仕事に行く前だけ、急に体が重くなる。
出勤前になると頭痛や吐き気が出る。
朝の準備をしようとすると、胸がぎゅっと苦しくなる。
病気なのか、気のせいなのか。
それとも、心が限界に近いのか。
こうした症状は“気合でどうにかする”ものではありません。
厚生労働省も、精神的負担が身体症状として表れることを示しています。
仕事前にだけ体調が悪くなるのは、心と体からのサインです。
仕事の前だけ体調が悪くなるときの代表的な症状
まずは、どんな不調が出ているか振り返ってみてください。
・出勤前の頭痛
・胃痛、吐き気
・動悸や息苦しさ
・手足のだるさ
・体が重くて動けない
・めまい、ふらつき
・朝だけ異常に疲れている
出勤前だけ症状が出るのは、ストレス要因が「仕事」に強く結びついている証拠です。
なぜ“仕事の前だけ”体調が悪くなるのか?
理由は1つではなく、複数が重なって起こります。
・職場の人間関係のストレス
・理不尽な叱責や圧迫的な上司
・相談できる人がいない
・評価の曖昧さ、成果が見られない
・仕事量が多く責任だけ重い
・睡眠不足、慢性疲労
・職場の価値観が合っていない
厚労働省も、ストレス要因が続く環境では身体症状が表れやすいと警告しています。
危険ラインを確認しよう
当てはまるほど、今の状態は深刻です。
・仕事前の不調が3週間以上続いている
・出勤当日の朝だけ胃痛や吐き気が出る
・通勤を想像すると動悸がする
・職場に近づくほど体調が悪化する
・夜、仕事のことを考えて眠れない
・週末になると体調が回復する
・病院では「異常なし」と言われたのに不調が出る
特に「週末は元気、平日だけ不調」という状態は、ストレス性の典型的なサインです。
今日からできる対処法(負担の少ない順)
① 症状と気持ちを一行でメモ
「いつ・どの場面で・どんな不調が出たか」
記録しておくと、自分の限界が見えやすくなります。
② 朝の負荷を減らす
・通知をオフにする
・朝のタスクを最小限に
・支度はできるだけ前日に済ませる
少しの調整でも、体調の悪化を防げます。
③ 信頼できる相手に共有する
「最近、仕事前だけ体調が悪くて…」
一言でも話すと、負荷が軽くなります。
④ 産業医・人事・外部相談窓口の利用
厚生労働省も利用を推奨している正式な仕組みです。
遠慮せず相談してOKです。
⑤ 思い切って休息をとる
限界まで働いてから休むと、回復に時間がかかります。
「まだ動けるけどしんどい」段階で休んだ方が、戻るのも早いです。
もしかして職場が原因?環境の問題を見極めるポイント
以下が複数当てはまるなら、環境による不調の可能性が高いです。
・相談しづらい雰囲気
・残業が慢性化
・感謝が少なく、叱責が多い
・人が頻繁に辞めていく
・仕事量が常に多い
・上司が問題を放置している
これでは誰でも体調を崩します。
あなたのせいではありません。
今すぐ辞めなくていい
“逃げ道”を持つだけで心が軽くなる
・転職サイトで求人を保存
・副業や資格の勉強を始める
・「半年後どうなっていたいか」メモする
「いつでも抜けられる」という安心感が、体調の悪化を防ぎます。
結論
仕事の前だけ体調が悪くなるのは、心と体からの明確なサインです。
・初期サインに気づく
・原因を整理する
・今日からできる対処をする
・環境の問題を見極める
・逃げ道を用意し、心の余白をつくる
この流れが、あなたの健康と働き方を守ります。
出典
厚生労働省:メンタルヘルス・セルフケア
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000189348.html
厚生労働省:過重労働による健康障害防止
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000148322.html
労働者健康安全機構:働く人のメンタルヘルス
https://www.johas.go.jp/

