仕事できない人の生き方とは|嫌われても楽になる3つの考え方

体験談・コラム

「お前は仕事ができない」。
この言葉を、何十回、何百回と言われ続けました。
上司から、先輩から、同僚から。
しまいには自分でも「自分はダメな人間だ」と信じ込んでいました。

毎朝「今日もまた怒られるんだろうな」と思いながら家を出る。
職場では嫌われて、居場所がない。
「自分なんて、いないほうがいいんじゃないか」とまで思った日もあります。

もしあなたが今、同じように感じているなら、先に結論を伝えます。
仕事ができないのは、あなたの能力が低いからではありません。
ほとんどの場合、「合わない場所」で「合わないやり方」をしているだけです。

そして、嫌われてもつらくならずに楽に生きるために必要なのは、たった3つの考え方です。

① ミスや不器用さで、自分を責めるのをやめる
② 職場の人間関係は「どうでもいい」と思っていい
③ 自分の得意が活きる場所へ、ゆっくり移っていく

20代の大半を「仕事ができない人」として過ごした私の体験と、同じ悩みを抱えた人たちの本音を交えながら、この3つを一つずつ話していきます。

「仕事ができない」と言われ続けた日々

まず、私がどれだけ仕事ができなかったか。
書くのは正直キツいですが、同じ悩みを持つ人に「自分だけじゃない」と思ってほしいので書きます。

SES時代の最初の半年が一番しんどかった。忙しいからじゃない。仕事ができなさすぎて、やることが何もない日が続いた。やることを探し続けて、結局何もない。座っているだけだと何か言われそうだから、仕事しているふりをしていた。その無駄な時間が一番最悪だった。
変わったのは、実際にコードを書かせてもらったとき。議事録も書けない人間にコードが書けると思われていなかったが、書かせてもらったら結構書けた。HTMLの質がよかった。会社でトップのエンジニアに「これすごいね」と言われた。その一言で、やることを探すふりをするくだらない日々から抜け出せた。

同じミスを何度も繰り返す

メモを取っても、マニュアルを読んでも、同じところでミスをする。
「なんで覚えられないの?」と呆れられる。
自分でも分からない。頭では分かっているのに、いざ作業になるとなぜかミスる。
そのたびに怒られて、ちぢこまって、さらにミスが増える。
この悪い流れから、なかなか抜け出せませんでした。

要領が悪く、人の倍の時間がかかる

周りが1時間で終わらせる仕事に、私は3時間かかる。
手を抜いているわけじゃない。むしろ必死にやっているのに遅い。
「真面目なのは分かるけど、もう少し早くできない?」と言われるたびに、自分の不器用さが嫌になりました。

うまく報告・相談ができない

報告するタイミングが分からない。
何を伝えて、何を省いていいのか判断できない。
質問したら「そんなことも分からないの?」と言われ、質問しなかったら「なんで聞かないの?」と言われる。
どうすればいいのか、本当に分かりませんでした。

周りに嫌われて、ひとりになる

仕事ができないと、職場での扱いはあからさまに悪くなります。
話しかけても素っ気ない返事。ランチに誘われない。自分の悪口が聞こえてくる。
「あいつと組みたくない」と言われていると知ったときは、本当に心が折れました。

「自分はダメな人間だ」と思い込む

毎日怒られ、嫌われ、失敗し続けると、「自分は生きている価値がない」とまで思い始めます。
これは大げさじゃありません。
仕事ができないことが、人格そのものの否定にまでつながってしまう。これが日本の職場の怖いところです。

こう感じているのは、あなただけではありません。
周りと比べて自分の力が低いと感じ、毎日会社に行くのがつらいと打ち明けた人がいます。

周りに比べて自分の能力が低く、それに落ち込んでしまう自分がいます。周りはそんな自分にイラついており仕事に毎日行くのがつらく辞めたいと思ってます

名前も覚えられない、物覚えが悪い、それを若い頃からずっとコンプレックスにしてきた人も、同じ気持ちを言葉にしていました。

人の名前を全然覚えられない。物覚えが悪い。過ぎた事はすぐ忘れてしまう。いつも愚直に精一杯頑張っていても、なかなか人並みに仕事が出来ない。それらは若い時から私のコンプレックスでした。

読んでいて、当時の自分を見ているようでした。
でも、ここから先で書くように、この苦しさには出口があります。

仕事ができないのは、能力ではなく「場所が合っていない」だけ

当時の私は「自分が悪い」としか思えませんでした。
でも今ふり返ると、原因は能力ではなく、もっと別のところにありました。

そもそも、その仕事が向いていなかった

私が最初に就いたのは営業の仕事でした。
人と話すのが苦手で、初対面の人に商品を売り込むなんて、いちばん向いていない仕事です。
でも当時は「仕事を選べる立場じゃない」と思っていたので、向き不向きなんて考えもしませんでした。

