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この記事は、退職代行を使って退職した経験がある筆者が、実体験と独自調査をもとに解説しています。
※本記事の情報は2026年5月時点のものです。最新情報は各公式サイトをご確認ください。個人の体験談は一例であり、効果を保証するものではありません。
「辞めたい。
でも、辞めてから次を探すのは怖い」――そう思って動けずにいませんか。
在職中に転職活動を進めたい。
けれど、会社にバレたら居場所がなくなる気もする。
給料が途切れる不安と、バレる不安。
その間で、何ヶ月も立ち止まっている人は少なくありません。
結論から言うと、在職中の転職活動は「難しいけれど、やるべき」です。
厚生労働省の「令和3年雇用動向調査」では、転職入職者の約7割が前職を辞める前から次を探していたと報告されています(出典:厚生労働省「令和3年雇用動向調査結果」)。
収入を絶やさず、焦らず、選ぶ余裕を持ったまま次に進める。
これが、在職中に動く人がいちばん多い理由です。
この記事では、在職中に転職活動を進めるメリット、会社にバレない7つのコツ、転職エージェントの使い方、退職を切り出すタイミングまでを順に解説します。
「動きたいけど動き方がわからない」――そのモヤモヤを、ここで一度ほどいていきましょう。
先に「あなたの今の選択肢」を整理しよう
「転職すべきか迷っている」とき、取れる行動は転職だけではありません。
① まず休む
心身が限界に近いなら、まず休職を検討してください。
傷病手当金(標準報酬日額の3分の2相当)を受けながら最長1年6ヶ月休めます(健康保険法第99条)。
※支給期間・要件は加入する健康保険組合・協会けんぽにより異なる場合があるため、最終判断は加入先の窓口でご確認ください。
② 誰かに相談する
一人で抱え込まなくて大丈夫です。
無料で使える相談窓口があります。
- よりそいホットライン:0120-279-338(24時間無料)
- 労働基準監督署:会社の違法行為について相談できます
③ キャリアを見直す
「辞めたいけど次が見えない」なら、キャリアのプロに相談するのも手です。
④ 在職中のまま転職活動を始める
今の会社にいながら準備を進める方法を、この記事で順番に解説します。
在職中に転職活動をするメリット5つ
メリット1:収入が途切れない安心感
在職中に転職活動をする最大のメリットは、収入が途切れないことです。
毎月の給料がある状態なら、焦らずじっくりと転職先を探せます。
退職後に始めると、貯金が減るプレッシャーから条件を妥協してしまうリスクがあります。
メリット2:条件交渉で有利になる
在職中なら「今の会社を辞めてまで行く価値があるか」という基準で企業を選べます。
年収交渉でも「現職の年収以上」という交渉カードが使えるため、退職後よりも条件面で有利になることが多いのです。
メリット3:ブランクが生じない
在職中に転職先を決めれば、職歴にブランクが生じません。
面接でブランクの理由を聞かれる心配もなく、スムーズに転職活動を進められます。
独自に調べた範囲では「退職代行を使った人が次の会社でデメリットを抱えるのは、退職代行のせいというより“転職先が決まっていない状態”そのものが原因」という声が複数ありました。
つまり、在職中に動いて先に内定を確保しておくこと自体が、いちばん大きなリスクヘッジになります。
メリット4:「辞めない」という選択肢も残せる
転職活動をした結果、「今の会社のほうがいい」と気づくケースもあります。
在職中なら「やっぱり辞めない」という選択ができますが、退職後にはその選択肢はありません。
リスクヘッジとしても、在職中の転職活動は合理的です。
メリット5:精神的な余裕が生まれる
「最悪、今の会社に残ればいい」という安心感は、面接の場でも効いてきます。
余裕があるからこそ、リラックスして話せる。
追い詰められた状態で面接を受けると、自信のなさが声や表情に出てしまいます。
独自に調べた範囲では、退職してから転職活動を始めた人と、在職中に始めた人の両方の経験談を集められました。
特別な事情がない限り、在職中に始めたほうが有利だったという声が多く目立ちました。
