Webデザイナーの自主制作は、職務経歴書に書いて問題ありません。
ただし、実務経験とは分けて記載します。見出しには「自主制作」や「課題制作」と明記してください。仕事として受注していない制作物を、実案件のように見せる書き方は避けます。
未経験者の記入例
https://example.com枠の最初に「自主制作」と明記します。その下に制作物・担当範囲・使用ツールを整理します。実務経験ではないことを示したうえで、現在できることを伝えます。
無料Wordテンプレート|職務経歴と自主制作を分けて書く
接客・販売職からWebデザイナーを目指す人向け
販売職の職務経歴とWeb制作の学習経験を分けた見本です。自主制作のカフェLPと職業訓練の課題制作も別項目にしています。どちらのファイルもA4縦・2ページのWord形式です。
書き換え用をダウンロード(Word) 記入済み見本をダウンロード(Word)無料・登録不要/拡張子 .docx/マクロなし
使い方:記入済み見本で配置を確認し、書き換え用ファイルの[ ]を自分の情報に置き換えます。見本の氏名・会社・経歴はすべて架空です。そのまま提出しないでください。
課題制作がない人は該当する項目を削除できます。就業経験がなければ勤務先の表を削除し、「職務経歴なし」と記載してください。不要な項目を削った後は見出し番号と改ページも整えます。
提出前に[ ]とサンプルURLが残っていないか確認してください。応募先の指定様式を優先し、編集後は印刷プレビューで文字の見切れやページ数も確認します。使用環境によって改行位置が変わることがあります。
自主制作は「職務経歴」と別の項目にする
職務経歴書の中心は、仕事として経験した職務内容です。厚生労働省のハローワーク資料では、職務経験に自信がない人の書き方も案内されています。訓練・研修や現在勉強中の分野も、アピール材料として整理できます。
自主制作は、勤務先ごとの「職務経歴」と分けて記載します。次のように項目を分けると実務との違いが明確です。
| 区分 | 書く内容 |
|---|---|
| 職務経歴 | 会社・クライアントから仕事として担当した業務 |
| 自主制作 | 自分でテーマや課題を決めて制作した作品 |
| 課題制作 | 職業訓練・スクール・学校などで取り組んだ制作物 |
職務経歴書は自由様式なので、見出し名は固定ではありません。「自主制作」「個人制作」「課題制作」などを使い、実態が一目で分かる名前にします。
自主制作の記入例は「何を作ったか」だけで終わらせない
自主制作は作品名だけで終わらせません。想定した課題・担当範囲・使用ツール・工夫した点まで短くまとめます。これで制作できる範囲を判断しやすくなります。
Webデザイナー向けの職務経歴書では、制作物だけでなく担当範囲も具体化します。使用ツールも合わせて記載します。
最低限、次の5点から必要なものを選びます。
- 自主制作・課題制作であること
- 何を想定して作ったか
- 自分が担当した範囲
- 使用したツール・技術
- 制作意図や工夫した点
ポートフォリオで公開している場合は、URLも付けて構いません。
未経験からWebデザイナーを目指す人の記入例
実務経験がない場合は、職歴を大きく見せるより「自主制作でどこまでできるか」を明確にします。
記入例
https://example.com「LPを作りました」だけでは、制作範囲が分かりません。テンプレート編集なのか、一から設計したのかも判断できません。担当範囲まで書けば、現在できることが伝わります。
LP・バナー・サイト制作で担当範囲をどう区切るか迷う場合は、Webデザイナーの職務経歴書にLP・バナー制作はどう書く?担当範囲の記入例も参考にしてください。
職業訓練・スクールの課題制作は「課題制作」と書く
職業訓練やスクールで制作した作品も、応募先に関係する内容なら記載できます。ただし受注した仕事ではありません。「実務」「案件」とは書かず、課題制作であることを明記します。
記入例
グループ制作の場合は、自分が担当していない部分まで自分の実績として書かないようにします。
グループ制作の例
実務経験がある人も自主制作は分けて書く
実務経験者でも、自主制作を載せることがあります。応募先に近いテイストや、仕事では担当できなかった領域を補う場合です。
この場合も勤務先の職務経歴には混ぜません。職務経歴の後に「自主制作」を別項目として追加します。
記入例
こうすれば「実務で経験したこと」と「自主制作で試したこと」を分けたまま、応募先に必要なスキルを補足できます。
架空案件なら「架空」「自主制作」と明記する
実在する企業や店舗を題材にした自主制作では、実際に依頼された仕事と誤解されない書き方が必要です。
デザイン・コーディングを担当
担当範囲:デザイン・コーディング
依頼を受けていない制作物で「○○様」のように書くと、実案件と誤解される可能性があります。自主制作・架空案件と明記します。
実在サービスを題材にしたリデザインも同じです。「自主制作」「非公式リデザイン」などと書き、公式案件ではないことを示します。
自主制作で書かない方がよい内容
自主制作は実務経験を補う材料になりますが、実態以上に見せると逆効果です。
- 受注していない制作物をクライアント案件として書く
- 課題制作を「実務経験○年」に含める
- 自分が担当していない工程まで担当したと書く
- 架空のCVR・売上・PVなどを成果として書く
- テンプレートをほぼそのまま使ったのに一から設計したように書く
自分で公開・運営しているサイトに実測値がある場合は、その数値を書けます。「自主運営サイト」「個人サイト」など、実態が分かる区分も添えてください。
職務経歴書とポートフォリオで役割を分ける
職務経歴書へ作品の説明をすべて詰め込む必要はありません。
職務経歴書では「何を作ったか」と「どこまで担当したか」を短く伝えます。完成画面や制作過程はポートフォリオで見せます。複数ページのデザインも、ポートフォリオ側へまとめる方が整理しやすくなります。
https://example.com課題設定、Before/After、ワイヤーフレーム、完成デザイン、制作意図
職務経歴書は制作経験の概要を伝える入口です。ポートフォリオは制作物を詳しく見せる場所です。役割を分ければ情報を詰め込みすぎずに済みます。
まとめ
Webデザイナーの自主制作は、職務経歴書に書けます。
ポイントは、「自主制作」「課題制作」と明記して実務経験と分けることです。制作物の名前だけで終わらせません。担当範囲・使用ツール・制作意図まで書けば、現在できることが伝わります。
実務ではないものを実務のように見せる必要はありません。未経験者は区分を正確にします。そのうえで「自分で何を考えたか」「どこまで作れるか」を具体的に示すと、応募書類として分かりやすくなります。


