岡山理科大学の通信教育|2027年度の学費・入試・通学の有無

岡山理科大学の通信教育。2027年度の学費・入試の見出しと、オンライン学習を表すパソコンと学習書類の図 社会人の学び直し・進学・学費支援

岡山理科大学の通信教育部では、情報理工学をオンラインで学び、大学卒業・学士取得を目指せます。正科生の授業料は年間35万円。入学金3万円と検定料1万円を合わせると、初年度に必要な学費等は39万円です。教材やパソコンなどの費用は別に考えます。

授業と試験はオンラインで、スクーリングとしての通学は不要です。ただし、時間を指定する演習もあります。入試は筆記試験がなく、出願書類による選考ですが、社会人選抜には年齢・経験の条件があり、編入・転入には事前相談が必要です。

この記事では、働きながらITを学びたい人に向けて、2027年度入学の学費、選抜区分、出願時期、学び方を整理します。2026年9月12日現在、2027年度1年次入学の出願はまだ始まっていません。

参照:岡山理科大学「2027年度 入学者選抜要項について」。本記事は通信教育部の案内です。同大学の通学課程や専門学校の募集とは異なります。

岡山理科大学の通信教育では何を学べる?

通信教育部の情報理工学部・情報理工学科は、2025年4月に開設された4年制の大学課程です。2027年に新しく開設される学校ではありません。1年次から入る正科生は、4年以上在学し、卒業に必要な124単位以上を修得して学士取得を目指します。

学びの柱は次の4分野です。数学やコンピュータ、プログラミングの基礎を学びながら、関心に合わせて分野を横断して履修します。

専門分野 主な学習内容 仕事とのつながりを考える例
情報システム アルゴリズム、ネットワーク、セキュリティ、Webシステム 業務システムやWebサービスをつくる技術を学びたい
AI技術 人工知能、機械学習、画像の処理・分析 AIを使うだけでなく、仕組みから理解したい
ビジネスデータサイエンス データ分析、統計、データの可視化 現在の仕事で集めたデータを分析に生かしたい
デジタルゲーム・メディア ゲームプログラミング、設計、映像・メディア技術 ゲームやデジタルコンテンツの制作を学びたい

大学はシステムエンジニア、Webエンジニア、AIエンジニアなどを想定進路として案内しています。ただし、これは就職先の保証ではありません。希望する仕事で何が必要かを確かめ、履修科目や制作課題を選ぶことが大切です。

出典:岡山理科大学「4つの専門分野・進路・資格」

学費はいくら?初年度39万円、4年間の学費等は144万円

正科生の費用と、一括納入の時期

費用 金額 必要になる時期
入学検定料 10,000円 出願時
入学金 30,000円 入学手続き時
授業料 年間350,000円 初年度は入学手続き時に入学金と一括納入
初年度の合計 390,000円 検定料+入学金+1年分の授業料

1年次から4年間で卒業し、掲載額が変わらない場合の計算は、1万円+3万円+35万円×4年=144万円です。教材、端末、通信、証明書発行や郵送、検定料決済の手数料などは含みません。休学・在籍延長がある場合も、この総額とは分けて確認します。

大学のFAQでは、学費は春・秋の分割ではなく一括納入と案内されています。年35万円を毎月払いできるという意味ではありません。たとえば春入学1期で合格した場合、入学金と授業料38万円の手続き締切は2026年12月15日です。授業開始より前にまとまった資金が必要になります。

出典:岡山理科大学「学費」、2027年度入学者選抜要項(PDF・11、16ページ)

教材・パソコン・通信環境は別予算で考える

教材は科目ごとに購入し、授業料には含まれません。大学FAQの目安は、年間38~44単位程度を履修する場合、1年生の春学期が約13,000円、秋学期が約5,000円です。合計約18,000円はあくまで掲載目安で、選ぶ科目によって変わります。

すでに使えるパソコンがある人と、新しく購入する人でも負担は変わります。学費の総額だけを比べず、「出願・入学手続きまでに払う金額」「1年間の教材・通信費」「端末購入費」に分けて予算を立てましょう。

