ITパスポート・基本情報の合格証書をなくしたら?合格証明書と番号不明時の手続き

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結論から言うとITパスポート試験や基本情報技術者試験の合格証書をなくしても合格証書そのものは再発行できません。
就職先や勤務先へ正式な合格証明を出す必要があるならIPAが交付する合格証明書を申請します。

合格証書番号が分からなくても申請を諦める必要はありません。
現在の合格証明書交付申請では受験年度と合格証書番号が不明なら空欄のままStep1の審査を申請できます。

現在のStep1画面には受験番号の入力欄もありません。
昔の受験番号まで分からなくなっている人でも試験区分と本人情報から合格証明書の申請へ進めます。

困っていること 基本の対応
受け取った合格証書をなくした 合格証書は再発行不可。必要なら合格証明書を申請
合格証書番号が分からない 受験年度・合格証書番号を空欄でStep1を申請可能
受験番号が分からない 現在の合格証明書申請Step1には受験番号の入力欄がない
合格年月日も分からない IPAは合格証明書の交付手続きを案内している
合格証書が届かずIPAへ返送された可能性がある 保管中なら再送できる場合がある。廃棄後は合格証明書を申請

ITパスポートと基本情報では過去に使った利用者IDの扱いが違う点にも注意が必要です。
この記事では合格証書を紛失した後に何を用意してどの順番で手続きするかを整理します。

合格証書は再発行できない

ITパスポート試験と基本情報技術者試験はどちらも情報処理技術者試験です。
合格者には経済産業大臣から合格証書が交付されます。

しかしIPAは経済産業大臣が発行する合格証書は再発行できないと明記しています。
紛失した紙と同じ合格証書をもう一度作ってもらう制度はありません。

これはITパスポートも基本情報も同じです。
合格証書をなくしたからといって試験へ合格した事実まで消えるわけではありません。

公式情報:IPA「試験に関するよくある質問」

代わりに使うのがIPAの「合格証明書」

合格証書をなくした後に正式な証明書が必要ならIPAが交付する合格証明書を申請します。

比較 合格証書 合格証明書
発行者 経済産業大臣 独立行政法人情報処理推進機構
交付方法 合格者へ交付 合格者本人が申請
紛失後 再発行不可 必要なときに申請可能
手数料 合格時に交付 1通700円
主な記載事項 合格した事実を示す証書 氏名・生年月日・試験区分・合格証書番号・合格年月日・交付年月日など

合格証明書は単なる写しではありません。
その人が対象試験に合格していることをIPAが証明する書類です。

会社から資格の証明書提出を求められたときに合格証書が手元にないなら合格証書が再発行できないことを説明した上で合格証明書でよいか確認すると進めやすくなります。

公式情報:IPA「合格証明書の交付手続き」

合格証書番号が分からなくても申請できる

昔に合格した人が特に困りやすいのが合格証書番号です。
合格証書そのものをなくしていれば番号も分からないことがあります。

現在の交付申請では受験年度と合格証書番号が不明な場合は空白で申請してよいと案内されています。

つまり「番号が分からないから先にIPAへ番号照会をしなければならない」という流れではありません。
まず受験者マイページから合格証明書のStep1審査へ進みます。

合格証書番号だけを問い合わせる制度は終了している

以前は合格証書番号の照会手続きがありました。
しかしIPAは2023年5月16日で合格証書番号の照会申請受付を終了しています。

番号だけを知りたい場合も現在は合格証明書の交付手続きを利用するよう案内されています。

公式情報:IPA「合格証書番号の照会」

受験番号が分からない人はどうする?

「受験番号も昔のメールも残っていない」という人もいます。
この場合も現在の合格証明書申請画面を確認するとStep1の主な入力項目は試験区分・受験年度・合格証書番号・氏名関係の情報です。

現在のStep1には受験番号の入力欄がありません。
受験番号が不明であることだけを理由に合格証明書の申請を止める必要はありません。

さらに受験年度が分からない場合も空欄で申請できます。
IPA側が申請情報をもとに合格証明書を発行できるか審査します。

申請内容によっては確認のため電話連絡が入る場合があります。

申請案内:CBT-Solutions「合格証明書交付申請」

ITパスポートは昔の利用者IDをそのまま使えない

ITパスポート合格者は利用者IDの扱いに注意してください。

現在の合格証明書交付申請は情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験用の受験者マイページから行います。
CBT-SolutionsはITパスポート試験の利用者IDはこの合格証明書申請用IDとして使用できないと案内しています。

