工事担任者のDD3種は今も有効?現在の資格名との対応と履歴書の書き方

電気工事・通信工事の仕事と資格

工事担任者のDD第三種は現在も有効です。

2021年4月の制度改正で現在の資格名は「第二級デジタル通信」に変わりましたが、DD第三種の資格者証が無効になったわけではありません。DD第三種は第二級デジタル通信の資格者証を持つ人と同じ扱いになります。

履歴書には「工事担任者 DD第三種」と資格者証の名称をそのまま書き、必要なら「現:第二級デジタル通信」と添えると現在の制度との対応も伝わります。

DD第三種の資格者証は今も有効です

工事担任者の資格制度は2021年4月に見直され、DD第三種という試験名は第二級デジタル通信へ変わりました。

ただし旧資格が失効したわけではありません。日本データ通信協会が公表している制度改正Q&Aでは、2021年3月31日までに交付された工事担任者資格者証は改正後も有効とされています。

さらにDD第三種については、第二級デジタル通信の資格者証の交付を受けた人とみなす扱いです。名称変更だけを理由に再受験する必要もありません。

制度改正の確認:日本データ通信協会「資格制度改正のご案内」

現在の資格名は「第二級デジタル通信」です

DD第三種に対応する現在の資格名は第二級デジタル通信です。

現在の第二級デジタル通信では、主としてインターネットへ接続する回線について、接続点のデジタル信号の入出力速度が毎秒1ギガビット以下の端末設備等を接続する工事を行ったり監督したりできます。

DD第三種の保有者も制度上はこの第二級デジタル通信と同じ扱いです。求人票や社内の資格一覧に「第二級デジタル通信」と書かれている場合でも、DD第三種が無効になったという意味ではありません。

現在の工事範囲:日本データ通信協会「電気通信の工事担任者とは?」

履歴書は旧名称を残して現行名を添えると分かりやすい

履歴書では、実際に交付を受けた資格名を事実どおりに書くのが基本です。

DD第三種の資格者証が交付されている場合は「工事担任者 DD第三種 取得」と書けます。現在の名称も伝えたい場合は、次のように補足すると資格の位置づけが分かりやすくなります。

工事担任者 DD第三種(現:第二級デジタル通信) 取得

「第二級デジタル通信 取得」とだけ書くより、資格者証に記載された旧名称を残したうえで現在の名称を添える方が、取得時の資格名と現在の制度との対応を同時に伝えられます。

資格欄には「合格」より「取得」が合います

資格者証の交付まで受けている場合、履歴書の資格欄は「取得」とするのが自然です。

工事担任者は試験合格後に資格者証の交付申請を行う制度です。DD第三種の資格者証が交付されているなら「DD第三種 合格」より「DD第三種 取得」の方が現在の状態に合っています。

試験には合格していても資格者証の交付を受けていない場合は別です。資格者証の交付申請には期限があるため、履歴書へ「取得」と書く前に交付状況を確認する必要があります。

「デジタル第三種」と「DD第三種」は同じではありません

ここで区別したいのが、DD第三種より前にあった「デジタル第三種」です。

2005年7月31日以前に交付されたデジタル第三種は、2021年の制度改正で第二級デジタル通信とみなされる資格には入っていません。資格者証自体が無効になるわけではありませんが、DD第三種と同じものとして扱うことはできません。

資格者証の表記が「DD第三種」なのか「デジタル第三種」なのかで扱いが変わります。履歴書へ記載する前に正式名称を確認しておく必要があります。

取得時期が古くてもDD第三種に更新は必要ありません

工事担任者資格には更新義務がありません。取得から年数がたっているだけでDD第三種が失効することはありません。

その一方で、資格者証の交付を受けた人には新しい技術や知識の向上に努める規定があります。資格の有効性とは別に、現在のネットワークや配線方式について知識を更新することは実務上必要になります。

更新の扱い:日本データ通信協会「よくあるご質問」

求人に「第二級デジタル通信」と書かれていたら応募できる?

DD第三種は第二級デジタル通信とみなされるため、資格要件が現在の名称で書かれている求人でもDD第三種だから対象外になるわけではありません。

ただし求人によっては資格だけでなく、LAN工事や端末設備の接続経験まで求めている場合があります。資格要件と実務経験の要件は別なので、求人票では分けて確認した方が分かりやすいでしょう。

電気通信工事で使われる資格全体を整理したい場合は、こちらの記事も参考になります。

電気通信工事の資格一覧|未経験から取る順番と職業訓練
電気通信工事の資格を、端末接続・電源工事・無線・施工管理の仕事別に整理します。

まとめ|DD第三種は有効で現在は第二級デジタル通信に対応します

工事担任者のDD第三種は今も有効です。2021年4月の制度改正によって名称は第二級デジタル通信へ変わりましたが、DD第三種の資格者証を持つ人は現在の第二級デジタル通信の資格者証を持つ人と同じ扱いになります。

履歴書は「工事担任者 DD第三種」と事実どおりに書き、現在の名称も伝えたい場合は「現:第二級デジタル通信」と添える形が分かりやすいでしょう。

なお、資格者証に「デジタル第三種」と書かれている場合はDD第三種とは別です。履歴書へ書く前に資格者証の正式名称を確認しておくと間違いを防げます。

確認した公式情報

確認日:2026年9月17日