※本記事はPRを含みます(広告ポリシー)
この記事は、SESエンジニアとして月100時間の残業で限界が来て、退職代行ガーディアンを使って会社と二度と話さずに辞めた筆者が、実体験と公的データをもとに解説しています。同じ状況で動けなくなっている人が、最短で抜けるための情報だけをまとめました。
SESで働いていると、自分が誰の指揮下にいるのか分からなくなる瞬間がある。
所属会社、元請、客先、そのまた先のプロパー。指示系統が3階層も4階層も重なって、責任の所在が曖昧。これが多重請負の現場だ。
「辞めたい」と思った時、まず詰まるのは「誰に言えばいいのか分からない」という壁だ。所属の上司は別ビル。客先のプロパーには頭を下げて働かせてもらってる立場。退職届を出す相手すら見えない。
この記事では、SESの多重請負から最短で抜ける道筋を、法的根拠と実体験の両面から整理する。読み終えた頃には「動く順番」が分かる状態になる。
- SESで「辞めたい」が止まらない人の状態整理
- SESの多重請負がしんどい構造的な理由
- 退職代行を使う法的根拠|民法627条をやさしく解説
- 退職代行を使う際のSES特有の注意点
- 退職代行を使ったあとの流れ|申し込みから退職完了まで
- 退職代行3社の比較|状況別のおすすめ
- 「自分で言う」 vs 「退職代行」|SES現場で比較すると
- 退職代行を使う前のチェックリスト|動く前に確認したい7項目
- 退職代行を使う3つのリスクと対策
- 退職代行の費用と「元が取れる」基準
- 退職後の生活設計|お金と手続きの全体像
- 退職代行を使ったあとの心理変化|筆者の場合
- 退職を決断できない人が知っておくべき3つの事実
- SESを抜けたあとの「次の働き方」を準備しておく
- まとめ|SES多重請負を最短で抜ける道
- よくある質問
- あわせて読みたい
SESで「辞めたい」が止まらない人の状態整理
「自分だけが甘えているのでは」と感じてこの記事にたどり着いた人へ。まず数字を見てほしい。
年代別の離職率(厚労省 令和5年 雇用動向調査)
| 年齢層 | 男性 | 女性 |
|---|---|---|
| 20〜24歳 | 24.8% | 26.5% |
| 25〜29歳 | 18.4% | 18.3% |
| 30〜34歳 | 11.0% | 12.8% |
出典:厚生労働省「雇用動向調査」(最新年次は厚労省サイトで要確認)
20代前半は4人に1人が毎年辞めている。
さらに同省の「新規学卒就職者の離職状況」では、大卒者の3年以内離職率は32.3%。
3人に1人が3年以内に辞めている。
「辞めたい」気持ちは少数派ではない
これだけ多くの人が辞めている事実があるのに、自分の「辞めたい」だけを甘えと判断する必要はない。
問題は、辞めるかどうかを冷静に判断できる状態に自分があるかどうかだ。
心身が限界に近い状態で「もう少し頑張る」を選ぶと、回復に数ヶ月から数年かかることがある。
「言えなくなった」のは精神状態が限界に近いサイン
辞めたいと思っているのに「自分の口からは言えない」。これは性格の問題ではなく、心身が一定ラインを超えたサインに近い。
同じ状況で動けなくなった人の声を一つ紹介する。
退職代行を使おうと心に決めた直後に倒れて、気づいたら入院していた。朝5時から翌2時まで働き詰めの毎日で、心も体も先に音を上げた。倒れる前に動けばよかったと思っている。
SES現場で長時間労働を経験した30代男性エンジニアの声(独自調査より要旨)
「自分で言える状態」と「言えなくなった状態」の境目は、本人ではほとんど分からない。動悸・吐き気・出勤前の涙が出ているなら、それは既に境目を越えている可能性が高い。
SESの多重請負がしんどい構造的な理由
SESがしんどいのは、本人の弱さではなく構造の問題だ。
- 誰が自分の上司か分からない(所属会社の上司・元請・客先プロパー)
- 業務命令の系統が複数あり、矛盾する指示が飛んでくる
- 残業代の請求先が不明瞭になりやすい
- 有給を取るのに「まず客先に確認」が必要
- 辞めると言える相手がそもそもいない
筆者自身、所属会社の上司は別ビルにいて、客先のプロパーには頭を下げて働かせてもらってる立場だった。
