職業訓練にはどんな人が来るのか?実体験から語る“リアルな人間模様”
「職業訓練って、変人や落ちこぼれが集まる場所じゃないの?」
正直、私もそんなイメージしかありませんでした。
でも実際にWEB制作・プログラミングコースに通ってみた結果…
やっぱり 変人はいました。
ただし、それ以上に まともな人も、優秀な人もちゃんといたんです。
この記事では、私が体験した“訓練校のカオス”を、赤裸々に語っていきたいと思います。
変人とまともな人の割合
私のクラスは20人。
そのうち 本物の変人は3人。
中程度に変わった人が2人。
残りの15人は、ごく普通、あるいは優秀な方々でした。
元・大手企業勤務の方、フリーランスエンジニア、保育士、携帯ショップの販売員…
「え、なんでこの人が職業訓練に来てるの?」と驚くほど、しっかりした人も多かったです。
正直、**「職業訓練=落ちこぼれの集まり」**というイメージは、かなり偏見だと思います。
とはいえ、変人のインパクトはやっぱり強烈でした。
職業訓練のガチ変人たち
私の席は、前列ど真ん中。
しかも、右も左も“濃すぎるキャラ”に挟まれていました。
これは偶然ではない。
変人隔離列に私は配属されていたのです。
もしかして、私が一番の変人扱いだったのか…?と今では思っています。
変人その1:先生にブチ切れるデブ
訓練2日目の朝。
教室に入った瞬間、異様な空気に気づきました。
静まり返った教室。
そして響く、机を叩く音。
右隣の席にいたぽっちゃり体型の彼が、先生に対して 本気でブチ切れていたのです。
怒りの原因は「パソコンの壁紙が勝手に変えられていた」こと。
学校のパソコンは毎日初期化される仕様なのですが、
それを知らず、アイドルの画像を設定した彼は激怒。
「俺のパソコンに触るな!勝手に変えるな!」
まるで自分の私物のように扱う彼に、恐怖を感じました。
そしてその日から、彼は毎朝律儀に壁紙を再設定していました…。
デブの恐怖は続く…
彼はよく話しかけてきました。
内容はほぼアイドルの話。
話しかけられるのは少ない身として嬉しいはずなのに、
このときばかりは “無”の感情でスルーしてました。
が、彼はお構いなしに話し続け、笑い続ける。
しかも 無視しても喋り続けるスタイル。
ある日突然ブチ切れて机を叩きだすんじゃないかと、常に緊張感MAX。
気がつけば周囲の人たちから私は、
「変なデブと仲良くしてる変な奴」
というポジションにされていました。
それから、誰も私に話しかけてくれなくなったのです…。
変人その2:中学生みたいな40代オッサン
彼は見た目こそ普通。
でも、振る舞いはどう見ても 中二病のおっさんでした。
- 人のことを「お前」呼ばわり
- ペヤングを食べながらくちゃくちゃ音を立てる
- 休憩中にイヤホン無しで爆音動画視聴
- 先生に注意されると「休憩中だから勝手だろ」と逆ギレ
- わからない問題に直面すると「イライラする!」と叫ぶ
- 小指の爪が異様に長くて黄色い…
この人には 生理的嫌悪感しかなかったです。
何もしてない人にキレる、目が合うと不機嫌になる…
完全に触れてはいけないタイプの人間でした。
それでも学びの価値はあった
こうして見るとカオスな人間模様ですが、
それでも職業訓練に通って良かったと思っています。
理由は単純で、
「自分の人生を見つめ直す時間」と「新しいスキル」を手に入れられたから。
変人との接触はストレスでしたが、
その反面、「まともな人」と出会って話をすることで、刺激も受けました。
結論:職業訓練に来る人は“いろんな人生を抱えた人”
・再就職を目指す人
・スキルチェンジしたい人
・人付き合いが苦手な人
・社会にうまく馴染めなかった人
・優秀だけど、人生の節目に立っている人
いろんな人がいて、いろんな理由で通っているのが職業訓練です。
“変人もいるけど、ちゃんと意味がある場所”。
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