飲食店の店名が変わった場合、履歴書には旧店名と現在の店名どっちを書く?

飲食店の店名が変わった場合の履歴書。旧店名と現在の店名の記入例、雇用主の変更との違い 飲食店の履歴書・職務経歴書

飲食店の店名が変わった場合は、働いていた当時の店名を基本に、必要に応じて「旧店名(現・現在の店名)」と添えると勤務先が伝わります。会社が運営する店舗なら、雇用主の会社名と勤務した店舗名を分けて記載しましょう。

たとえば、退職後に「喫茶あおば」が「カフェこもれび」へ改名したなら「喫茶あおば(現・カフェこもれび)」という書き方ができます。ただし、同じ場所に別の店が開いただけの場合は、この書き方とは区別します。

旧店名と現在の店名を載せた職歴の記入例

以下は履歴書の職歴部分の見本です。学歴の後に1行空けて「職歴」を置きます。店名・会社名・年月は説明用なので、ご自身の経歴に合わせて使ってください。

退職した後に店名が変わった場合

年月学歴・職歴
職歴
20204株式会社〇〇フーズ 入社(アルバイト)
喫茶あおば(現・カフェこもれび)にて接客を担当
20233一身上の都合により退職
以上

この例は、退職後に同じ店が改名したことを確認できているケースです。入社・退職年月は自分が働いた期間のままにし、店舗名の後ろに現在の名前を添えています。自分が働いていない改名後の期間まで、在籍期間を延ばす必要はありません。

在職中に店名が変わり、そのまま働き続けた場合

年月学歴・職歴
職歴
20214株式会社〇〇フーズ 入社(正社員)
喫茶あおばに配属 接客、会計を担当
20247店舗名をカフェこもれびへ変更
引き続き同店舗で接客、会計を担当
現在に至る
以上

雇用主が変わらず店舗名だけが変わった場合は、変更年月を1行で示すと経緯が伝わります。改名の前後で働き続けているため、改名した月に退職・再入社を挟んでいません。

職歴欄が狭ければ、勤務店舗の行を「喫茶あおば(現・カフェこもれび)にて接客、会計を担当」とまとめる方法もあります。変更の経緯を詳しく伝える必要がある場合は、別添の職務経歴書で補足しましょう。

旧店名と現在の店名はどう使い分ける?

当時の名前を軸にすると勤務期間と対応させやすい

ハローワークの応募書類の作り方(冊子3ページ)では、名称が変わった場合に当時の名称を記載し、現在の名称を括弧書きで付ける方法が紹介されています。本記事の店名の見本も、その考え方に沿っています。

現在の名前だけで書くと、当時の雇用関係の書類や自分の説明と名前が合わなくなることがあります。当時の店名を残しておくと、いつ、どの店で働いたかを説明しやすくなります。

「現」と「旧」はどちらでもよい?

表記読み方・使う場面
喫茶あおば(現・カフェこもれび)当時の名前が喫茶あおばで、現在はカフェこもれび。過去の職歴を整理しやすい
カフェこもれび(旧・喫茶あおば)現在の名前を先に示す表記。応募フォームが現在の名称を求める場合などに使える
喫茶あおば当時の店名だけを記載。現在名が確認できない場合も、推測で付け足さない

どちらの名前を先にするかより、旧店名と現在名の関係が読み手に伝わることが大切です。この記事では過去の勤務先を整理しやすい「当時の店名(現・現在名)」でそろえています。応募先に入力方法の指定がある場合は、その指示に合わせてください。

店名変更と会社名・雇用主の変更を分ける

看板が変わったことと、雇用していた会社が変わったことは同じではありません。書く前に「店名だけ」「同じ会社の社名変更」「別会社への雇用の切り替え」のどれに当たるかを確認しましょう。

変わったもの職歴の整理方法
店名だけ。雇用主は同じ店名の変更を補足し、同じ勤務期間として記載する
同じ法人の会社名だけ会社名に現在名を添えるか、社名変更の年月を記載する
雇用主が別の会社へ変わった転籍、旧会社の退職・新会社の入社など、実際の手続きに合わせて記載する

