公共職業訓練等受講届・通所届は、訓練を受ける事実と、普段使う通所経路・交通手段をハローワークへ届ける書類です。通所手当の確認にも関係するため、最安経路を想像で書いたり、たまに使う経路を通常経路として書いたりしません。
基本は、訓練施設から渡された様式と説明を確認し、自宅から施設まで通常利用する経路、乗車駅、交通機関、距離、定期券の内容を事実どおり記入することです。経路変更や転居があれば、変更前に訓練施設とハローワークへ相談します。

受講届と通所届の役割
| 書類 | 届ける内容 | 主な確認先 |
|---|---|---|
| 受講届 | 訓練施設・科・受講期間など | 訓練施設・ハローワーク |
| 通所届 | 住所、通常の通所経路・方法など | 訓練施設・ハローワーク |
| 受講証明書 | 期間ごとの出席・受講状況 | 訓練施設が証明 |
| 通所経路変更届等 | 転居・交通手段変更後の内容 | 変更前に担当窓口へ確認 |
同じ用紙で受講届と通所届を兼ねる様式もあります。両方を届けるのか、片方だけなのかを用紙上の選択欄で確認します。
公式情報:ハローワークインターネットサービス「公共職業訓練等受講届・通所届」

最初に用意する資料
- 雇用保険受給資格者証など指定された本人情報
- 訓練施設名・所在地・訓練科名・受講期間
- 自宅から施設までの経路検索結果
- 定期券・運賃・距離が分かる資料
- 自動車・自転車等の通所許可
- 施設とハローワークから渡された記入例
通所経路は普段使う実情を書く
公式の入力案内では、通所欄には例外的な方法ではなく、通常行っている通所の実情を記入するよう示されています。電車とバスを乗り継ぐ場合は、乗車・降車地点と交通機関を順に書きます。
最短距離、最安運賃、実際に使いやすい経路が一致しない場合があります。自己判断で高額な経路を選ばず、認められる経路と支給額を窓口へ確認します。

電車・バス利用の書き方
- 自宅から最寄り駅・停留所までの方法
- 乗車駅・停留所と降車駅・停留所
- 鉄道会社・バス会社・路線
- 片道運賃または定期券の種類
- 乗換区間
- 駅・停留所から訓練施設までの方法
定期券を購入する前に、対象経路と購入期間を確認します。交通系ICのチャージ利用がそのまま通学定期として認められるとは限りません。

徒歩・自転車・自動車で通う場合
徒歩、自転車、自動車、バイクは、片道距離、施設の通所許可、駐車・駐輪場所などを確認します。自動車通所が許可されても、希望どおりの通所手当になるとは限りません。
家族の送迎、悪天候時だけの車利用など例外的な方法は、通常経路と分けて担当者へ伝えます。事故時の保険・通所経路も確認してください。
提出の流れ
- 訓練開始前後に様式と記入例を受け取る
- 本人記入欄へ受講情報と通常経路を書く
- 経路・運賃資料を添えて訓練施設へ確認を依頼する
- 施設長への提出委任欄などを確認する
- 指定された方法でハローワークへ提出する
- 認定された経路と手当額を確認し控えを残す
公式情報:東京労働局「職業訓練関係の様式」
転居・経路変更は先に連絡する
引っ越し、路線変更、運休、通所方法の変更があった場合は、古い届出のまま申告を続けません。変更日、理由、新経路、運賃を整理し、必要な変更書類と適用日を確認します。
受講証明書とは提出時期が違う
受講届・通所届は開始時や変更時に届ける書類、公共職業訓練等受講証明書は期間ごとの受講状況を証明する書類です。名称が似ていますが、片方を出せば他方が不要とは限りません。

提出前チェックリスト
- 受講届・通所届の選択欄が正しい
- 施設名・科名・期間が募集案内と一致
- 通常経路を順番どおり書いた
- 運賃・定期券・距離の根拠がある
- 本人欄と施設証明欄を取り違えていない
- 変更時の適用日を確認した
- 提出前の控えを保存した

よくある質問
最安経路を書けばよいですか
実際の通常経路と合理性を窓口が確認します。自己判断で経路を決めず、経路検索結果を見せて相談してください。
定期券は届出前に買いますか
購入時期・期間はコースと手当の案内を確認します。認定前に長期定期を買うと差額が自己負担になる可能性があります。
引っ越したら同じ届出を使えますか
住所・通所経路・管轄ハローワークが変わる可能性があります。変更前に必要書類を確認します。
まとめ|通常経路を事実どおり書いて認定前に確認する
公共職業訓練等受講届・通所届は、訓練内容と普段の通所方法を届ける書類です。本人欄と施設証明欄を分け、実際に使う交通機関、区間、運賃、距離を記入します。
定期券購入、車通所、経路変更、転居は自己判断せず、訓練施設と管轄ハローワークへ先に相談してください。

