担は107,800円から356,545円ですが、最初に受講料の支払いが必要です。まず修了時の50%を基準に資金計画を立て、70%と80%は条件を満たした後の追加給付として考えてください。

申込み前に、ハローワークで受給資格を確認し、スクールから教育訓練明示書を受け取ります。最後にコース名、指定番号、受講開始日、申請する修了期間、修了条件を照合すれば、「対象校なのに選んだ商品は対象外」という失敗を防げます。

教育訓練給付金は誰がいくらもらえる?3種類の条件・対象講座・申請方法
教育訓練給付金は誰がいくらもらえる?一般・特定一般・専門実践の条件、対象講座、雇用保険の加入期間、30万円・120万円の支給例、受講前手続きと申請方法を2026年の制度で解説します。
タイトルとURLをコピーしました