ITパスポートしか受験しておらず申請に使える利用者IDを持っていない人は新しく利用者IDを作成してから合格証明書交付申請へ進みます。

「ITパスポートを受験したときのIDが分からない」と悩んでいる人もそのIDを復旧しなければ合格証明書を申請できないとは限りません。
現在の申請用マイページで必要な利用者IDを用意することが先です。

基本情報は令和5年度以降ならマイページで番号を確認できる場合がある

基本情報技術者試験では合格証書番号を申請前に確認できるケースがあります。

IPAは令和5年度以降の合格者はITパスポート試験を除き登録した利用者IDが有効である間は受験者マイページで合格証書番号を確認できると案内しています。

基本情報へ令和5年度以降に合格し現在も利用者IDでログインできるなら先にマイページを確認してもよいでしょう。

一方で番号が見つからなくても合格証明書申請そのものは可能です。
受験年度と合格証書番号を空欄にしてStep1の審査へ進めます。

令和2年度から令和4年度の基本情報で使ったIDにも注意

CBT-Solutionsは令和2年度から令和4年度に実施した情報セキュリティマネジメント試験と基本情報技術者試験で使用したIDも現在の合格証明書申請には使用できないと案内しています。

該当する古いIDしか持っていない人は現在の受験者マイページ用に新しい利用者IDを作成します。

ITパスポートと基本情報の両方を証明したいなら別々に申請する

複数の試験区分について合格証明書が必要な場合は試験区分ごとに申請します。

たとえばITパスポートと基本情報技術者試験の両方について1通ずつ必要なら2件の申請になります。
交付手数料は1通700円なので証明書1通ずつなら合計1,400円です。

支払方法によっては別途払込手数料が発生する場合があります。

合格証明書の申請手順

現在の手続きはオンラインで始めます。
大きくStep1の審査とStep2の交付申込に分かれています。

  1. 受験者マイページで利用者IDを用意する
    使える利用者IDがない人は新規作成します。ITパスポート用IDと令和2年度から令和4年度のSG・FE用IDは現在の合格証明書申請には使えません。
  2. Step1「合格証明書申込審査」を申請する
    試験区分などを入力します。受験年度と合格証書番号が不明なら空欄で申請できます。
  3. IPAの審査結果を待つ
    申請情報をもとにIPAが発行可否を確認します。案内上は1週間程度です。
  4. 承認後14日以内にStep2へ進む
    和文・英文と部数を選びます。郵送先住所も登録します。
  5. 交付手数料を支払う
    1通700円です。クレジットカードまたはコンビニ・銀行ATMのPay-easyなどを利用できます。
  6. 合格証明書を受け取る
    入金確認後1週間程度で普通郵便により発送されます。

