会社から「運転免許証のコピーを提出してください」と言われた。でも、持っているのはマイナ免許証だけ。
マイナンバーカードを見ても、免許の種類や有効期限はどこにも書かれていません。
この場合、マイナンバーカードをそのままコピーして提出するのではなく、マイナ免許証読み取りアプリで免許情報を表示し、会社が受け付ける方法で提出・確認してもらいます。
まずは次の表だけ確認してください。
| 会社から言われたこと | まずやること |
|---|---|
| 免許証のコピーを提出して | マイナ免許証しかないことを伝え、アプリで保存した免許情報の画像でよいか確認する |
| 紙で提出して | 保存した免許情報画像の印刷でよいか確認する |
| 通勤届に添付して | 会社が確認したい情報を確認し、指定された形式で免許情報を提出する |
| 免許を持っていることを確認したい | アプリの画面確認や、会社側での読み取りが可能か確認する |
大事なのは、「アプリで画像を保存できる」ことと、「その画像を会社が免許証コピーの代わりとして受け付ける」ことは別だという点です。
先に会社へ確認すれば、せっかく印刷したのに「この形式では受け付けられません」とやり直すのを防げます。
この記事では、会社から免許証コピーを求められたとき、マイナ免許証しか持っていない人が何をどう提出すればよいのかを順番に解説します。
- 結論|マイナ免許証しかないならこの順番で対応する
- マイナ免許証はマイナンバーカードをコピーしても免許情報が載らない
- マイナンバーカードの両面コピーを提出すればいいわけではない
- 会社に出す免許情報は読み取りアプリで表示できる
- スマホなら免許証風の画像として保存できる
- 紙で免許証コピーを提出するよう言われた場合
- 会社によってはその場で免許情報を確認する方法もある
- 通勤届で免許証コピーを求められた場合はどうする?
- 入社時に免許証コピーを求められた場合は目的も確認する
- 会社が「従来の免許証コピーじゃないとダメ」と言ったら?
- 会社にメールで確認するときの文面
- 免許情報の画像を送るときは提出方法にも注意する
- マイナ免許証の会社提出でよくある質問
- まとめ|マイナ免許証はカードのコピーではなく「免許情報」を会社に確認してもらう
- 参考資料
結論|マイナ免許証しかないならこの順番で対応する
迷ったら、次の5ステップで進めれば大丈夫です。
- 会社に「マイナ免許証しか持っていない」と伝える
- 会社が何の免許情報を確認したいのか聞く
- マイナ免許証読み取りアプリで免許情報を表示する
- 必要なら免許証風の画像を保存・印刷する
- 会社が指定した方法で提出する
会社へ確認するときは、難しく説明する必要はありません。
現在、従来の運転免許証は持っておらず、マイナ免許証のみ保有しています。マイナ免許証読み取りアプリで表示した免許情報の画像を提出すればよいでしょうか。
これで話は通じます。
紙での提出を求められているなら、
マイナ免許証しかないため、読み取りアプリで表示した免許情報を印刷して提出する形でよいでしょうか。
と確認すると分かりやすいでしょう。
マイナ免許証はマイナンバーカードをコピーしても免許情報が載らない
なぜ従来の運転免許証と同じようにコピーできないのか。
理由は、運転免許に関する情報がマイナンバーカードの券面ではなくICチップに記録されているためです。
マイナ免許証には、主に次のような情報が記録されています。
- マイナ免許証の番号
- 免許の年月日
- 有効期間の末日
- 免許の種類
- 免許の条件
- 免許用の顔写真
- 色区分
しかし、これらはマイナンバーカードの表面や裏面を見ても分かりません。
そのため会社から「免許証のコピーを出してください」と言われても、マイナンバーカードをコピーしただけでは「普通自動車を運転できるのか」「免許はいつまで有効なのか」などを確認できません。
マイナンバーカードの両面コピーを提出すればいいわけではない
ここは特に注意したいところです。
「マイナ免許証=マイナンバーカードなのだから、表と裏をコピーして出せばいい」と考えないでください。
表面をコピーしても運転免許情報は確認できません。
さらに、裏面には12桁の個人番号が記載されています。
会社が税や社会保険など、法令に基づいてマイナンバーを取得する手続きなら別ですが、単に運転免許を確認するための書類として裏面までコピーする必要はありません。
個人情報保護委員会も、身分証明書としてマイナンバーカードを利用するとき、表面のコピーは可能とする一方、番号法で認められた場合以外に裏面の個人番号をコピーすることはできないと案内しています。
免許証コピーを求められたからといって、自己判断でマイナンバーカードの両面コピーを提出するのは避けましょう。
会社に出す免許情報は読み取りアプリで表示できる
マイナ免許証に記録されている情報は、警察庁の「マイナ免許証読み取りアプリ」で確認できます。
スマートフォン版なら、大まかな流れは次のとおりです。
