未経験エンジニアの現実|地獄を乗り越えた3つのポイント
体験談・コラム
2021.08.13
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「未経験OK!エンジニア募集!」——転職サイトを開けば、こんな求人がずらっと並んでいますよね。
「プログラミングスクール卒業後すぐ就職!」「未経験から年収500万!」みたいな広告も、SNSでよく見かけます。
正直に言います。あの甘い言葉の裏には、誰も教えてくれない「地獄」があります。
私自身、中卒から職業訓練を経て未経験でエンジニアになりました。今はフリーランスとして月82.5万円稼いでいますが、最初の1年は本当に地獄でした。何度も辞めようと思ったし、トイレで泣いたこともあります。
この記事では、未経験エンジニアのリアルな現実をお伝えします。「簡単になれる」の裏にある厳しさと、それでも続けた先に見える景色の両方を、包み隠さず話します。
これからエンジニアを目指す人、今まさに未経験で現場に入って苦しんでいる人に、ぜひ読んでほしいです。
退職の手順や準備について詳しく知りたい方は、退職の全手順を1記事で解説で全体像を確認してみてください。
退職代行を使って退職した筆者が解説します。
「未経験OK」の甘い言葉に騙されるな
まず最初に言っておきたいのが、「未経験OK」は「未経験でも楽にできる」という意味じゃないということ。
「未経験OK」の本当の意味は、「経験がなくても応募はできますよ」というだけ。入ってからラクかどうかは、まったく別の話です。
未経験エンジニアの求人の実態
2026年現在、未経験エンジニアの求人市場はこんな感じです。
- SES(客先常駐)の求人が大半:自社開発の未経験枠は競争率が非常に高い
- 最初はテストや運用保守が多い:いきなりコードをバリバリ書ける現場は稀
- 年収は300〜350万円スタートが相場:「未経験で500万」は99%ウソ
- 研修が充実しているかは会社による:「OJT」の名のもとに放置される会社もある
プログラミングスクールの広告では「卒業後すぐにエンジニア!」と言っていますが、スクールで3ヶ月学んだ程度では、現場ではほぼ戦力になりません。これが現実です。
だからといって「やめとけ」と言いたいわけじゃない。ただ、覚悟なしに飛び込むと心が折れるということは知っておいてほしいんです。
次は入社直後の地獄——何もわからない、質問もについて見ていきます。
入社直後の地獄——何もわからない、質問もできない
入社直後の半年が一番しんどかった。忙しいからじゃない。仕事ができなさすぎて、やることが何もない日が続いた。やることを探し続けて、結局何もない。座っているだけだと何か言われそうだから、仕事しているふりをしていた。Webシステム開発スキルはあったが「議事録も書けないような人間にコードが書けるわけない」と思われていた。実際にコードを書かせてもらったら結構書けた。会社でトップのエンジニアに「これすごいね」と言われた。その一言で状況が一変した。
私が未経験でプログラマーとして入社した初日のことは、今でも鮮明に覚えています。
先輩に「じゃあ、この環境構築やっておいて」と言われて、渡されたのがA4用紙1枚の手順書。書いてある単語の半分がわからない。「Docker」「コンテナ」「SSH」——何それ?状態。
でも聞けないんですよ。みんな忙しそうにカタカタやってるし、「こんなこと聞いたらバカだと思われる」って。結局、3時間かけてGoogle検索しまくって、それでもできなくて、泣きそうになりながら先輩に「すいません……」と聞きに行きました。
未経験エンジニアが最初にぶつかる壁
- 専門用語がわからない:会議で飛び交う単語の7割が意味不明
- 質問の仕方がわからない:何がわからないのかを説明できない
- 先輩が忙しくて聞けない:質問したいけどタイミングがつかめない
- スピードについていけない:周りが1時間でやることに1日かかる
- エラーが読めない:エラーメッセージが英語で、何を言っているかわからない
- 自分だけ「できない人」に見える:同期がいないと特に孤独感がすごい
これ、未経験エンジニアなら全員が通る道です。私だけじゃない。最初の1〜2ヶ月は、毎日が「わからない」と「申し訳ない」の連続でした。
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次は辞めたくなる「3ヶ月の壁」について見ていきます。
辞めたくなる「3ヶ月の壁」