誰に「辞めます」と言えばいいのか分からなかった。
「相談しても何も変わらない」のもSES特有
多重請負は「責任の所在」が誰にも明確でない。だから何度相談しても何も動かない。
使う前に、話せる上司やしかるべき部署に相談を何度もした。キャパオーバーを伝えても、何も変わらなかった。こういうサービスがなきゃ死んでいたから、知っていてよかった。
退職代行で辞めた20代女性会社員の声(独自調査より要旨)
所属会社は「客先と相談して」と言い、客先は「所属会社の問題でしょ」と返す。この間で板挟みになっているのが多重請負の現場の典型だ。
同じSES現場で抜けた人の体験談
SES特有の事情を踏まえた抜け方の手順は、SESエンジニアが退職代行で辞めた話|限界だった3つの理由でも詳しく書いている。同業の体験談として参考にしてほしい。
退職代行を使う法的根拠|民法627条をやさしく解説
「会社の許可がないと辞められない」と思っている人は多い。
しかしこれは法律的に間違っている。
日本の民法では、労働者には退職の自由が明確に保障されている。
民法627条1項:いつでも退職の申し入れができる
民法627条1項にはこう書かれている。
当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
民法 第627条1項
無期雇用であれば、申し入れから2週間で雇用契約は終了する。
会社の承認は法的に必要ない。
退職代行が「即日対応」と言えるのは、この条文と有給消化を組み合わせて2週間の出社をゼロにできるからだ。
※ 有期雇用契約・契約社員の場合は別ルール(民法628条のやむを得ない事由が必要)が適用されるため、自分の雇用契約書を確認するか、最終判断は弁護士・労基署に相談するのが安全だ。
労働基準法5条:強制労働の禁止
労働基準法5条では、暴行・脅迫・監禁などによる労働の強制を禁じている。
「辞めさせない」「損害賠償を請求する」と脅して引き留める行為は、この条文に抵触する可能性が指摘されている。
退職代行を使う際のSES特有の注意点
SESの場合、退職代行から連絡してもらう先は所属会社であって、客先ではない。
客先プロパーに連絡してもらう必要はない。
所属会社が客先に「契約終了」を伝える流れになる。
これは重要だ。客先との人間関係を気にせずに済む。
筆者のときも、客先のプロパーには所属会社経由で「契約終了します」と通知が行っただけで、本人と客先のやり取りはゼロだった。
「プロジェクトの途中で抜けたら迷惑」は思い込みでいい
炎上案件で「自分が抜けたら現場が回らない」と感じている人は多い。
しかし、人ひとりが抜けて止まるプロジェクトは、構造そのものが既に破綻している。IT炎上案件のデスマーチから抜けたい人へ|退職代行でリリース前に逃げる方法でも書いたが、デスマーチ案件で倒れて入院した側に責任を取らせる仕組みは存在しない。
抜けた瞬間、現場は別の動き方を見つける。それは現場の責任で、辞める側が背負う問題ではない。
退職代行を使ったあとの流れ|申し込みから退職完了まで
「申し込んだあと何が起きるのか分からない」のが一番不安なポイントだ。
実際の流れは思っているよりシンプルだ。
1日目:LINEで申し込み・ヒアリング
LINEを友だち追加して、会社情報・自分の状況・希望退職日を伝える。
所要は15〜30分。料金の支払いは銀行振込かクレジットカード。
深夜でも返信が来る。
2日目:代行業者から会社へ連絡
朝イチで業者から会社に電話が入る。
本人は一切連絡しなくていい。
会社からあなたへの直接連絡は、業者が「以後の連絡は当方経由で」と伝えて止めてくれる。
3〜14日目:退職手続き・有給消化
有給があれば全消化、なければ即日退職扱い。
離職票・源泉徴収票・年金手帳などは郵送で受け取る。
会社に出向く必要はない。
私物が残っている場合は郵送で返してもらう。
退職後にやること
- 離職票が届いたらハローワークで失業給付の申請
- 健康保険の切り替え(任意継続 or 国保)
- 年金の切り替え(厚生年金 → 国民年金)
- 住民税の支払い方法変更(給与天引き → 普通徴収)
これらは退職代行業者のサポート範囲外だが、ハローワーク・市区町村窓口で全て手続きできる。
退職代行3社の比較|状況別のおすすめ
