仕事のメンタルが限界なときに現れるサイン|休職・受診・相談の目安

メンタル/体調

「眠れない」
「涙が出る、動悸がする」
「出社前に体調が崩れる」

もし、こんな状態が続いているなら。
あなたはもう、かなり無理をしています。

メンタルや体調に不調が出ているとき、
いちばん危険なのは、この状態のまま考え続け、判断し続けてしまうことです。

ここでやることは、多くありません

  • 今の状態が、「考えても大丈夫な段階」かどうかを見る
  • もし危険そうなら、結論を出す前に、先に自分を守る
  • 回復してから、改めて残る/辞めるを考える

順番を間違えなければ、それで十分です。


最優先で確かめてほしいこと

今は「判断していい状態」でしょうか。

下に書いてあることの中に、
ひとつでも強く当てはまるなら、今は判断する段階ではありません。

いまは、
考えることや決めることをいったん止めて、
距離を取っていい状態です。

いま、体と心が出しているサイン

  • 眠れない日が続いている/夜中に何度も目が覚める
  • 動悸、息苦しさ、吐き気、食欲が出ないなどの身体症状がある
  • 出社や会社との連絡を想像しただけで、体調が崩れる
  • 涙が止まらない、頭が真っ白になって考えられない
  • 判断力が落ち、ミスや強い自己否定が増えている
  • 突然、理由のわからない強い不安や恐怖に襲われる
  • 休んでも回復せず、むしろ悪化している感じがある

もし今、
「全部じゃないけど、当てはまる」
そう感じているなら。

この状態で必要なのは、
正しい答えを出すことではありません。

まずは、回復です。

今は、
残るか・辞めるかを決めなくて大丈夫です。
先に、体と心を守ってください。


今の状態に近いものを、ひとつだけ見てください

心と体の状態によって、
いま優先すべきことは人それぞれ違います。

どれが正しいかを選ぶ必要はありません。
いちばん近い感覚のものを、ただ確認してください。


もし今、
「まず自分を守らないといけない」
そんな感覚が強いなら。

いまは判断を止めて、
距離を取ることがいちばん大切な段階です。


少し休めば、
「これなら何とかなるかも」
という感覚が戻ってきそうなら。

無理をせず、
働き方や負荷を調整しながら様子を見る、
という選択で十分です。


十分に休んでも、
回復している感じがほとんどなく、
不調が続いている感覚があるなら。

回復を前提に、
環境そのものを変えることを、
少しずつ考え始める段階に来ています。


「距離を取る」という選択について(休職を含みます)

体調やメンタルに不調のサインが出ているとき、
距離を取ることや、休むこと、休職を考えることは、
自分を甘やかしているわけではありません。

むしろ、
これ以上壊れないために必要な、自然な反応です。


休職と聞くと、
「辞める前兆なんじゃないか」
「もう戻れないんじゃないか」
そんな不安が浮かぶ人も多いと思います。

でも本来、休職は
判断力をいったん回復させるために用意された、正式な選択肢です。

強さや弱さを証明するための制度ではありません。


心や体が限界に近い状態で判断を続けてしまうと、
自分を責める思考から抜け出せなくなったり、
「早く終わらせたい」という気持ちだけで
大きな決断をしてしまうことがあります。

それが、あとになって
強い後悔につながることも、少なくありません。


だから今は、
答えを出すことよりも、
判断できる状態に戻ることを優先していいのです。

それでも「この先どうなるんだろう」という不安が消えないときは、
いま動くためではなく、安心するために“外の選択肢”を知っておくのも一つです。
転職エージェントも、転職を決める場所ではなく、
状況を整理して、選択肢を把握するための情報源として使えます。

▶ 転職エージェントを「情報収集」として使う

どうしても一人で連絡・交渉ができない場合(非常口)

会社との連絡ややり取りを考えただけで、
動悸が出たり、体調が大きく崩れてしまうことがあります。

引き止めや強い圧があり、
冷静に話すこと自体が難しい状況もあるでしょう。
また、一人で手続きや判断を進める余力が、
もう残っていない場合もあります。


そうしたときに限って、
**「自分が前に出なくてもいいルート」**を使う判断があります。
ここではそれを、「非常口」と呼びます。

非常口とは、
連絡や調整を完全に放棄することではありません。

  • 第三者に間に入ってもらう
  • 連絡や手続きを、いったん代わってもらう
  • 自分の心身を守ることを最優先にする

ための、一時的な安全確保の手段です。


これは、楽をするための近道ではありません。
また、無責任に投げ出す選択でもありません。

今の状態で無理に向き合うことで、
さらに傷ついてしまうのを防ぐための選択肢
です。

▶ 非常口を使うべき状況か判断する


最後に

ここまで不調が出ているということは、
あなたはもう、限界の手前まで――
あるいは限界を越えるところまで、
十分すぎるほど頑張ってきたということです。

今、必要なのは
正しさでも、根性でもありません。

まずは、
これ以上傷つかないこと。
そのために、「安全」をいちばん上に置いてください。

回復することを、先に選んで大丈夫です。
判断は、心と体が戻ってからで、
本当に遅くありません。

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