未経験エンジニアには「3ヶ月の壁」があります。私の体感では、未経験で入った人の半分近くが、3ヶ月以内に辞めたくなると思います。
なぜ3ヶ月目が一番キツいのか
入社直後は「何もわからなくて当然」と思えるから、まだ耐えられる。でも3ヶ月経つと——。
- 「もう3ヶ月なのに、まだこんなこともできないの?」と自分を責め始める
- 周囲の期待値が少しずつ上がってくる
- 最初の「頑張るぞ」というモチベーションが切れる
- 「やっぱり自分には向いてないんじゃないか」という疑念が最大になる
私も3ヶ月目に「もう無理だ」と思いました。毎朝「今日こそ辞めると言おう」と思いながら出勤して、結局言えなくて、また明日も同じことを繰り返す。あの時期は本当につらかった。
3ヶ月の壁を乗り越えるコツ
当時の私を救ったのは、以下の3つでした。
- 「半年は修行期間」と割り切る:3ヶ月でできるようになるわけがない、と自分に言い聞かせた
- 毎日1個だけ「できたこと」を記録する:小さくても成長を可視化する。「エラーを自力で解決できた」とか
- 同じ境遇の人とつながる:Twitterで未経験エンジニアをフォローして、「みんなつらいんだ」と知った
次はそれでも続けた先に見える景色について見ていきます。
それでも続けた先に見える景色
3ヶ月の壁を乗り越えて、半年が過ぎた頃。少しずつ変化が起きました。
「あれ、今のエラー、前にも見たことあるな」——そう思える瞬間が増えたんです。
プログラミングって、最初は全部が「未知」なんですよ。でも経験を積むと、パターンが見えてくる。「このエラーはこれが原因」「この機能を作るならこのアプローチ」って、頭の中にライブラリが蓄積されていく感覚。
半年〜1年で変わること
- コードを読むスピードが格段に上がる:最初は1行1行追っていたのが、ブロック単位で理解できるようになる
- 自分で調べて解決できるようになる:Stack OverflowやGitHubのIssueを読んで、自力で問題解決できる
- 先輩の会話が理解できるようになる:技術ミーティングで「何言ってるかわからない」が減る
- 小さな機能を一人で実装できるようになる:「これ、任せていい?」と言われるようになる
- 自信が芽生える:「自分、エンジニアやれてる」という実感が出てくる
私の場合、入社して8ヶ月目くらいに初めて「仕事が楽しい」と思えました。それまでの地獄の日々は何だったのかと思うくらい、急に景色が変わったんです。
プログラミングの成長曲線は、最初はほぼ横ばいで、あるとき急激に上がる。これは多くのエンジニアが言っていることで、私も実感しています。だから、最初のつらい時期を乗り越えられるかどうかが全て。
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未経験から1年後に変わること
未経験でエンジニアになって1年。振り返ると、「別人じゃないか」と思うくらい変わりました。
技術面の変化
- Git操作が自然にできるようになる
- SQLを自分で書いてデータを取得できる
- APIの設計書を読んで実装できる
- コードレビューで指摘される回数が激減する
- 新しい技術のキャッチアップ速度が上がる
メンタル面の変化
- 「わからない」が怖くなくなる(調べれば解決できると知っているから)
- 質問するのが上手くなる(何がわからないかを言語化できる)
- チームの中で「役割」を感じられるようになる
- 「エンジニアを続けていこう」という覚悟ができる
キャリアの変化
1年の実務経験があると、転職市場での価値が一気に上がります。「未経験」と「実務1年」の間には、天と地ほどの差がある。
2026年の転職市場では、実務経験1年以上のエンジニアの求人は未経験の5倍以上あります。年収も350万→450万くらいにジャンプアップする人が多い。最初の1年を乗り越えれば、選択肢が爆発的に増えるんです。
これからエンジニアになる人へのアドバイス
最後に、未経験からエンジニアを目指す人、もしくは今まさに現場でもがいている人に、私からのアドバイスをまとめます。
アドバイス①:最初の半年は「できなくて当然」と思え
これが一番大事。未経験で入って、すぐにできるわけがない。医者が研修医として何年も修行するのと同じで、エンジニアにも修行期間がある。半年間は「給料をもらいながら勉強させてもらっている」くらいの気持ちでいい。
アドバイス②:質問は「恥」じゃなく「仕事」
わからないことを聞くのは恥ずかしいことじゃない。むしろ、わからないまま放置して時間を無駄にするほうが、チームに迷惑をかけます。
