二級建築士の学科免除はいつまで使える?製図試験を欠席した年の数え方

二級建築士の学科免除期限と製図試験欠席時の回数の数え方を示す図解 建設・配管・空調の仕事と資格

結論からいうと、二級建築士の学科免除は無期限ではありません。

令和2年以降に学科試験へ合格した人は、その後に続く4回の建築士試験のうち通常2回まで学科免除を利用できます。
学科合格年の設計製図試験を欠席した場合は3回です。

ここで重要なのは、設計製図試験を欠席した年は受験回数に含まれないことです。
ただし、欠席しても免除を使える期間そのものは延びません。

たとえば2026年に学科へ合格した場合、学科免除を使える最終年は2030年です。
2026年の製図を欠席しても2031年まで延長されるわけではありません。

二級建築士の学科免除はいつまで使える?

学科免除を使える最終年は、学科に合格した年の4年後です。

建築技術教育普及センターは、令和2年以降の学科合格者について「引き続いて行われる4回の建築士試験」のうち2回まで学科免除を受けられると案内しています。
合格年の製図を欠席した場合は3回です。

学科合格年 学科免除を使える最終年
2022年 2026年
2023年 2027年
2024年 2028年
2025年 2029年
2026年 2030年

つまり「免除回数が残っているか」と「免除期間内か」は別に確認する必要があります。
回数が残っていても6年目以降へ持ち越すことはできません。

製図試験を欠席した年は免除回数に数えない

設計製図試験を欠席した場合、その年は製図の受験回数に入りません。
学科免除の残り回数も減りません。

特に差が出るのが、学科に合格した年の製図を受けるか欠席するかです。

学科合格年の製図 その後に使える学科免除 2026年学科合格の場合の期限
受験して不合格 最大2回 2030年まで
欠席 最大3回 2030年まで

2026年に学科へ合格し、その年の製図を欠席した人は2030年までに3回の学科免除を使えます。
2026年の製図を受験して不合格だった人は2030年までに2回です。

なお、製図を欠席するための事前申請や欠席届は必要ありません。
試験会場で出席が確認されなければ欠席扱いになります。

途中の年に欠席しても回数は減らないが期限は延びない

学科合格年だけではなく、その後の免除期間中に製図を欠席した場合も受験回数には含まれません。
受験申込みをしなかった年も残り回数は減りません。

ただし、年数は進みます。

たとえば2026年に学科合格し、その年の製図を欠席したとします。
2027年に製図を受けて不合格。
2028年は欠席。
2029年に再受験して不合格だった場合でも、2028年の欠席で免除回数は減りません。

それでも最終年は2030年のままです。
2030年に残り1回を使わなかったとしても2031年へ繰り越すことはできません。

欠席すると回数は温存できますが、期限は温存できないと考えると分かりやすいです。

2026年に学科免除で受けられる人の考え方

2026年試験では、2022年以降に学科へ合格した人のうち、合格年から2025年までに設計製図試験へ出席した回数が2回以内なら、申請によって学科試験の免除を受けられます。

欠席した年は受験回数に含めません。

2022年に学科へ合格した人にとって2026年は免除期間の最終年です。
残り回数があっても2027年へは持ち越せません。

学科免除を使うには「設計製図の試験のみ」で申し込む

学科免除は自動で適用されるものではありません。

受験申込受付期間中に「過去受験者の受験申込」から「設計製図の試験のみ(学科の試験が免除)」を選んで申し込みます。

過去に二級建築士試験へ申し込んだ人は、過去の受験番号を利用できます。
受験番号を忘れた場合は建築技術教育普及センターの案内から検索できます。

免除期間が残っていても、申込期間を過ぎればその年の製図試験は受けられません。
最終年の人は特に申込時期を確認しておきましょう。

学科免除が残っているなら製図対策をどうするか決める

学科免除で受験できる年は、学科の勉強をやり直さず製図対策へ時間を使えます。

一方で、免除期間には終わりがあります。
製図を何度か受けている人や仕事が忙しく欠席した年がある人は、まず自分の最終年を確認したうえで次回の受験計画を決める方が安全です。

独学を続けるか製図講座を使うか迷う場合は、料金だけで比べるよりエスキスの添削があるか、作図の時間配分まで見てもらえるか、年度課題に対応しているかを確認した方が選びやすくなります。

特に免除の最終年が近い人は「まだ1回残っているから」と先送りせず、残っている年数と製図の受験回数を一緒に見ておきましょう。

よくある質問

製図試験を欠席すると学科免除は1回減りますか?

減りません。
欠席は設計製図試験の受験回数に含まれません。
ただし免除期間の最終年は変わりません。

受験申込みをしなかった年も免除回数は減りますか?

申込みをしなかった年も免除回数は減りません。
ただし年数は進むため、免除期間を延長することはできません。

2026年に学科合格して製図を欠席したら何回免除できますか?

2030年までに最大3回の学科免除を利用できます。
2026年の製図を受験して不合格だった場合は最大2回です。

免除回数が残っていれば6年目も製図だけ受けられますか?

受けられません。
残り回数があっても6年目以降へ繰り越すことはできず、学科試験から受験し直す必要があります。

まとめ

二級建築士の学科免除は、回数だけではなく期限も確認する必要があります。

製図を欠席した年は免除回数を消費しません。
ただし免除を使える最終年は延びません。

2026年に学科へ合格した場合の最終年は2030年です。
同年の製図を欠席した人は最大3回、受験して不合格だった人は最大2回の学科免除を2030年までに使えます。

まず学科合格年を確認し、次に製図へ実際に出席した年を数えれば、自分があと何回使えるか整理しやすくなります。

参考資料

制度の確認には、建築技術教育普及センターの最新案内を使用しています。

建築技術教育普及センター「試験について|二級建築士試験」

建築技術教育普及センター「二級・木造建築士試験この時期多いお問合せ」

建築技術教育普及センター「過去に受験申込した方が準備するもの」