- マイナ免許証読み取りアプリを開く
- 「読取開始」を選ぶ
- マイナ免許証用の4桁の暗証番号を入力する
- 必要なら「氏名等も表示する」をオンにする
- マイナンバーカードをスマートフォンで読み取る
- 表示された免許情報を確認する
読み取り後は、免許の種類や有効期限などを確認できます。
会社に出すなら「氏名等も表示する」を確認する
ここは会社提出で重要です。
免許情報だけを読み取ると、会社側が「誰の免許情報なのか」を確認しづらい場合があります。
読み取りアプリには「氏名等も表示する」という機能があります。
オンにすると、氏名、生年月日、住所などを免許情報と一緒に表示できます。
会社が本人と免許情報を結び付けて確認する必要があるなら、こちらを使ったほうが分かりやすいでしょう。
ただし、会社が必要としていない情報まで提出する必要はありません。
保存・提出する前に「会社は何を確認したいのか」を確認するのが基本です。
スマホなら免許証風の画像として保存できる
「アプリで見られるだけなら、会社にコピーを提出できないのでは」と思うかもしれません。
マイナ免許証読み取りアプリでは、読み取った免許情報を従来の運転免許証のようなデザインの画像で表示できます。
スマートフォン版では、読み取り結果から「画像をダウンロードする」を選ぶことで、その画像をスマートフォンに保存できます。
そのため会社が画像提出を認めているなら、
- マイナ免許証を読み取る
- 必要な情報が表示されているか確認する
- 免許証画像を保存する
- 会社指定の方法で提出する
という流れで対応できます。
スクリーンショットでも保存できる
警察庁のFAQでは、読み取った免許情報をスクリーンショットで保存できることも案内されています。
ただし、会社へ正式な提出物として出すなら、アプリに画像保存機能があるため、まずはそちらを利用したほうが整理しやすいでしょう。
紙で免許証コピーを提出するよう言われた場合
会社によっては、入社書類や通勤届と一緒に「免許証のコピーを紙で提出してください」と指定していることがあります。
マイナ免許証のみを持っている場合、コピー機にマイナンバーカードを置いても免許情報は印刷されません。
この場合は、アプリで表示した免許情報を印刷してよいか会社に確認してください。
パソコン版のマイナ免許証読み取りアプリには、読み取った免許情報を画像として保存する機能に加えて、印刷機能もあります。
スマートフォンで保存した画像をプリンターやコンビニなどで印刷する方法も考えられます。
ただし、ここでも重要なのは、
「印刷できる」=「その紙を会社が免許証コピーとして必ず受け付ける」ではない
ということです。
印刷する前に確認しておけば、無駄な作業をせずに済みます。
会社によってはその場で免許情報を確認する方法もある
必ず画像や紙を提出しなければならないとは限りません。
マイナ免許証読み取りアプリは、自分の免許情報を確認するだけでなく、事業者などが免許情報を確認する用途にも利用できます。
会社側のルールによっては、
- 本人のスマートフォンに表示した免許情報を担当者が確認する
- 会社側の読み取り環境でマイナ免許証を確認する
- 確認だけ行い、コピー自体は提出しない
といった対応になる可能性もあります。
会社がその方法に対応しているなら、紙に印刷する必要はありません。
通勤届で免許証コピーを求められた場合はどうする?
マイカー通勤の申請で、通勤届と一緒に運転免許証のコピーを求められることがあります。
この場合も対応は同じです。
まず、
マイナ免許証のみ保有しているため、従来の運転免許証のコピーを提出できません。読み取りアプリで表示した免許情報の画像を添付する形でよいでしょうか。
と確認してください。
会社側が通勤届で確認したいのは、たとえば、
- 有効な運転免許を持っているか
- 運転する車種に必要な免許を持っているか
- 免許の有効期限が切れていないか
- 免許条件に問題がないか
といった情報である可能性があります。
マイナンバーカードの表面コピーだけではこれらを確認できないため、免許情報を表示したものを使うほうが目的に合っています。
入社時に免許証コピーを求められた場合は目的も確認する
入社時に「免許証コピー」とだけ書かれている場合は、何のために必要なのか確認しても構いません。
免許証を求める目的によって、必要な情報が違うからです。
| 会社の目的 | 確認される可能性がある内容 |
|---|---|
| 本人確認 | 氏名・住所・生年月日など |
| 社用車の運転 | 免許の種類・条件・有効期限など |
| マイカー通勤 | 免許の種類・有効期限など |
単なる本人確認なら、会社が別の本人確認方法を指定することも考えられます。
業務で運転するための確認なら、免許情報そのものが必要です。
「免許証コピー」という書類名だけを見るのではなく、会社が何を確認したいのかを見ると対応しやすくなります。
会社が「従来の免許証コピーじゃないとダメ」と言ったら?