会社名だけの変更なら「株式会社〇〇フーズ(現・株式会社△△フードサービス) 入社」のように、会社の名称変更として示します。店名の改名と混ぜて書かないようにしましょう。

運営会社が変わり、旧会社を退職して新会社に入社した場合

次は、旧会社の雇用が2024年6月に終了し、7月から新会社に雇用されたことを確認できている例です。同じ場所で同じ仕事を続けていても、会社ごとの在籍期間を分けています。

年月学歴・職歴
職歴
20214株式会社〇〇フーズ 入社(正社員)
喫茶あおばにて接客、会計を担当
20246運営会社変更に伴い退職
20247株式会社△△ダイニング 入社(正社員)
カフェこもれびにて引き続き接客、会計を担当
現在に至る
以上

運営会社の変更があれば必ずこの見本になるわけではありません。会社の合併や事業の引き継ぎなどで、自分がどのような扱いで勤務を継続したかは異なります。会社からの通知や雇用契約書を確かめ、不明な場合は人事・給与の担当者に確認してください。

社名変更と転籍を区別した記載例は、パソナキャリアの履歴書の書き方にも掲載されています。フランチャイズ店でブランド名と雇用主の違いがわからない場合は、飲食店の会社名と店舗名の書き分けも参考にしてください。

店名変更の情報を確認するときのポイント

店の告知と雇用関係の書類を使い分ける

店名の改名は、店舗や運営会社の公式サイト、当時のお知らせなどが手がかりになります。一方、雇用主の名称や変更時期は雇用契約書、労働条件通知書、会社からの案内などで確認します。店のSNSに「リニューアル」とあるだけで、雇用主まで変わったとは判断できません。

勤務期間を思い出すときも、改装後の営業開始日をそのまま入社日・退職日に置き換えないようにします。店が改装中でも雇用は続いていた、といった場合があるためです。

閉店後に別の店が入った場合は「現・新店名」にしない

「喫茶あおば」が閉店し、その跡地に関係のない「カフェこもれび」が開店しただけなら、単なる店名変更ではありません。自分が働いた店を「喫茶あおば」と記載し、必要なら「現在は閉店」と補足します。

閉店に伴って退職した場合と、退職後に閉店した場合の見本は、閉店した飲食店の履歴書の書き方で確認できます。

店名変更でよくある記入の迷い

何度も店名が変わったら全部書く?

店名の履歴だけで職歴欄を埋めるより、自分が勤務した当時の名前を軸に、必要な現在名や変更経緯を短く添えます。ただし、途中で雇用主も変わっている場合は、店名の変更と同じようにまとめず会社ごとの経歴を整理しましょう。

個人経営の店が改名した場合は?

法人名のない店なら「喫茶あおば(現・カフェこもれび) 勤務(アルバイト)」などと屋号で示せます。店主や雇用主も変わっている場合は、名称だけの変更だったかを先に確認します。

変更した年月がわからない場合は?

旧店名と現在名の関係が確認できていれば、無理に変更年月の行を作らず括弧書きで補足できます。ただし、自分の入社・退職年月や、雇用主が切り替わった時期が不明な場合は、勤務先の書類を確認してから記入します。

当時の店名に現在名を添え、雇用の変化は別に整理する

飲食店の店名変更は「当時の店名(現・現在の店名)」を基本にすると書き進めやすくなります。店名だけの変更なら勤務期間を分断せず、雇用主も変わっていれば実際の経緯を別に示しましょう。

飲食店の履歴書全体の書き方や、職歴・志望動機・自己PRの記入例は親記事で紹介しています。

飲食店の履歴書の書き方|職歴・店名・アルバイト経験の記入例を解説
飲食店の履歴書は、雇用主の会社名、勤務した店名、働いた期間、雇用形態、担当した仕事を整理すると書き進めやすくなります。会社が運営する店なら会社名を記載し、店名とホール・キッチンなどの担当業務を短く補足しましょう。この記事では、飲食店への正社...