早く次を決めたいからと焦って会社を選ぶ時間がないと、ミスマッチに気づけないまま入社してしまう――その結果、2社目でまた辞めてしまった人の声も少なくありません。
「焦って選ぶ時間がない」――この状態を作らないために、在職中から動き始めるのが合理的です。
在職中の転職活動で会社にバレないための7つのコツ
コツ1:会社の端末やメールは絶対に使わない
会社のパソコンやスマートフォンで転職サイトを閲覧したり、転職関連のメールを送受信したりするのは厳禁です。
会社のIT部門はアクセスログを監視している可能性があります。
転職活動はすべて個人の端末でおこないましょう。
コツ2:SNSに転職活動の情報を載せない
TwitterやInstagramなどのSNSに「転職活動中」と投稿するのは非常に危険です。
同僚や上司がフォローしている可能性がありますし、鍵アカウントでもスクリーンショットで情報が漏れるリスクがあります。
コツ3:服装の変化に気をつける
普段カジュアルな服装の職場なのに、急にスーツで出社すると怪しまれます。
面接がある日は「外出の予定がある」と伝えるか、駅のロッカーで着替えるのがおすすめです。
オンライン面接が可能な企業なら、上半身だけスーツに着替える手もあります。
コツ4:有給休暇の取得パターンを急に変えない
普段あまり有給を取らない人が、急に半休や有給を連発すると転職活動を疑われます。
面接の日程はできるだけ業務時間外に調整しましょう。
どうしても平日に面接がある場合は、前もって有給取得の理由を考えておくと安全です。
コツ5:エージェントとの連絡方法を最初に決める
転職エージェントからの電話やメールが業務時間にくると、対応に困ります。
「連絡はメールのみ」「平日18時以降のみ」など、連絡方法と時間帯をエージェントに最初に伝えておきましょう。
LINEで連絡が取れるエージェントを選ぶと、もっとラクになります。
コツ6:同僚に転職活動のことは話さない
信頼している同僚であっても、転職活動のことは話さないのが鉄則です。
「ここだけの話」と言ったつもりでも、情報は広まるもの。
転職が決まるまでは、誰にも言わないことが最も安全です。
独自調査でも「在籍中に転職活動してた件を社内で言われた」「辞めて欲しい人ほど、リファレンスチェックで上司が逆に褒めまくる」という声がありました。
社内の口から漏れるリスクは、想像以上に大きいです。
コツ7:業務態度は退職日まで変えない
転職先が決まりそうだからといって、業務への姿勢が雑になると疑われます。
退職するその日まで、いつもどおりの仕事ぶりを維持しましょう。
円満退職のためにも、最後まで誠実に働くことが大切です。
転職エージェントの上手な使い方
独自に調べた範囲では、エージェントを通した転職は条件交渉を任せられるため、自分で直接交渉するより年収が上がりやすかったという声が複数ありました。
担当者と相性が合わない場合は、別の担当に変えてもらえるケースも多いとのことです。
つまり、エージェントは「使う/使わない」だけでなく「合う担当を選ぶ」ところまで含めて活用していくのがコツです。
複数のエージェントに登録して比較する
転職エージェントは2〜3社に登録するのがおすすめです。
エージェントによって持っている求人が異なるため、複数登録することで選択肢が広がります。
担当者との相性もあるので、比較して自分に合うエージェントを選びましょう。
「在職中」であることを正直に伝える
転職エージェントには「在職中で転職活動をしている」と正直に伝えましょう。
エージェントは在職中の転職者のサポートに慣れています。
面接の日程調整、連絡時間帯の配慮など、バレない転職活動を一緒に組み立ててくれます。
希望条件は「譲れない条件」と「あったらいい条件」に分ける
「年収◯◯万円以上」「残業月◯◯時間以内」「リモートワーク可」など、希望条件は具体的に伝えましょう。
あいまいな条件だと、ミスマッチの求人を紹介されてしまいます。
「絶対に譲れない条件」と「あったらいいな」の優先度を、登録前に紙に書き出しておくのがコツです。
面接のフィードバックを次に活かす
転職エージェントは、面接後に企業からのフィードバックを教えてくれます。
「どこが良かった」「どこが不足していた」という情報は、次の面接に活かせる貴重な手がかりです。
面接が苦手な人ほど、フィードバックを使い倒して通過率を上げていきましょう。