質問するときのコツは、「自分で調べた結果」を添えること。「〇〇がわかりません」じゃなくて、「〇〇について調べて△△までは理解できたのですが、□□の部分がわかりません」と聞く。これだけで、先輩の対応が全然変わります。
アドバイス③:毎日少しでもいいから自主学習をする
業務時間だけで成長しようとすると、正直厳しいです。1日30分でいいから、自主学習の時間を作ってください。
おすすめの学習方法は以下のとおり。
- Progate・ドットインストール:基礎の復習に最適
- Udemy:実践的なプロジェクト型の講座が充実
- 技術書の写経:本のコードを実際に手で打って動かす
- 個人プロジェクト:自分で何か作ってみる。ポートフォリオにもなる
- Qiita・Zennの記事:業務で使っている技術に関する記事を読む
アドバイス④:「向いてない」と決めつけるのは1年待て
3ヶ月で「向いてない」と結論を出すのは早すぎます。少なくとも1年は続けてから判断してください。
私の経験上、最初の3ヶ月が一番つらくて、半年で少し光が見えて、1年で「やっていける」と思えるようになる。このタイムラインは多くの未経験エンジニアに共通しています。
アドバイス⑤:環境が合わないなら会社を変えるのもアリ
ただし、「エンジニアの仕事自体がつらい」のと「今の会社がつらい」は別問題です。
研修がなくて放置される、パワハラがある、残業が異常に多い——こういう場合は、会社が悪いだけ。エンジニアを辞めるんじゃなくて、会社を変えることを考えてください。
実務経験が数ヶ月でもあれば、もっとまともな会社に転職できる可能性は十分あります。
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結論:未経験からでもプログラマーになれます。ただし最初の1〜2年は修行期間。SES脱出を目指しましょう。
Before(退職前)
毎朝「行きたくない」と思いながら家を出る日々。日曜の夕方から胃が痛くなる。
After(退職後)
朝、自然に目が覚める。「今日は何をしよう」と考えられるようになった。
まとめ:地獄の先にある景色は、確かに美しい
この記事の内容をまとめます。
- 「未経験OK」は「未経験でもラク」という意味ではない
- 入社直後は「何もわからない地獄」が待っている
- 3ヶ月目に「辞めたい」のピークが来る
- 半年〜1年で急激に成長する。この壁を越えられるかが全て
- 1年の実務経験で、キャリアの選択肢は爆発的に増える
私は中卒で、学歴も資格も何もない状態からエンジニアになりました。最初の1年は地獄でした。でも今、フリーランスとして月82.5万円稼げている。
「未経験エンジニアは地獄」——これは事実です。でもその地獄を抜けた先に、めちゃくちゃ面白い世界が待っている。これも事実。
今つらい人に言いたいのは、「もう少しだけ、踏ん張ってみてほしい」ということ。あなたが今いる場所は、私もかつていた場所です。抜け出せるから。大丈夫。
よくある質問(FAQ)
ここではについて詳しく見ていきましょう。
Q. 未経験からプログラマーになれますか?
A. はい、可能です。職業訓練(無料)やプログラミングスクール(有料)で基礎を学び、ポートフォリオを作成すれば未経験でも就職できます。20代なら特に有利です。
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Q. プログラマーに資格は必要ですか?
A. 必須ではありません。実務では資格よりも「何を作れるか」が重視されます。ただし、基本情報技術者試験は基礎知識の証明として就職活動で有利になることがあります。
Q. SES企業とは何ですか?やめたほうがいい?
A. SES(システムエンジニアリングサービス)は客先に常駐して働く形態です。未経験者の入口としては有効ですが、スキルが身につかない案件に当たるリスクもあります。1〜2年経験を積んだら自社開発企業への転職を検討しましょう。
Q. 職業訓練でプログラミングを学ぶメリットは?
A. 最大のメリットは「無料で学べる」「失業手当を受給しながら学べる」点です。4〜6ヶ月間、集中的にプログラミングを学べます。ただしコースによって質の差があるので事前調査が重要です。
Q. プログラマーの年収はどれくらい?
A. 経済産業省の調査によると、ITエンジニアの平均年収は約452万円。フリーランスになると年収600〜1000万円も十分可能です。スキルと経験に応じて大きく変動します。
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