退職代行サービスは大きく分けて「労働組合運営」「民間業者」「弁護士」の3種類がある。
料金だけで選ぶと、交渉が必要な場面で動けないケースがあるので注意が必要だ。
| サービス名 | 料金 | 運営 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 退職代行ガーディアン | 19,800円 | 労働組合 | 有給交渉や引き止め対策を会社と交渉してほしい人 |
| 弁護士法人ガイア | 25,300円〜 | 弁護士法人 | 未払い賃金やパワハラなど法的トラブルも合わせて対応したい人 |
| 退職代行モームリ | 22,000円 | 民間企業 | 費用を抑えたい・シンプルに退職だけしたい人 |
SESエンジニアにガーディアンを推す理由
ガーディアンは労働組合が運営している。
有給消化や退職日の交渉が法律上できる(民間業者は交渉が違法になる可能性がある)。
料金は19,800円で追加料金なし、LINEで24時間受付、相談から退職完了まで一貫対応。
筆者自身もここを使ったが、申し込んだ翌朝には会社からの連絡が止まっていた。
未払い残業代を請求したい場合は弁護士法人ガイア
多重請負の現場では「サービス残業」「みなし残業の超過分が出ない」が起きやすい。
未払い残業代の請求は、民間業者・労働組合では取り扱いに限界がある。
弁護士法人ガイアは未払い賃金・パワハラなど法的トラブルもまとめて対応できるため、過去の残業代を取り返したい人はこちらが安全だ。
「自分で言う」 vs 「退職代行」|SES現場で比較すると
退職代行を使う前に「やっぱり自分で言うべきでは」と迷う人は多い。
無料の選択肢は3つ考えられる:① 直属上司に直接言う、② 退職届を郵送して放置(バックレ)、③ 内容証明で退職届を送る。
結論から言うと、SESで自分から動くのは思っているより難易度が高い。
① 自分で直属上司に言う
SESの場合、所属会社の上司なのか、客先プロパーなのか、まず誰に言うかで詰まる。
所属会社の上司に言っても「客先と相談して」と返され、客先に言うと「契約上、所属会社経由で」と返される。
この往復で消耗するのが、SESで自分から辞めると言いづらい構造的な理由だ。
② 退職届を郵送して出社をやめる(バックレに近い動き)
無料だが、リスクは大きい。
会社からの電話・自宅訪問・実家への連絡が止まらないケースがある。
退職完了の証跡(離職票・源泉徴収票)が出るまで時間がかかり、次の転職活動にも支障が出やすい。
③ 内容証明で退職届を送る
法的な意思表示としては有効だ。
ただし、有給消化の交渉や会社からの連絡を止める交渉は本人がやらないといけない。
結局、引き留めや脅し電話への対応で精神的に削られる。
退職代行が「2万円分の価値がある」と言える理由
- 会社・客先・元請の誰とも一切話さなくていい
- 引き留め・脅しの電話を業者がブロックしてくれる
- 有給消化の交渉が法律上可能(労働組合・弁護士のみ)
- 退職完了までの最短ルートが確保される
「自分で言える状態」「有給がほぼない」「会社の人間関係が悪くない」場合は、わざわざ2万円払う必要はない。退職代行は「自分で言えない人のための保険」であって、誰でも使うべきものではない。
ただ、SESで多重請負の現場にいて、「言える気がしない」「考えただけで動悸がする」状態なら、それは限界のサインなので外部の力を借りていい。
| サービス名 | 料金 | 運営 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 退職代行ガーディアン | 19,800円 | 労働組合 | 有給交渉や引き止め対策を会社と交渉してほしい人 |
| 弁護士法人ガイア | 25,300円〜 | 弁護士法人 | 未払い賃金やパワハラなど法的トラブルも合わせて対応したい人 |
| 退職代行モームリ | 22,000円 | 民間企業 | 費用を抑えたい・シンプルに退職だけしたい人 |
退職代行を使う前のチェックリスト|動く前に確認したい7項目
勢いで申し込む前に、以下を確認しておくと当日のやり取りがスムーズになる。
スマホのメモにコピーして埋めておくだけでいい。
