今日の機嫌はどうだろう。
今話しかけていいだろうか。
この報告、後にしたほうが安全かもしれない。
仕事を始める前に、
まず上司の感情を確認することが癖になっていませんか。
正解を出すより、
怒らせないことを優先する。
評価されるかどうかより、
機嫌を損ねないかで行動を決める。
それはもう、仕事ではありません。
感情に縛られる労働です。
この記事でわかること
- なぜ上司の機嫌を伺う働き方が生まれるのか
- 心を削られないための具体的な対処法
- 耐えるべきか、離れるべきかの判断基準
結論:あなたが弱いから苦しいわけではない
先に言います。
上司の機嫌が仕事の前提になる職場は、明確におかしい。
本来、仕事は
基準・手順・役割が決まっていれば進みます。
それがなく、
「今日は大丈夫そうか?」を毎回確認しないと動けないなら、
それはマネジメントの放棄です。
あなたの気遣いで成り立つ職場は、
あなたを消耗させる構造になっています。
なぜ「機嫌を伺う仕事」が当たり前になるのか
① 評価や指示が感情で変わる
昨日は問題なかった。
今日はなぜか不機嫌。
理由は説明されない。
基準が感情で揺れると、
人は挑戦をやめます。
失敗しないことより、
目立たないことを選ぶようになります。
② 不機嫌がコントロール手段になっている
ため息。
無言。
冷たい返事。
怒鳴らなくても、人は萎縮します。
言葉を使わず、空気で支配するやり方です。
これは指導でも育成でもありません。
③ 組織がそれを止めていない
「昔からそういう人だから」
「悪気はないから」
この放置が、
機嫌を伺う側を量産します。
適応しているように見えて、
実際は削られているだけです。
心を削られないための現実的な対処法
① 感情に反応せず、作業の話に戻す
使える言い方はこれです。
「今の優先順位を教えてください」
「判断基準を確認したいです」
短く、淡々と。
感情に踏み込まないことがポイントです。
② 報告・相談を「仕組み」にする
タイミング読みをやめるために、
・定例報告
・文面テンプレ
・共有ルール
を固定します。
機嫌を読む余地を減らすのが目的です。
③ 事実を記録して自分を守る
・指示された内容
・日時
・結果
これは対抗ではありません。
仕事を正しく進めるための保険です。
それでも改善しないなら、環境の問題
- 機嫌で態度が激変する
- 質問すると不機嫌になる
- 相談しても上が動かない
これが続くなら、
あなたが努力しても報われません。
消耗する側が悪い構造ではないからです。
「辞めたい」と伝えること自体が怖い、
話し合おうとすると体調が崩れる場合は、
第三者を挟んで離れるという選択肢もあります。
離れていい判断ライン
- 出勤前から強い緊張がある
- 休日も言動を反芻してしまう
- 集中力が落ち、ミスが増えている
ここまで来ているなら、
我慢は限界を超えています。
壊れてからでは遅い。
まだ動けるうちに環境を変える判断は、
逃げではなく、正常な自己防衛です。