参照:大学公式FAQ「入試・学費」

学位より先に1科目を試したい場合

特定の科目を学びたい人には、正科生とは別に科目等履修生の制度があります。たとえば免除・減免なしで2単位の科目を1つ履修する場合、検定料5,000円+入学金10,000円+履修料11,000円×2単位=37,000円です。教材等は別です。

2027年度の科目等履修生は、春入学が2027年2月10日~2月28日、秋入学が6月10日~6月29日の出願予定です。履修できる科目を募集要項で確認してください。科目等履修生として単位を取ることと、正科生として大学を卒業することは異なります。

通学は必要?仕事と両立するときに確認したいこと

大学の案内では、授業は基本的に動画を視聴する方式で、期末試験もオンラインです。スクーリングのために岡山へ通う必要はありません。ただし、演習によっては時刻を指定してリアルタイムで実施されるため、「すべて好きな時間だけで終えられる」とは考えないでください。

学習管理システムでは、動画視聴、小テスト、レポート提出、授業ごとの掲示板での質問などを行います。動画の視聴だけで単位が出るわけではなく、課題や試験への対応が必要です。

大学の授業例では、約10分の動画6本と小テスト・レポート等で90分を1回分としています。仮に週3回分を進めるなら、授業相当だけで週4時間30分です。これは必要学習時間の基準ではなく、時間を確保するための計算例です。履修科目数に応じて、復習や課題を作る時間も別に見込みます。

講義を見るだけならスマートフォンでも対応できますが、プログラミングや卒業研究などの演習にはパソコンが必要です。顔認証を行う試験に備え、カメラ付きの機器も案内されています。購入前に、入学時の推奨環境を大学へ確認しましょう。

なお、入学宣誓式は授業のスクーリングとは別です。2027年度要項では春はオンライン・対面、秋は対面での開催予定とされています。式への参加や宣誓書提出の方法は、入学手続きの案内で確認してください。

出典:通信教育部公式サイトの授業・機器案内、「オンライン授業」、前掲の2027年度要項

社会人はどの入試を使う?筆記試験はなく書類選考

1年次入学には学校推薦型、一般、社会人の選抜があります。いずれも書類選考で、入学志望理由書などが審査されます。筆記試験がないことと、申し込めば入学できることは同じではありません。

社会人選抜は「23歳以上・経験5年以上」などが条件

2027年度の社会人選抜は、2027年4月1日までに満23歳に達し、社会人経験を5年以上有することに加え、高校卒業等の出願資格と学修意欲が必要です。

大学の方針でいう社会人には、在職者だけでなく離職者や主婦なども含まれ、夜間・通信制学校の在籍期間も社会人経験に含まれます。「正社員として5年働いていなければ対象外」とは限りません。自分の経験の数え方が不明なら、経歴を整理して大学へ確認します。

社会人選抜では入学願書、入学志望理由書、最終学歴の卒業証明書または単位修得証明書の原本、経歴書などを提出します。高卒認定合格者や日本語を母語としない人には別の確認事項があるため、該当する要項を見てください。

社会人選抜の条件に届かない場合は一般選抜を確認する

働いている人が必ず社会人選抜を使う必要はありません。年齢や経験が条件に届かない人は、高校卒業等の一般選抜の出願資格を確認します。

たとえば、高校を卒業して働き始めた22歳の人なら、社会人選抜の条件だけを見て入学を諦めず、一般選抜の要件と日程を確認する、という順番です。一般選抜では調査書など、社会人選抜と異なる書類が必要になります。

参照:2027年度の出願要件・提出書類、通信教育部のアドミッション・ポリシー

2027年度の出願日程|社会人選抜は11月1日から

以下は1年次入学の一般・社会人選抜の日程です。出願はインターネット登録だけで完了せず、書類が大学に受理されて完了となります。締切は郵送書類の必着日です。

募集期 利用できる選抜 出願期間・必着
春1期 社会人 2026年11月1日~11月21日
春2期 社会人 2026年11月22日~12月12日
春3期 社会人 2026年12月13日~2027年1月12日
春4期 一般・社会人 2027年1月13日~2月2日
春5期 一般・社会人 2027年2月3日~2月23日
春6期 一般・社会人 2027年2月24日~3月16日
春7期 一般・社会人 2027年3月17日~4月16日
秋8期 一般・社会人 2027年6月11日~7月8日
秋9期 一般・社会人 2027年7月9日~7月29日