Step1だけで終わりではありません。
承認後14日以内にStep2の交付申込を行わないと申込期限切れになる点に注意してください。

急ぎの提出には余裕を持って申請する

合格証明書は申し込んですぐPDFをダウンロードする手続きではありません。

現在の案内ではStep1の発行可否確認に1週間程度かかります。
その後にStep2と支払いを行い入金確認後さらに1週間程度で発送されます。

さらに普通郵便の配達日数がかかります。
発送日の指定や速達などのオプションには対応していません。

就職先や勤務先の提出期限が決まっているなら期限直前ではなく余裕を持って申請してください。

結婚などで氏名が変わっていても申請できる

試験合格後に結婚などで氏名が変わった人も合格証明書を申請できます。

現在のマイページ情報と合格時の氏名などが異なる場合は変更前と変更後を一通で証明できる公的書類の画像データが必要です。
案内では戸籍抄本などが例示されています。

合格時の氏名で交付してもらう方法と現在の利用者情報の氏名で交付してもらう方法があります。
旧姓での交付を希望する手続きも用意されています。

転職先へ提出するために証明書を取る人は現在の氏名と資格取得時の氏名が違う場合にこの手続きを見落とさないようにしてください。

「紛失」ではなく合格証書を受け取れていない場合は別

合格証書を一度受け取った後になくしたケースと最初から受け取れていないケースは分けて考えます。

合格証書は簡易書留で送られます。
不在などで受け取れず郵便局の保管期間を過ぎるとIPAへ返送されます。

IPAに返送されてまだ保管中なら所定の手続きで同じ合格証書を再送してもらえる場合があります。
これは紛失した証書の再発行ではありません。

保管期間を過ぎてIPAで廃棄された後は再送できません。
その後に合格の証明が必要なら合格証明書を申請します。

公式情報:IPA「返送された合格証書の再送」

合格年月日が分からない場合も合格証明書で確認できる

かなり前に合格した人は「何年に合格したかは覚えているが正確な合格年月日が分からない」ということもあります。

IPAは自分の合格年月日が不明な場合に合格証明書の交付手続きを行うよう案内しています。

合格証明書には合格年月日と合格証書番号が記載されます。
正式な証明と同時に過去の合格情報を確認できます。

ITパスポートは受験年月ごとの合格発表日も公式サイトで公開されています。
受験した月が分かっている人は申請前に合格発表ページから年月日を確認する方法もあります。

ITパスポート公式:ITパスポート試験「合格発表」

古い合格でも合格証明書を申請できる

合格から長い年数が経っているから申請できないという制度ではありません。

現在の案内では情報処理技術者試験の過去の試験制度で実施された試験区分を含む合格者本人が合格証明書を申請できます。

昔の基本情報技術者試験へ合格し古い受験票やメールを処分している人でも番号がないだけで対象外にはなりません。

試験区分を選び本人情報を入力してStep1の審査を申し込みます。

会社へ提出するときは「合格証書」と「合格証明書」を取り違えない

勤務先から「合格証書のコピーを出してください」と言われたときに手元の合格証書がなければ再発行はできません。

その場合はIPAが発行する合格証明書を提出できるか会社へ確認します。
合格証明書は対象試験へ合格していることをIPAが証明する公式書類です。

会社独自の提出ルールまでIPAが決めるわけではありません。
提出先が指定する書類名や必要部数を確認してから申請すると余分な取り直しを防げます。

申請前チェックリスト

  • 必要なのは紛失した合格証書そのものではなく合格の公式証明か
  • ITパスポートか基本情報技術者試験か試験区分を確認したか
  • 現在の合格証明書申請に使える利用者IDを持っているか
  • ITパスポート用IDだけを使おうとしていないか
  • 受験年度が不明なら無理に推測せず空欄で申請するか
  • 合格証書番号が不明なら空欄で申請するか
  • 現在の氏名と合格時の氏名が違う場合の公的書類を用意したか
  • 複数の試験区分が必要なら試験区分ごとに申請することを確認したか
  • Step1承認後14日以内にStep2へ進む予定を確保したか
  • 提出期限まで審査・支払い・郵送の時間が足りるか

よくある質問

合格証書をなくしたらITパスポートや基本情報の資格も無効になりますか?

合格証書を紛失したことと試験に合格した事実は別です。
紙の合格証書をなくしても再受験して合格し直す必要はありません。

合格証書番号が分からないと合格証明書を取れませんか?

取れます。
現在の申請案内では受験年度と合格証書番号が不明な場合は空欄でStep1を申請できます。

受験番号まで分からない場合はどうしますか?

現在の合格証明書交付申請Step1には受験番号の入力欄がありません。
試験区分や本人情報を使って申請します。

基本情報の合格証書番号だけ知りたい場合は?

令和5年度以降の合格者で登録した利用者IDが有効なら受験者マイページで確認できる場合があります。
それ以外で番号のみを確認したい場合もIPAは合格証明書の交付手続きを案内しています。

ITパスポートで使った利用者IDから申請できますか?

ITパスポート試験の利用者IDは現在の合格証明書申請用IDとして使用できません。
申請に使える利用者IDを持っていない人は新しく作成します。

合格証明書はPDFですぐ受け取れますか?

現在の案内はオンラインで申請した後に紙の合格証明書を普通郵便で発送する手続きです。
Step1の審査とStep2の申込・支払いがあるため即時発行ではありません。

ITパスポートと基本情報を1枚の合格証明書にまとめられますか?

試験区分ごとに申請します。
現在の合格証明書は1試験区分につき1枚のA4用紙です。

まとめ|紛失後は再発行ではなく合格証明書を申請する

ITパスポート試験と基本情報技術者試験の合格証書は紛失しても再発行できません。
正式な合格証明が必要ならIPAの合格証明書を申請します。

受験年度や合格証書番号が分からなくても空欄でStep1の審査を申請できます。現在のStep1には受験番号の入力欄もありません。

ITパスポート合格者はITパスポート用の利用者IDをそのまま合格証明書申請には使えない点に注意してください。
基本情報の令和5年度以降の合格者は利用者IDが有効ならマイページで合格証書番号を確認できる場合があります。

会社への提出期限がある人はStep1の審査とStep2の支払いと郵送に時間がかかることを見込み早めに申請するのが確実です。

確認した一次情報

確認日:2026年9月17日