同じように、「合わない業界に入ってしまった」と気づきながら働き続けている人もいます。

自分は仕事できないまま新卒から勤続18年目。入った業界がそもそも全く自分に向いていなかったし、仕事に興味が無いから覚えが悪すぎる。もちろん何度も異動させられた。でも、どこに行ってもできない人。もっと自分に合う業界や仕事はあるのかもしれないけれど…

「もっと自分に合う場所があるかもしれない」。
この一言が、すべての答えだと私は思います。

教え方が、自分に合っていなかった

私についたのは「見て覚えろ」「一回で覚えろ」というタイプの先輩でした。
私は順序立てて説明してもらわないと理解できないタイプなのに、そこは気づかってもらえません。
教わる環境が自分に合っていなかったのも、大きな原因でした。

怒られ続けて、力を出せなくなっていた

人は怒られ続けると、こわくて動けなくなります。
すると判断がにぶってミスが増える。ミスが増えるとまた怒られる。
この悪い流れの中にいる限り、本来の力なんて出せません。

生まれつきの特性かもしれない

あとから知ったことですが、不注意や要領の悪さは、生まれつきの脳の特性(ADHD・ASDなど)が関係していることも多いそうです。
私は正式な診断は受けていませんが、「もしかしたら」と思うことはあります。
これは「能力が低い」のではなく、「得意・不得意のかたよりが大きい」というだけの話です。

つまり、「仕事ができない」と言われる人の多くは、すべての仕事ができないわけではありません。
たまたま、合わない仕事をしているだけのことが多いのです。
今の場所が自分に向いているか、一度立ち止まって考えてみるのも一つの手です。未経験から学び直して別の道へ進む方法もあります。

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「仕事ができない人」に向いている仕事の特徴

自分の苦手をきちんと知って、それを避けられる仕事を選ぶ。
これが「仕事ができない人」の生き残り方です。
ざっくり言うと、こんな組み合わせです。

苦手なこと 向いている仕事の例 避けたほうがいい仕事の例
一度に複数をこなすのが苦手 一つの作業に集中できる仕事(ライター、プログラマー) 同時にいくつも対応する仕事(接客、営業)
人と話すのが苦手 ひとりで完結できる仕事(データ入力、清掃) チームワークが必須の仕事(企画、まとめ役)
とっさの対応が苦手 決まった手順をくり返す仕事(工場、事務) トラブル対応が多い仕事(お客様サポート)
ミスが多い 二重チェックの仕組みがある仕事 ひとりで判断して仕上げる仕事
人間関係に疲れやすい 在宅ワーク、フリーランス 社内の力関係が激しい大企業

無理に「普通の人」になろうとしなくていい。
自分の形に合う場所を選ぶほうが、ずっと楽に働けます。

生き方を変えた転機――「得意なこと」に気づいた日

私の転機は20代の後半に来ました。
何度目かの転職をして、たまたまWebの仕事に触れる機会があったのです。

苦手を避けて、得意に集中した

私が得意だったのは「文章を書くこと」と「パソコンを触ること」でした。
それまでの仕事ではまったく使わなかったので、自分に得意なことがあるとも思っていませんでした。
でもWebの文章を書き始めたとき、ほかの仕事よりずっと楽にできたんです。

「できない」のではなく「場所が違った」だけだった

営業では最低の評価だった私が、文章を書く仕事では褒められました。
「分かりやすい文章を書くね」と言われたとき、人生で初めて、仕事で認められた気がしました。
このとき気づいたんです。
私は仕事ができない人間じゃなかった。ただ、いる場所がまちがっていただけだった、と。

小さな「できた」が、自信を育てた

一つうまくいくと、それが次の自信になります。
自信があるとちぢこまらなくなるので、力も出せるようになる。
「できない」が「できる」に変わる瞬間は、能力を上げたときではなく、場所を変えたときに訪れました。

得意なことを仕事にするために、未経験から学び直す人も増えています。
どんな分野が自分に向いているか、コースの選び方から知っておくと、遠回りせずにすみます。

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嫌われても楽になる、3つの考え方

ここからが、この記事のいちばん伝えたいところです。
仕事ができなくて、嫌われて、それでも楽に生きるための「3つの考え方」を紹介します。

考え方① ミスも不器用さも、みんな抱えている

「自分だけがミスばかりだ」と思っていませんか。
でも、ミスをしない人なんていません。立派に見える人ほど、裏では大きな失敗をしています。

長年の管理職の人が、自分の失敗をふり返ってこう書いていました。

ミスしない人は居ない。管理職ですが振り返ると致命傷になりそうなピンチは何度もありました。ミスするのは普通です。ミスを活かしてどう動くかだけ考えましょう😊

さらに、こんな一言を見たときは思わず笑ってしまいました。

前の会社に1億以上損失出したやつも普通に働いてたから安心して

そう、あなたのミスくらいで、世界は終わりません。
大事なのは、ミスをゼロにすることではなく、ミスしても続けられる仕組み(メモ・二重チェック・合う仕事選び)を持つことです。

