仕事に行く前から胸がざわつく。
上司の顔を思い浮かべるだけで呼吸が浅くなる。
「また怒られるのかな」
「自分が弱いだけだ」
そうやって自分を責めながら、なんとか踏ん張っている人は多いです。
でもこれは性格の問題ではありません。強いストレスが続いたときに起こる防衛反応です。
厚生労働省も、過度なストレスが続くと
“緊張・不安の慢性化が起きやすい”と示しています。
パワハラ上司に多い特徴(原因の整理)
パワハラ気質の人には、いくつか共通点があります。
- 完璧主義でミスに過剰反応する
- 感情の起伏が激しく、態度が急に変わる
- プライドが高く非を認めない
- 過去にパワハラを受け、「これが普通」と思っている
ここに 曖昧なルール・厳しいノルマ・慢性的な人手不足 が重なると、攻撃性が強まりやすい。
あなたが悪いわけではなく、構造が悪化を生む仕組み だと理解しておくことが大切です。
パワハラの“危険ライン”(当てはまれば要注意)
次のような状態が続くなら、職場の問題が濃厚です。
- 人前での罵倒・威圧
- 大声で怒鳴る
- 特定の人を無視・仕事を与えない
- 明らかに不可能な量の仕事を押しつける
- ミスに対して必要以上に責め続ける
厚労省の定義では、
「優越的関係」×「業務の適正範囲を超える」×「職場環境を悪化させる行為」
が重なるとパワハラに該当します。
今すぐできる対処法
① 記録をつける
日付/言動/場所/周囲の状況。
後で相談するときに“証拠”にもなる。
② 誰かに共有する
「最近きつくて」
この一言だけで緊張が軽くなる。信頼できる同僚・友人でOK。
③ 社内相談窓口・産業医を使う
人事・ハラスメント窓口は会社の義務。
※会社によっては“履歴に残らない匿名相談”が用意されている。
④ 公的相談を確保
厚労省「総合労働相談コーナー」は無料・匿名OK。
外部に話すだけで、心の負担が一気に減る。
⑤ 業務量の調整
キャパを超えた業務量は緊張の主因。
可能なら上司・人事へ“負荷の見える化”を共有する。
職場環境の判断基準(複数当てはまれば危険)
- 怒鳴る・威圧が日常
- ミスだけ指摘し、感謝やフォローがない
- 相談しても「我慢しろ」で終わる
- 人が辞め続けている
- 業務量が明らかに異常
- 改善を求めても変化がない
これらは、あなたが努力しても改善しない職場の典型パターンです。
抜け道の提示(状況別の次の一歩)
■まだ迷っている人
まずは状況整理が優先。
▶ 今の職場にとどまるべきか判断する方法
■転職を意識しはじめた人
一度だけ“自分の市場価値”を確認しておくと安心材料になる。
▶ 自分の待遇が市場でどう見られているか
■限界手前(疲労・不眠・緊張が慢性化)
あなたの体と生活を最優先すべき段階。
▶ 忙しさ・ストレスの危険ラインを確認
■自分では動けないほど追い詰められている人
上司と直接やり取りせずに進められる第三者サポートもある。
▶ 自分で直接言わなくていい方法(第三者サポート)
どれを選んでも大丈夫。
「自分を守る選択肢がある」という事実だけで、心の負担は軽くなります。
結論
パワハラで心が緊張し続けるのは、
あなたの努力不足ではなく、職場環境の問題です。
- サインに気づく
- 原因を整理する
- 小さな対処を始める
- 環境そのものを見直す
- いつでも逃げ道を持っておく
この流れが、あなたの心と働き方を守っていきます。
出典一覧(URL付き)
・厚生労働省「パワーハラスメント防止対策」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000187755.html
・厚生労働省「ストレスと心の健康」
https://www.mhlw.go.jp/kokoro/index.html
・総合労働相談コーナー(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000148322.html