- ✓ 会社の正式名称・所在地・代表者名
- ✓ 直属の上司の氏名と部署
- ✓ 雇用形態(正社員・契約・派遣)と入社年月
- ✓ 有給の残日数(給与明細か社内システムで確認)
- ✓ 会社から借りているもの(PC・制服・社員証・健康保険証)
- ✓ 私物が会社にあるか(ある場合は郵送依頼の準備)
- ✓ 退職金・未払い残業代の有無
これらを揃えておけば、申し込み後の質問に5分で答えられる。
逆に何も準備せずに申し込んでも代行業者がヒアリングしてくれるので、限界の人はそのまま連絡してしまっていい。
退職代行を使う3つのリスクと対策
退職代行は便利な反面、知らずに使うと損するポイントもある。
事前に押さえておけば回避できるものばかりだ。
リスク1:民間業者は「交渉」ができない
民間業者は退職の意思を伝えるだけで、有給消化日数や退職日の交渉は弁護士法違反になる可能性がある。
「全部やってくれる」と思って民間業者に頼むと、有給を1日も使えずに終わるケースがある。
労働組合運営のガーディアンか弁護士法人なら、交渉が法的に可能とされている。
リスク2:会社から損害賠償請求の脅しが来る
「途中で辞めたら損害賠償だ」と脅す会社は実在する。
ただし、労働者の退職を理由に損害賠償が認められた裁判例は乏しいとされている。
引き継ぎ不足を理由にした請求も、実損が立証されない限り認められないのが通常だ。
脅しが来たら無視か、弁護士系の代行に切り替えればいい。
※ 個別ケースの最終判断は弁護士に相談することをおすすめする。
リスク3:離職票が届かない・遅れる
稀に、会社が嫌がらせで離職票の発行を遅らせるケースがある。
離職票は失業給付の申請に必要だが、会社が出さない場合はハローワークに直接相談すれば代替手段で申請できる。
代行業者にも「離職票は確実に郵送依頼」と伝えておけば安心だ。
退職代行の費用と「元が取れる」基準
2万円前後の出費は、限界の状況にいる人にとって決して軽くない。
だが、何と引き換えになるのかを冷静に計算すると、多くのケースで割に合う。
2万円で買えるもの
- 会社と二度と話さなくていい時間
- 引き留め交渉の精神的消耗ゼロ
- 有給消化分の給与(交渉が成功すれば数万〜十数万円)
- 退職完了までの最短ルート(最短即日)
「元が取れない」と感じるケース
逆に、自分で言える状態で、有給もほぼ残っていなくて、職場の人間関係も悪くないなら、わざわざ2万円払う必要はない。
退職代行は「自分で言えない人のための保険」であって、誰でも使うべきものではない。
▼ 筆者の体験
筆者自身、SESエンジニアで月100時間の残業が3ヶ月続いて限界が来た側だ。日曜の夜23時、布団の中で「明日また客先に行くのか」と考えただけで動悸がした。自分で辞めると言い出す気力はもう残っていなかった。
最終的に退職代行ガーディアンに日曜の夜に申し込み、月曜の朝には会社と二度と話さずに済んだ。あのとき自分で連絡を入れていたら、たぶん引き留められて潰れていたと思う。
退職後の生活設計|お金と手続きの全体像
退職した瞬間に収入が止まるわけではない。
制度を知っていれば、数ヶ月の生活費はカバーできる。
辞める前に知っておけば、退職後の不安は半分以下になる。
失業給付(雇用保険)の目安
自己都合退職の場合、ハローワークに申請してから一定の待機期間を経て、90〜150日間の給付を受けられる。
給付額は退職前6ヶ月の平均給与の約50〜80%。月給25万円なら、月額およそ15万円前後が目安だ。
※ 待機期間の日数・給付日数は退職理由(自己都合か特定理由離職者か)と年齢・被保険者期間で変動する。最終判断は管轄ハローワークが行うため、自分のケースの正確な金額は窓口で確認するのが安全だ。
2025年4月の雇用保険法改正により、自己都合退職でも「教育訓練を受講中」であれば待機期間が短縮される制度が運用されている。退職後にスキルアップを考えている人は、この制度を使えば空白期間が圧縮できる可能性がある(受講要件はハローワークで要確認)。
健康保険の選択肢
退職すると会社の健康保険から抜ける。選択肢は3つ。
- 国民健康保険に切り替え(市区町村の窓口で手続き)
- 任意継続(退職前の健康保険に最大2年間継続加入。退職後20日以内に申請)