考え方② 職場の人間関係は「どうでもいい」でいい

嫌われるのがつらいのは、その人たちに「好かれなきゃ」と思っているからです。
でも、職場はもともと、友だちを作りに行く場所ではありません。

「人間関係はどうでもいい」と割り切って、楽になった人がたくさんいます。この一言には2400件以上の共感が集まっていました。

職場の人間関係はどうでもいいと思うことで気持ちが楽になりました。職場はお友達を作りに行っているわけではないので、もっと職場の人間関係は適当でいこうと思います。

そもそも、職場の付き合いは長く続きません。会社を辞めれば、ほとんどがそれっきりです。

職場の人間関係はその職場の時だけだし辞めたら付き合いも全くなくなるし職場はお友達を作りに行っているわけではないので『職場の人間関係はどうでも良い』はとても素敵な言葉だと思いました。

それに、人の心はだいたい「1対2対7」と言われます。
何をしても好いてくれる人が1割、嫌う人が2割、残りの7割はあなたに関心がない、という考え方です。

1:2:7の法則が印象に残りました。ほとんどの人は自分のことをどうでもいいと思ってるわけですね。だったらなおさらただ1人自分のことを嫌ってる人に注目するのは馬鹿げてますね。

あなたを嫌う2割のために、自分をすり減らす必要はありません。
関心のない7割の中で、あなたは思っているより自由に働けます。

考え方③ 得意が活きる場所へ、ゆっくり移っていく

「逃げたら負け」「石の上にも三年」。
こういう言葉が、人を追い詰めます。
でも、合わない場所から離れるのは逃げではありません。かしこい引き上げです。

自分を壊してまでしがみつく場所なんて、どこにもありません。
実際、何度も方向を変えながら、自分の生き方を見つけた人もいます。

会社興せばいいんだよ。10回以上転職して統失から自殺未遂、鬱で退職1年リハビリから会社興して今最高の人生を送ってる。「志事」見つけるといいよ。

いきなり大きく変える必要はありません。
転職でも、部署を変えてもらうのでも、学び直して別の業界へ移るのでもいい。
「今の場所がすべて」という思い込みを手放すことが、最初の一歩です。

学び直しながら次の仕事を探す方法は、進め方を知っておくと不安がぐっと減ります。

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合わない場所を離れたら、人生が軽くなった

私は今、自分に合った働き方で、わりと楽しく生きています。
仕事ができないことは、たぶん今も変わっていません。
でも、生き方を変えたら、見える景色がまるごと変わりました。

合わない場所にいた頃

毎朝「行きたくない」と思いながら家を出る日々。日曜の夕方から胃が痛くなる。

場所を変えてから

朝、自然に目が覚める。「今日は何をしよう」と前向きに考えられるようになった。

無理して「普通」になろうとして、ずっと苦しんでいました。
でも私は「普通」にはなれなかった。そして、それでよかったんです。
「普通」じゃないからこそ見つけられる生き方が、ちゃんとありました。

不器用な自分を、いい意味であきらめて受け入れた人の言葉が、私はとても好きです。

不器用なら不器用なことをいい加減認めて…私も地道に掃除をしたり、マイペースでお料理を作ったり、丁寧に暮らしを整えていく時間が大好きです😌

仕事ができるようになることが、ゴールではありません。
自分に合った場所を見つけることが、ゴールです。

もしあなたが今「仕事ができない」と感じているなら、それは能力の問題ではなく、場所の問題かもしれません。
場所を変える勇気さえ持てれば、人生はいくらでも変えられます。
かつての私が、そうだったように。

よくある質問(FAQ)

Q. 仕事ができないのは、自分の能力が低いからですか?

A. 多くの場合は、能力ではなく「合わない場所・やり方」の問題です。営業では最低評価だった人が、別の仕事に移ったとたん高く評価されることは珍しくありません。場所が変われば評価は大きく変わります。

Q. ミスばかりで、自分が嫌になります。どうすればいいですか?

A. ミスをしない人はいません。管理職でも大きな失敗はしています。自分を責めるより、ミスを減らす仕組み(メモ・二重チェック)を持つことと、ミスが目立ちにくい仕事へ移ることを考えるほうが現実的です。

Q. 職場で嫌われていて、毎日つらいです。

A. 職場の人間関係は、その職場にいる間だけのものです。辞めれば付き合いはほとんどなくなります。「どうでもいい」と割り切るだけで、かなり楽になります。職場は友だちを作る場所ではありません。

Q. 今の仕事を、続けるべきか辞めるべきか分かりません。

A. 心や体に不調が出ている、半年以上たっても改善しない、合わないと感じ続ける。この中で2つ以上当てはまるなら、別の場所を探していい時期です。離れるのは逃げではなく、かしこい引き上げです。

Q. 何の仕事も向いていない気がします。

A. すべての仕事ができない人は、まずいません。苦手を避け、得意が活きる場所を選べば必ず変わります。未経験から学び直して別の道へ進む(職業訓練など)選択肢もあります。

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