会社の提出ルールがマイナ免許証に対応しておらず、「運転免許証の表裏コピーを提出してください」と案内されることもあるでしょう。
その場合は、マイナ免許証しか保有していないことを伝え、代替方法を確認してください。
たとえば、
- アプリで保存した免許情報画像
- 免許情報を印刷したもの
- 担当者の前でアプリを表示して確認
- 会社側の端末で読み取って確認
などが考えられます。
マイナ免許証のみを保有する制度自体が用意されているため、従来の運転免許証を持っていないこと自体はおかしな状態ではありません。
まずは総務や人事に「マイナ免許証のみの場合の提出方法」を確認しましょう。
会社にメールで確認するときの文面
メールやチャットで確認するなら、次の文面をそのまま使えます。
お疲れさまです。運転免許証コピーの提出について確認させてください。現在、従来の運転免許証は保有しておらず、マイナ免許証のみ保有しています。マイナンバーカードの券面には免許情報が表示されないため、マイナ免許証読み取りアプリで表示・保存した免許情報の画像を提出する形でよろしいでしょうか。別の確認方法が必要な場合は、ご指定いただけますと幸いです。
紙で提出する場合は、次のように短くても十分です。
マイナ免許証のみ保有しています。読み取りアプリで表示した免許情報を印刷して提出する形でよろしいでしょうか。
免許情報の画像を送るときは提出方法にも注意する
読み取りアプリで作成した画像には、免許に関する重要な情報が表示されます。
会社が専用の申請システムやファイルアップロード機能を用意しているなら、その方法を利用しましょう。
「とりあえず個人LINEに送って」「誰でも見られる共有フォルダに置いて」といった方法ではなく、会社が指定した提出先を使うのが基本です。
また、会社が必要としていない情報まで含めて提出する必要はありません。
何を確認するための提出なのかを先に聞いておくと、必要以上の個人情報を渡さずに済みます。
マイナ免許証の会社提出でよくある質問
マイナンバーカードの表面コピーを免許証コピーとして出せますか?
マイナンバーカードの表面には、マイナ免許証の有効期限や免許の種類などは表示されません。
そのため、会社が運転免許情報を確認する目的なら、表面のコピーだけでは目的を満たせない可能性があります。
裏面もコピーすれば免許情報が分かりますか?
分かりません。
免許情報はマイナンバーカードのICチップに記録されています。裏面には個人番号が記載されているため、免許確認のために自己判断で裏面までコピーして提出しないようにしてください。
マイナ免許証の免許情報は画像にできますか?
できます。
マイナ免許証読み取りアプリでは、読み取った免許情報を従来の運転免許証のようなデザインで表示し、画像として保存できます。
画像を印刷して会社に出してもいいですか?
会社がその提出方法を認めているなら可能です。
パソコン版の読み取りアプリには印刷機能もあります。
ただし、印刷物を会社がどのように扱うかは会社側のルールによるため、先に確認してください。
スクリーンショットを提出してもいいですか?
読み取った情報自体はスクリーンショットで保存できます。
ただし、会社への正式な提出物としてスクリーンショットでよいかは別の問題です。
会社が画像提出を認めている場合でも、アプリの画像保存機能で作成した画像を使うか、どの形式がよいか確認してください。
会社の人にスマホ画面を見せるだけでもいいですか?
会社がその方法で確認すると決めているなら可能です。
会社によってはコピーを保管せず、その場で免許情報を確認する運用も考えられます。
会社の担当者へ確認してください。
マイナポータルの画面でもいいですか?
マイナ免許証の免許情報は、事前に連携していればマイナポータルでも確認できます。
ただし、会社が提出書類として何を受け付けるかは別なので、「マイナポータルの画面でよいか」を会社へ確認する必要があります。
まとめ|マイナ免許証はカードのコピーではなく「免許情報」を会社に確認してもらう
会社から運転免許証のコピーを求められたとき、マイナ免許証しか持っていなくても、マイナンバーカードの両面コピーを提出する必要はありません。
対応は次の順番で進めれば分かりやすいです。
- マイナ免許証しか持っていないことを会社に伝える
- 会社が何の情報を確認したいのか聞く
- 読み取りアプリで免許情報を表示する
- 必要なら免許証風の画像として保存・印刷する
- 画像・紙・画面確認など会社指定の方法で提出する
特に覚えておきたいのは、マイナ免許証の免許情報はマイナンバーカードの券面には載っていないという点です。
そのため「免許証のコピーを出して」と言われても、従来の免許証と同じやり方はできません。
一方、警察庁の読み取りアプリを使えば、免許情報の確認、画像保存、パソコンからの印刷ができます。
あとは会社がどの形式を求めているかを確認すれば十分です。
「マイナ免許証しかありません。読み取りアプリで保存した免許情報の画像でよいですか」
まずはこの一言を会社に確認するのが、一番早い解決方法です。