学校推薦型は春1・2期に別途募集があります。上の表は働く人が比較しやすいよう、一般・社会人選抜を抜き出したものです。合格発表日と入学金・授業料の納入期限は、選ぶ期の公式日程で合わせて確認してください。

春7期の受講開始可能日は5月12日頃と案内されています。学籍上の入学日は4月3日で、納付金・修業年限は変わりません。遅い期なら学費が安くなるわけではないため、勤務予定と学習開始時期を合わせて考えましょう。

出典:2027年度入学者選抜要項(PDF・11ページ)

編入・転入は事前相談が必須|今からならⅡ期を確認

短大・高専・一定の専門学校などで学んだ人や、大学を卒業・中途退学した人は、2・3年次への編入・転入を検討できる場合があります。2027年度は春入学のみの募集です。

編入学は短大・高専の卒業者などが対象で、専門学校の場合は修業年限2年以上、総授業時数1,700時間以上または62単位以上などの要件があります。転入学は、大学卒業者、または大学に1年以上在学して31単位以上を修得した人が対象です。卒業見込みや外国の学校の扱いも、該当する出願要件で確認します。

ただし、過去の学歴だけで3年次に入れるとは決まりません。大学が成績証明書などとカリキュラムを照合し、認定できる単位数を考慮して年次を決めます。出願資格と認定年次を確かめるため、出願前の事前相談が必須です。

募集期 事前相談の締切 願書受付期間
Ⅰ期 2026年8月31日
※終了済み
2026年9月24日~10月2日
Ⅱ期 2026年12月25日 2027年2月3日~2月9日

2026年9月12日時点で、Ⅰ期の事前相談期限は終了しています。相談を済ませている人はⅠ期の出願案内を確認し、これから検討する人はⅡ期の事前相談を確認してください。願書受付がまだ先だからといって、事前相談を後回しにしないことが大切です。

相談では、卒業・在学期間の証明書、成績証明書、修得科目のシラバスなどを確認します。「認定される単位」「入学する年次」「残る必修科目」「卒業までに必要な在学期間と学費」を一緒に聞くと、1年次から入る場合と比較しやすくなります。

大学卒業者などは、同大学では「転入学」の区分に該当します。また、正科生の二重在籍は認められていないため、現在ほかの大学等に在籍している人は、入学前の学籍の扱いも確認してください。

参照:編入学・転入学の募集概要、前掲の2027年度要項13~15ページ

申し込み前に進めること

  1. 目的を決める。大学卒業を目指すのか、まず1科目を学ぶのかを分けます。
  2. 経歴に合う区分を確認する。1年次の一般・社会人選抜か、編入・転入の事前相談かを判断します。
  3. 時間と端末を確認する。履修予定科目の内容、演習の時間指定、課題に使える時間、パソコン環境を確認します。
  4. 支払日から逆算する。初年度の学費等39万円に教材・端末等を加え、入学手続き期限までに用意できるかを確認します。
  5. 証明書を早めに取り寄せる。出身校の書類発行には時間がかかる場合があります。志望理由書は要項に従い、本人が自筆で作成します。
  6. ネット登録後の郵送まで終える。検定料の支払い、願書の印刷、提出書類の送付を行い、必着期限に間に合わせます。

大学へ相談する際は、「仕事を続けながら2027年度に入学したい。最終学歴は〇〇で、社会人経験は〇年。どの区分で出願できるか、時間指定の演習と必要なパソコン環境を確認したい」と伝えると、自分の条件に合わせて聞きやすくなります。

募集の訂正や追加案内もあるため、実際に申し込む前に通信教育部の入試情報・ネット出願ページで、2027年度の要項と自分の選抜区分を確認してください。