「新卒応援ハローワークとわかものハローワークは何が違うのか」「既卒や第二新卒の自分はどちらへ行けばよいのか」と迷いますよね。名前は似ていますが、主な対象者が異なります。
先に結論をいうと、大学などの在学生や卒業後おおむね3年以内なら新卒応援ハローワーク、学校卒業から3年を超えた若年者やフリーターが正社員就職を目指すなら、わかものハローワークが基本です。境目にいる人は自己判断で利用を諦めず、近くの窓口へ確認してください。
新卒応援ハローワークとわかものハローワークの違い
| 比較項目 | 新卒応援ハローワーク | わかものハローワーク |
|---|---|---|
| 主な対象 | 大学・大学院・短大・高専・専修学校などの学生、卒業後おおむね3年以内の人 | 正社員就職を目指す、おおむね35歳未満の若年者 |
| 向いている人 | 在学生、就職先が決まらないまま卒業した既卒者、卒業後3年以内の第二新卒 | フリーター、無業者、卒業後3年を超えた若年者、非正規から正社員を目指す人 |
| 求人の中心 | 新卒者向け求人と、既卒者も応募できる求人 | 正社員就職を目指す若年者向けの一般求人 |
| 主な支援 | 担当者制の相談、求人選び、応募書類、面接、説明会、就職後の相談 | 担当者制の相談、適職相談、応募書類、面接、就職支援プログラム、定着支援 |
| 利用料金 | 無料 | 無料 |
| 迷った場合 | 卒業時期・年齢・現在の働き方を伝え、利用したい窓口へ電話で確認する | |
厚生労働省の新卒応援ハローワーク案内では、大学等を卒業予定の学生・生徒と、卒業後おおむね3年以内の人を利用対象としています。わかものハローワークは、厚生労働省の若者向け就職支援案内で、正社員就職に特化した無料支援として案内されています。
ただし、年齢や予約方法、オンライン相談の有無などは地域の窓口で異なることがあります。「おおむね」の範囲を自分で決めつけず、利用予定の施設の案内を確認するのが確実です。
学生・既卒3年以内は新卒応援ハローワークが基本
大学・大学院・短大・高専・専修学校などに在学中の人は、新卒応援ハローワークが第一候補です。まだ卒業年次でなくても、仕事への興味、職種の選び方、就職活動の進め方などを相談できます。
ただし、求人へ応募できる時期は別です。ハローワークインターネットサービスの学生向けFAQでは、低学年でも相談は利用できる一方、新卒求人への応募は卒業年次の学生や既卒者が対象と説明されています。
卒業後おおむね3年以内であれば、就職先が決まらないまま卒業した人だけでなく、一度就職してから退職した第二新卒も相談できる場合があります。卒業年月と職歴を伝えて確認してください。
- 就職活動の始め方が分からない
- エントリーシートや履歴書を見てほしい
- 新卒求人の探し方や求人票の見方を知りたい
- 既卒で応募できる求人を探したい
- 内定が出ない原因を一緒に整理したい
- 内定取消しや就職後の悩みを相談したい
卒業後3年超・フリーターはわかものハローワークを検討
学校卒業から3年を超えている人、アルバイトや無業の期間があり正社員を目指している人は、わかものハローワークが候補です。一般のハローワークでも相談できますが、若年者の正社員就職に特化した担当者制の支援を受けられるのが特徴です。
地域のわかもの支援窓口では、おおむね35歳未満を対象とする案内が多く見られます。ただし、施設名が「わかものハローワーク」「わかもの支援コーナー」「わかもの支援窓口」などと異なり、対象年齢や予約方法にも違いがあります。
- アルバイト経験しかなく、正社員求人の選び方が分からない
- 空白期間や短期離職を応募書類でどう説明するか迷う
- 一人で応募すると途中で止まってしまう
- 自分に向く仕事を相談しながら探したい
- 書類添削や面接練習を繰り返し受けたい
職歴や空白期間の伝え方に不安がある場合は、次の記事も参考にしてください。