在職中の転職活動スケジュール(3ヶ月モデル)
期間の目安は2〜3ヶ月
在職中の転職活動は、2〜3ヶ月を目安に計画を立てましょう。
1ヶ月目で情報収集と応募、2ヶ月目で面接、3ヶ月目で内定・退職手続きというのが一般的な流れです。
ただし、焦って決める必要はありません。
在職中だからこそ、じっくり選ぶ余裕があります。
1ヶ月目:情報収集と応募
転職サイトやエージェントに登録し、気になる求人に応募します。
この段階では「とりあえず応募してみる」くらいの気持ちでOKです。
書類選考の通過率は20〜30%程度なので、5〜10社程度に応募しておくのがおすすめです。
2ヶ月目:面接
書類選考を通過した企業の面接を受けます。
1次面接から最終面接まで、通常2〜3回です。
在職中で時間が限られるため、面接の日程調整はエージェントに任せましょう。
オンライン面接が可能な企業を優先すると、スケジュール管理がぐっとラクになります。
3ヶ月目:内定・退職手続き
内定が出たら、入社日と退職日を調整します。
一般的には、内定承諾から1〜2ヶ月後の入社が目安です。
退職届の提出から退職日までは、法律上は2週間あればよいとされていますが、就業規則で「1ヶ月前まで」と定められている会社も多いため、早めに退職の意思を伝えましょう。
※法律上の根拠は民法第627条(期間の定めのない雇用の解約の申入れ)です。最終判断は所属会社の就業規則と労働契約をご確認ください。
独自に調べた範囲では、転職活動を「ラクに乗り切れた」と感じている人ほど、共通する段取りがありました。
在職中の有給をうまく使って面接日程を確保し、退職を伝えるときには次の内定もすでに手元にある――その状態を作っているのです。
さらに、慰留されたら応じないと先に決めておく、というルールを自分の中で持っていた人も多くいました。
「内定を握ってから退職を切り出す」――これが、在職中スケジュールの肝です。
退職を切り出すタイミングと手続き
切り出すのは「内定が出たあと」が基本
退職を切り出すタイミングは、内定が出てから。
これは鉄則です。
内定前に退職の意思を伝えてしまうと、転職先が決まらなかった場合の逃げ場がなくなります。
上司に伝えるタイミング
退職の意思は、直属の上司に最初に伝えるのがマナーです。
忙しい時間帯を避け、個室やミーティングルームで1対1で話しましょう。
「お話ししたいことがあるのですが、お時間をいただけますか」と切り出すのがスムーズです。
退職日の決め方
退職日は、引き継ぎ期間と有給消化を考慮して決めます。
法律上は退職届提出から2週間後に退職できますが、就業規則で1ヶ月前と定められている場合はそれに従うのが一般的です。
転職先の入社日から逆算して、無理のないスケジュールを組みましょう。
引き止めにあった場合の対処法
退職を切り出すと、ほぼ確実に引き止められます。
「待遇を改善する」「異動させる」と言われても、退職の意思が固いなら丁重にお断りしましょう。
引き止めに揺らいで退職を撤回すると、「辞めたがっている人」というレッテルが残るリスクがあります。
退職届の書き方と引き継ぎ
退職届は「退職願」ではなく「退職届」として提出します。
退職願は「辞めたいのですが」という相談、退職届は「辞めます」という通告です。
スムーズに退職したいなら、退職届を提出するのが正解です。
引き継ぎは「引き継ぎ書」を作成して、文書で残しましょう。
口頭だけの引き継ぎは、後からトラブルになるリスクがあります。
退職が言い出せないときの退職代行
「上司に言えない」は退職代行で物理的に解決できる
転職先が決まったのに、上司に退職を言い出せない――そんな状況に陥っていませんか。
退職代行サービスを使えば、あなたの代わりに退職の意思を会社へ伝えてくれます。
上司と直接話す必要はありません。
有給消化も交渉してもらえる(労働組合型・弁護士型のみ)
労働組合が運営する退職代行や、弁護士が運営する退職代行であれば、有給消化の交渉が可能です。
「有給が余っているけど使えない雰囲気」の職場でも、退職代行を通じて有給消化を実現できます。
残っている有給を全部使ってから退職することで、転職までの準備期間を確保できます。
※法律上「会社との交渉」は、労働組合または弁護士でなければおこなえません(弁護士法第72条)。民間運営の退職代行は「意思の伝達」のみとなる点に注意してください。