- 家族の扶養に入る(年収130万円未満の見込みの場合)
どれが安いかは収入と家族構成による。
一般的には前年の収入が高い人は任意継続のほうが安く、低い人は国保が安い傾向にある。
退職前にシミュレーションしておくと迷わない(市区町村の国保窓口で見積もりが取れる)。
住民税の落とし穴
退職後に忘れがちなのが住民税だ。
住民税は前年の所得に対して課税されるため、退職して収入がゼロでも請求が来る。
給与天引きから普通徴収に切り替わり、自分で納付書で払う必要がある。
退職前の年収が300万円なら年間およそ12万円前後が目安だが、自治体・控除条件で変動するため、最終的な金額は市区町村窓口で確認するのが安全だ。
退職代行を使ったあとの心理変化|筆者の場合
退職代行ガーディアンに日曜の夜に申し込んで、月曜の朝からもう出社しなくてよくなった。
そのあと何が起きたか、正直に書く。
最初の1週間:「本当に辞めたのか」が実感できない
月曜の朝、目覚まし無しで起きた。
天井を見て「あ、今日から行かなくていいのか」と気づいて、しばらく動けなかった。
嬉しいとか安心とかじゃなく、ただ空っぽだった。
3日目くらいから急に食欲が戻って、自分がどれだけ追い込まれていたか初めて分かった。
1ヶ月後:罪悪感はゼロではない
「挨拶なしで辞めた」ことへの後ろめたさは少し残った。
でも、あの状態で自分から連絡を入れていたら100%引き留められていた。
そう考えると、代行を使った判断は間違っていなかった。
後悔はしていない。ただ、元同僚に対して申し訳なさがゼロかと聞かれたら、ゼロではなかった。
半年後:あのとき動いてよかった
転職先が決まって、残業時間は月20時間以下になった。
前職にいた頃の自分を思い出すと「あれは明らかに限界だった」と客観視できるようになった。
在職中は比較対象がないから異常に気づけない。
辞めてから初めて、自分がいた環境の異常さが見えた。
同じく代行で救われた人の声
自分で退職を言い出せなくなるほど、メンタルが終わった時に助けてもらった。有給消化からの即退職にしてもらえて本当に救われた。次にどこか退職する時は、自分で言い出せるうちに辞めようと思っている。
退職代行で救われた30代男性会社員の声(独自調査より要旨)
「次は自分で言えるうちに」というのは、代行を使った人にしか出てこない言葉だ。
限界を一度経験したからこそ、次の職場で同じラインを越える前に動けるようになる。
退職を決断できない人が知っておくべき3つの事実
「辞めたい」と思いながらも動けない人には、共通する思い込みがある。
ここでは、実際のデータと法律から、その思い込みを修正する。
事実1:「3年は続けろ」に法的・統計的な根拠はない
「石の上にも三年」は慣用句であって、キャリアの法則ではない。
厚労省の調査で新卒の3人に1人が3年以内に辞めている事実が示すとおり、合わない環境に3年いるより、早期に転職して成長できる環境に移った人のほうが結果が良いという調査結果も複数出ている。
リクルートワークス研究所の「全国就業実態パネル調査」など、各種転職追跡調査では「20代で転職した人の多くが転職してよかった」と回答する傾向が見られる(最新の集計値は各調査の公式サイトで確認できる)。
事実2:退職理由に「一身上の都合」以上の説明は不要
退職届に書く理由は「一身上の都合」の一言で法律上十分とされる。
上司に聞かれても詳しく答える義務はない。
退職代行を使えば、この会話そのものが発生しない。
会社側が「理由を言わないと受理しない」と言っても、民法627条により申し入れから2週間で雇用は終了する。
受理の有無は関係ない。
事実3:退職後の空白期間は思ったほど不利にならない
「ブランクがあると転職できない」と思い込んでいる人は多い。
しかし実際には、20代であれば3〜6ヶ月程度のブランクは面接でほとんど問題にならない傾向がある。
面接官が気にするのは「なぜ辞めたか」と「次に何をしたいか」であって、空白の長さではないケースが多い。
体調を崩して退職した場合は「体調回復のため」と正直に伝えれば、自己管理能力として好意的に受け取られることもある。
筆者自身、退職後に2ヶ月のブランクがあったが、転職活動で一度もそこを突っ込まれなかった。