第二新卒・就業中・35歳前後で迷うときの選び方
| 現在の状況 | 最初に確認する窓口 | 判断のポイント |
|---|---|---|
| 大学等に在学中 | 新卒応援ハローワーク | 低学年でも相談可能。応募時期は求人ごとに確認 |
| 卒業後おおむね3年以内で未就職 | 新卒応援ハローワーク | 既卒応募が可能な新卒求人も探せる |
| 卒業後おおむね3年以内で一度就職した | 新卒応援ハローワークへ確認 | 第二新卒として利用できる場合がある |
| 卒業後3年超・おおむね35歳未満 | わかものハローワーク | 正社員就職を目指す若年者向け支援が中心 |
| フリーターから正社員を目指す | わかものハローワーク | 担当者制、書類添削、面接対策を活用 |
| 35歳前後・対象か分からない | 利用予定の窓口へ電話 | 地域ごとの対象年齢を確認。対象外なら一般窓口を案内してもらう |
| 高校生 | 学校の進路担当・学校管轄のハローワーク | 学校を通した就職活動のルールを先に確認 |
どちらの対象にも完全には当てはまらなくても、一般のハローワークを利用できます。専門窓口の対象外だから就職相談そのものが受けられない、という意味ではありません。
受けられる支援は似ているが求人の見方が違う
両方の窓口で、求人検索、職業相談、応募書類の添削、面接対策などを受けられます。大きな違いは、担当者が前提とする就職活動の段階です。
新卒応援ハローワークで相談しやすいこと
- 新卒求人と一般求人の違い
- 学校生活や学んだことを自己PRへ変える方法
- エントリーシート・履歴書・面接の基本
- 既卒者が応募できる求人の探し方
- 企業説明会・面接会の利用
- 内定取消し、ブラック企業が疑われる場合、就職後の不安
わかものハローワークで相談しやすいこと
- アルバイト経験を職務経歴として整理する方法
- 空白期間・短期離職・転職回数の説明
- 正社員経験が少ない人の求人選び
- 適職診断や継続的な就職支援プログラム
- 応募書類と面接の反復練習
- 就職後に仕事を続けるための相談
ハローワークで相談できる範囲と、できないことは次の記事で整理しています。

初めて利用するときの流れ
- 若者雇用促進総合サイトの就職相談窓口検索などで近くの施設を探す
- 公式ページで対象者、開庁時間、予約の要否、オンライン相談の有無を確認する
- 必要に応じてハローワークインターネットサービスから求職登録を行う
- 卒業年月、現在の働き方、希望職種、困っていることをメモする
- 初回相談で利用対象を確認し、求人探しや応募準備の計画を決める
新卒応援ハローワークは特別な利用手続きが不要と案内されていますが、相談・講座・セミナーは予約が必要な場合があります。わかものハローワークも、予約不要の施設と予約制の支援窓口があります。必ず利用する施設のページで確認してください。
服装は通常の相談なら私服で問題ありません。履歴書や求人票を見てもらいたい場合は持参し、すでにハローワークを利用したことがある人は受付票を用意するとスムーズです。
スマホと窓口での求職登録の違いは、次の記事で確認できます。

専門窓口だけに絞らず求人サイトも併用する
新卒応援ハローワークやわかものハローワークには、無料で担当者へ相談できる強みがあります。一方で、専門窓口まで距離がある、利用できる時間が合わない、希望職種の求人が少ないこともあります。
学校のキャリアセンター、新卒向け求人サイト、転職サイト、転職エージェントなどを併用して構いません。相談や書類添削はハローワーク、求人の母数を増やすのは求人サイトというように、役割を分けると進めやすくなります。
ハローワーク求人だけで探す場合の注意点と、求人サイトとの違いは次の記事で解説しています。

新卒応援・わかものハローワークのよくある質問
大学2年生でも新卒応援ハローワークを利用できますか?
相談は利用できます。適性や興味、業界・職種、今後の就職活動について相談できます。ただし、新卒求人へすぐ応募できるとは限らず、原則として卒業年次の学生や既卒者が応募対象です。
第二新卒はどちらへ行けばよいですか?
卒業後おおむね3年以内なら、まず新卒応援ハローワークへ確認してください。卒業後3年を超えており、おおむね35歳未満で正社員を目指す場合は、わかものハローワークが候補です。
就業中でも相談できますか?
相談できる場合があります。たとえば東京新卒応援ハローワークは、卒業後3年以内なら就業中の人や、一度就職して退職した人も対象と案内しています。地域の窓口へ現在の状況を伝えて確認してください。
予約なしで行ってもよいですか?
施設によって異なります。初回相談は予約不要でも、担当者制相談、オンライン相談、セミナー、面接練習は予約が必要な場合があります。来所前に公式ページか電話で確認してください。
35歳以上だとハローワークを利用できませんか?
一般のハローワークは利用できます。わかものハローワークの対象年齢を超える場合は、一般窓口や別の専門窓口を案内してもらえます。
まとめ:卒業後3年を目安に選び、迷ったら窓口へ確認する
在学生と卒業後おおむね3年以内の人は新卒応援ハローワーク、卒業後3年を超えた若年者やフリーターが正社員を目指すなら、わかものハローワークが基本です。
どちらも無料で、求人探しだけでなく担当者制の相談、応募書類、面接対策、就職後の相談まで利用できます。まず卒業年月・年齢・現在の働き方を伝え、対象になるかを確認しましょう。対象外でも一般のハローワークへつないでもらえるため、迷ったまま一人で就職活動を止める必要はありません。