円満退職も実現できる
退職代行を使っても、円満退職は実現できます。
会社への連絡を丁寧におこない、引き継ぎ書の提出方法なども調整してくれる業者が多いからです。
「退職代行を使ったら会社に恨まれる」と心配する必要はありません。
あわせて読みたい
退職前に有給を全部消化する方法|不安な人の3つの対策
在職中の転職活動でよくある失敗と対策
失敗1:転職活動のモチベーションが続かない
在職中は日々の業務に追われ、転職活動が後回しになりがちです。
「毎週日曜日の午前中は求人チェック」など、ルーティンを決めておくことで継続しやすくなります。
転職エージェントに登録しておけば、求人を自動で紹介してもらえるので効率的です。
失敗2:現職の評価が下がる
転職活動に気を取られて、現職のパフォーマンスが下がるのは避けましょう。
現職での評価は、転職先から前職に問い合わせがあった際に影響する場合があります。
「今の仕事も全力でやる」という姿勢が、結果的に良い転職につながります。
失敗3:内定を焦って承諾する
「やっと内定が出た」と嬉しくなって、条件をよく確認せずに承諾してしまうケースがあります。
在職中だからこそ、焦る必要はありません。
年収、勤務地、残業時間、福利厚生をしっかり確認してから承諾しましょう。
失敗4:退職で揉める
転職先が決まっても、現職の退職でトラブルになるケースがあります。
強引な引き止め、退職届の受理拒否、有給消化の拒否などスムーズに辞められない場合は、退職代行の活用を検討しましょう。
30代の転職で「こんなはずじゃなかった」と後悔する具体例は、転職に失敗した30代のリアル|後悔パターン5つと巻き返す方法でまとめています。
よくある質問(FAQ)
Q1. 在職中の転職活動は違法ですか?
違法ではありません。
転職活動は個人の自由であり、法律で制限されることはありません。
就業規則で「副業禁止」と定められている場合でも、転職活動は副業には当たらないと一般的に解釈されています。
Q2. 在職中の転職活動にかかる期間はどのくらいですか?
一般的には2〜3ヶ月です。
業界や職種によっては1ヶ月で決まることもあれば、半年以上かかることもあります。
在職中なら焦る必要はないので、納得のいく企業が見つかるまでじっくり探しましょう。
Q3. 転職活動が会社にバレたらどうなりますか?
法的なペナルティはありません。
ただし人間関係が気まずくなったり、評価に影響する可能性はあります。
バレないための7つのコツを徹底して、リスクを最小限に抑えましょう。
Q4. 退職届を出したら即日退職できますか?
法律上は、退職届提出から2週間後に退職が成立します(民法第627条)。
会社との合意があれば即日退職も可能です。
会社と「合意」を取り付ける交渉は、本人または弁護士・労働組合が代理人となれる範囲でのみ可能です。
民間の退職代行は「意思の伝達」までとなるため、即日退職を確実に成立させたい場合は、労働組合型または弁護士型の退職代行を選んでください。
Q5. 転職先に「在職中」であることを伝えるべきですか?
はい、伝えるべきです。
在職中であることを正直に伝えたほうが、入社日の調整などがスムーズに進みます。
企業側も在職中の応募者には慣れているので、マイナスに捉えられることはほとんどありません。
まとめ:在職中に動ける人が、いちばん損をしない
在職中に動くのが、最もリスクの低い選択
転職活動は、在職中に進めるのが最もリスクの低い方法です。
収入が途切れない、条件交渉で有利、辞めないという選択肢も残せる――メリットは圧倒的に多いのです。
バレない7つのコツを徹底する
会社にバレないための7つのコツを守りながら、着実に転職活動を進めましょう。
転職エージェントを活用すれば、在職中でも効率的に動けます。
あなたのペースで、後悔のない転職を実現してください。
退職が壁になりそうなら、退職代行という逃げ道もある
転職先が決まったあとの「退職を言い出す」が最大の壁になる人は少なくありません。
「上司に言えない」「引き止めが怖い」なら、退職代行という選択肢もあります。
無理にひとりで抱え込まず、使えるものは使って次の場所へ進んでください。
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