聞かれたのは「次にどんな仕事がしたいか」だけだった。
ブランクを恐れて限界まで我慢するほうが、心身の回復に時間がかかって結果的にブランクが長くなる。
動くなら早いほうがいい。
SESを抜けたあとの「次の働き方」を準備しておく
退職代行で抜けるのは「逃げる側」の手段だ。
同時に「次にどこに向かうか」も走り出しておくと、退職後の不安が圧倒的に減る。
SESを抜けた人がよく選ぶ次の選択肢
- 自社開発のSEに転職(多重請負の構造から外れる)
- 受託開発のSEに転職(指示系統が一本化される)
- SaaS企業のセールスエンジニア・カスタマーサクセス
- フリーランスエンジニアとして直契約
- 未経験職種への転職(一度ITから離れる)
「またSES現場に戻る」と決めない限り、選択肢は思っている以上に広い。
退職と並行して転職エージェントに登録だけでも済ませておくと、退職後の動きがスムーズになる。
転職エージェントは複数登録が基本
1社だけだと求人が偏る。
2〜3社に同時登録して、面談で相性のいい担当を残していくのが定石だ。
特にエンジニア向けの求人は、エージェントによって扱う案件層が大きく異なる。
_
まとめ|SES多重請負を最短で抜ける道
多重請負の現場は、構造そのものが人間を消耗させるように作られている。
あなたが弱いのではなく、構造がおかしい。
19,800円で抜けられるなら、安い保険料だ。
「辞めたい」と思った時点で、もう判断はついている。
あとは、自分で言うか、誰かに代わってもらうかの選択だけだ。
自分で言える状態ならそれが一番いい。
言える気がしないなら、それは限界が近いサインなので外部の力を借りていい。
| サービス名 | 料金 | 運営 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 退職代行ガーディアン | 19,800円 | 労働組合 | 有給交渉や引き止め対策を会社と交渉してほしい人 |
| 弁護士法人ガイア | 25,300円〜 | 弁護士法人 | 未払い賃金やパワハラなど法的トラブルも合わせて対応したい人 |
| 退職代行モームリ | 22,000円 | 民間企業 | 費用を抑えたい・シンプルに退職だけしたい人 |
よくある質問
Q. 退職代行を使うのは本当に違法ではないですか?
A. 違法ではありません。民法627条で退職の自由が保障されており、本人の代わりに退職の意思を伝える行為は、労働組合・弁護士であれば法的に認められています。民間業者は退職意思の伝達のみ可能で、有給や退職日の交渉はできません。
Q. 会社から本人に直接連絡が来ませんか?
A. 業者が「今後の連絡は当方経由で」と伝えるため、多くのケースで本人への連絡は止まる運用です。万が一来ても、出る義務はありません。
Q. 退職代行を使うと転職に不利になりますか?
A. 転職先に「退職代行を使った」と伝わる手段はほぼないとされています。離職票にも記載されず、前職への問い合わせも個人情報保護の観点から拒否されるのが通常です。
Q. 有給は全部使えますか?
A. 労働組合か弁護士の代行業者であれば交渉可能です。民間業者は交渉ができないため、有給消化を確実にしたいなら労働組合系のガーディアンか、弁護士法人のガイアが安全です。
Q. 料金以外にお金はかかりますか?
A. ガーディアンは19,800円の追加料金なしで運用されています。弁護士系は退職金や残業代の請求を依頼すると成功報酬が別途発生する場合があります。料金体系は各社の最新公式ページで再確認するのが安全です。
Q. 即日退職は本当に可能ですか?
A. 有給が2週間以上残っていれば実質的に即日退職と同じ扱いになります。有給がなくても、業者から連絡を入れた当日から会社に行かない選択は可能です(民法627条1項により申し入れから2週間で雇用契約が終了するため)。ただし有期雇用契約の場合は別ルール(民法628条のやむを得ない事由)が適用されるため、契約書の確認が必要です。
Q. SESの場合、客先にも連絡が行くのでしょうか?
A. 退職代行が連絡するのは所属会社のみで、客先への通知は所属会社経由で「契約終了します」と伝わる流れです。本人が客先プロパーと直接やり取りする必要はありません。


